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ホラー映画
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夕食を済ませ、お風呂から上がったら君尋さんはリビングのソファーにどっかりと座ってわくわくとしていた。
「おお!姫乃!ちょうど良かった。こっちに来い」
「?」
君尋さんは自分の足の間を叩きます。これは所謂ラッコさん座りのお誘い…!?
「い、いいんですか!?」
「ああ、カップルらしいこともやらないとな」
私は君尋さんの気が変わらないうちに君尋さんの足の間を陣取ります。
「ちょうどこの後ホラー映画が地上波で放送されるんだ。このまま見るだろう?」
「こ、婚約者とホラー映画…!しかもラッコさん座り…!」
「はは、良い反応を貰えて嬉しいぜ。今回はかなーり怖いことで有名なやつだからな。俺にしがみついて来ていいんだぜ?」
「婚約者にしがみついて怖がる…!?」
すごく恋愛っぽい!
「は、はやく始まりませんかね…?」
「ははは、もうすぐコマーシャルも終わるから…あ、始まったな。ところで姫乃はホラーは平気か?」
「あ…全然ダメです…」
恋愛っぽいシチュエーションに盛り上がって忘れてたけれども私普通にホラー無理だった。
「気分が悪くなる前に逃げてもいいからな?」
「ありがとうございます、君尋さん。君尋さんは平気なんですか?」
「スプラッタ以外はいけるぜ?まあ、スプラッタも見られないことはないが…ただグロいだけで面白みがないからなぁ」
メンタル強いんですね、君尋さん。
「ほら、それよりも映画」
「は、はい!」
ー…
「き、君尋さーん!」
「おーおー、よしよし。姫乃は本当に怖がりだな。大丈夫か?」
「もう無理ですー!でも続きが気になって逃げられないですー!」
「ははは、わかるわかる。ほら、こうやって後ろから抱きしめておいてやるから、俺の腕にでもしがみついてろ」
「うう…こんなに怖いなんて…」
「最初からかなーり怖いって言ってあるんだがなぁ」
「だってぇ…」
「姫乃、君、涙目じゃないか…そんなんで本当に大丈夫か?」
「大丈夫じゃないですー!もう逃げたいー!」
「でも、面白いだろう?それに最高のシチュエーションだしな?」
「はい…正直ホラーのドキドキよりシチュエーション的なドキドキに心ときめいてはいるのですが…うう、怖い…」
「本当に姫乃は可愛いなぁ」
「うう…可愛くないです…」
「可愛いって」
ー…
「終わったー!そしてラストー!」
「こういう救いのない終わりの方が和風ホラーって感じでいいよな」
「普通に怖いですー!」
「はは。…あー、もうこんな時間か。今日はえっちは無しだな。寝るぞ、姫乃」
「はい、君尋さん。…なんで私の部屋に向かうんです?」
「君、あれ見た後一人で寝られるのか?」
「あ…」
「添い寝してやるよ。おいで?」
「…はい、ありがとうございます」
君尋さんはえっちなことは全然せずに私を抱きしめて寝てくれました。おかげで安眠出来ました。
「おお!姫乃!ちょうど良かった。こっちに来い」
「?」
君尋さんは自分の足の間を叩きます。これは所謂ラッコさん座りのお誘い…!?
「い、いいんですか!?」
「ああ、カップルらしいこともやらないとな」
私は君尋さんの気が変わらないうちに君尋さんの足の間を陣取ります。
「ちょうどこの後ホラー映画が地上波で放送されるんだ。このまま見るだろう?」
「こ、婚約者とホラー映画…!しかもラッコさん座り…!」
「はは、良い反応を貰えて嬉しいぜ。今回はかなーり怖いことで有名なやつだからな。俺にしがみついて来ていいんだぜ?」
「婚約者にしがみついて怖がる…!?」
すごく恋愛っぽい!
「は、はやく始まりませんかね…?」
「ははは、もうすぐコマーシャルも終わるから…あ、始まったな。ところで姫乃はホラーは平気か?」
「あ…全然ダメです…」
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「気分が悪くなる前に逃げてもいいからな?」
「ありがとうございます、君尋さん。君尋さんは平気なんですか?」
「スプラッタ以外はいけるぜ?まあ、スプラッタも見られないことはないが…ただグロいだけで面白みがないからなぁ」
メンタル強いんですね、君尋さん。
「ほら、それよりも映画」
「は、はい!」
ー…
「き、君尋さーん!」
「おーおー、よしよし。姫乃は本当に怖がりだな。大丈夫か?」
「もう無理ですー!でも続きが気になって逃げられないですー!」
「ははは、わかるわかる。ほら、こうやって後ろから抱きしめておいてやるから、俺の腕にでもしがみついてろ」
「うう…こんなに怖いなんて…」
「最初からかなーり怖いって言ってあるんだがなぁ」
「だってぇ…」
「姫乃、君、涙目じゃないか…そんなんで本当に大丈夫か?」
「大丈夫じゃないですー!もう逃げたいー!」
「でも、面白いだろう?それに最高のシチュエーションだしな?」
「はい…正直ホラーのドキドキよりシチュエーション的なドキドキに心ときめいてはいるのですが…うう、怖い…」
「本当に姫乃は可愛いなぁ」
「うう…可愛くないです…」
「可愛いって」
ー…
「終わったー!そしてラストー!」
「こういう救いのない終わりの方が和風ホラーって感じでいいよな」
「普通に怖いですー!」
「はは。…あー、もうこんな時間か。今日はえっちは無しだな。寝るぞ、姫乃」
「はい、君尋さん。…なんで私の部屋に向かうんです?」
「君、あれ見た後一人で寝られるのか?」
「あ…」
「添い寝してやるよ。おいで?」
「…はい、ありがとうございます」
君尋さんはえっちなことは全然せずに私を抱きしめて寝てくれました。おかげで安眠出来ました。
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