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お仕事
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私、岩瀬姫乃は大手のゲーム会社、ルルセラで働いている。それは当主である祖父の命令だった。社会勉強をしてきなさい、との命令だった。私はそれに素直に従い、コネで採用されてルルセラで働き出した。だが、思いの外働くということは楽しいものだと知ってしまった。忙しいが、やり甲斐がある。ついでに言うと、ルルセラの社長は私の婚約者で、恋愛契約を結んでいる人。
さて、そんなわけで今日からまた出勤である。顔を洗って、スーツを着込んで、君尋さんが作ってくれる朝食を食べる。美味しい。
「君尋さん!すごく美味しいです!」
「はは、そう言って貰えると嬉しいな」
そして私達は君尋さんに朝作ってもらったお弁当を持って、それぞれ勤務先に向かう。君尋さんは本社勤務、私は支社配属なのだ。
「おはようございます!」
「おはよう」
「おはよ!」
「おはよー」
会社の皆様は私の素性を知らないのに、私と仲良くしてくださってなにかと面倒を見てくださいます。アットホームな職場なのです。
「んじゃあー、姫乃ちゃん、これ任せていい?」
「はい、頑張ります!」
資料の山を片付けて整理して、書類仕事を出来る限り最大限の速さで片付ける。岩瀬の家で厳しい教育を受けた成果である。これに関しては岩瀬の家に感謝だ。岩瀬の家に不満が一つもないかと言われると、まあ、あるんですけど。
「さっすが姫乃ちゃん!仕事が早いなぁ」
課長が褒めてくださいました。お役に立てて嬉しいです。
「悪いんだけど、他の職員に回すはずだった仕事も頼んじゃっていい?」
「私がお役に立てるなら、ぜひ!」
人の役に立てるのも、それを喜ばれるのも、感謝されて褒められるのも好き。だから私は、まだまだ頑張れる。ただ、会社の方針で残業や家への持ち込みは禁止されているので定時で帰るようにある程度時間は気にしないといけないけれど。
「いやぁ、姫乃ちゃんが来てくれたから他の職員の負担が減ったよー。本当にありがとうね」
「そう言っていただけると嬉しいです。もっと頑張って会社に貢献できるように頑張ります!」
ああ、やっぱり仕事って楽しいなぁ。君尋さんに、結婚してからでも、少しでもここで働かせてもらえるように頼んでみよう。君尋さんはそんなに悪い人じゃないみたいだから、もしかしたら快く受け入れてくれるかもしれない。
そう思って帰ってから君尋さんに確認したところ、OKを貰えた。嬉しい。
「姫乃がうちで働いていると聞いて、調べさせたら君かなり優秀なようじゃないか。断る理由がない」
そんなに手放しで褒められると照れてしまいます。
「君尋さん…ありがとうこざいます」
「どういたしまして」
こうして私は、結婚後もしばらくは支社で働けることになったのでした。
さて、そんなわけで今日からまた出勤である。顔を洗って、スーツを着込んで、君尋さんが作ってくれる朝食を食べる。美味しい。
「君尋さん!すごく美味しいです!」
「はは、そう言って貰えると嬉しいな」
そして私達は君尋さんに朝作ってもらったお弁当を持って、それぞれ勤務先に向かう。君尋さんは本社勤務、私は支社配属なのだ。
「おはようございます!」
「おはよう」
「おはよ!」
「おはよー」
会社の皆様は私の素性を知らないのに、私と仲良くしてくださってなにかと面倒を見てくださいます。アットホームな職場なのです。
「んじゃあー、姫乃ちゃん、これ任せていい?」
「はい、頑張ります!」
資料の山を片付けて整理して、書類仕事を出来る限り最大限の速さで片付ける。岩瀬の家で厳しい教育を受けた成果である。これに関しては岩瀬の家に感謝だ。岩瀬の家に不満が一つもないかと言われると、まあ、あるんですけど。
「さっすが姫乃ちゃん!仕事が早いなぁ」
課長が褒めてくださいました。お役に立てて嬉しいです。
「悪いんだけど、他の職員に回すはずだった仕事も頼んじゃっていい?」
「私がお役に立てるなら、ぜひ!」
人の役に立てるのも、それを喜ばれるのも、感謝されて褒められるのも好き。だから私は、まだまだ頑張れる。ただ、会社の方針で残業や家への持ち込みは禁止されているので定時で帰るようにある程度時間は気にしないといけないけれど。
「いやぁ、姫乃ちゃんが来てくれたから他の職員の負担が減ったよー。本当にありがとうね」
「そう言っていただけると嬉しいです。もっと頑張って会社に貢献できるように頑張ります!」
ああ、やっぱり仕事って楽しいなぁ。君尋さんに、結婚してからでも、少しでもここで働かせてもらえるように頼んでみよう。君尋さんはそんなに悪い人じゃないみたいだから、もしかしたら快く受け入れてくれるかもしれない。
そう思って帰ってから君尋さんに確認したところ、OKを貰えた。嬉しい。
「姫乃がうちで働いていると聞いて、調べさせたら君かなり優秀なようじゃないか。断る理由がない」
そんなに手放しで褒められると照れてしまいます。
「君尋さん…ありがとうこざいます」
「どういたしまして」
こうして私は、結婚後もしばらくは支社で働けることになったのでした。
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