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イケメン天使妄想伝!
天使はもう居ない。
しおりを挟む「ほーんと、零さんも人が悪いわぁ…。
思わせぶりなやり方はやめればえぇんに…。」
「いやぁ~、ほら、僕もなんかこうおちゃらけキャラのイメージオンリーのまま終わりたくなくってさぁー!だって出番もうほとんど残ってないんだよ!?少しはかっこいいシーンも欲しいじゃん?」
「「めっちゃ感動のシーンが結局台無しだよ!!」」
2人はふつうに生き残った。
何が起こったかは簡単だ。
「僕にとってこの世界に不要なものはね。
君たちの力だよ。
その可能性に気づいていたからこそ一度根こそぎ奪った。
あーーーっと…ミレーヌちゃんに至ってはごめんね。
その時の僕は君の存在について詳しく知らなかったから、力を奪ったら消えちゃうって知らなくてね。
いやぁ、焦ったよ。
だからあの時はああも都合よくやられたふりして力も返したわけ。
あとは都合よく2人の力を因果ごと消し去って、あちら側の世界含め僕たちの家族が助かる世界を完全構築していけば良いだけだ。
原因たる物が無くなれば邪神の誕生は起こりえない。
そして、僕の力も必要なくなる。
ようやく誰もが望んだ平和な世界になる。
本当に、本当に、長かった。
レイヤードくん。お疲れ様。
これで、僕が導き君が望んだ世界はようやく完成した。」
「あぁ…。本当に本当に長かった…。
実に長い茶番劇に巻き込まれたものだ…。
まったく、なによりも嫌だったのはその根本原因がどこかの時間に生まれていた私の一部であった事だよ。」
「さて…、全部の問題が解決した所で今から一年かけてゆっくりとじゅんびしてかなきゃっすよねぇ。最短、最速でやるんっしょ?結婚式。」
「あーー、もう、うちの新しい父親ほんとぶっ飛びすぎてわけわかんない…。
なんかもう大団円のながれになってるけど、マジ意味不…。」
「そんなこと言うなよ~梨花ちぃ~!パパもねぇ、娘ができてうれちぃし、もう1人娘が増えるってなってもっとうれちぃのだよぉぉぉっ しゅりしゅりしゅりしゅり…」
「だあああぁぁあっ!もう、うっざい!離れろクソ親父ぃぃいっ!ちょ、母様!兄様はいいけどこいつはダメだって!離婚!今すぐ離婚して追い出して!さもなくば私が出てく!」
「んもぉ~、そないなこと言うて~まんざらでもないんやろ?
あんたもよう言うてたやない。
なんで、私にはお父さんとお兄ちゃんが居ないのって。
うちもなぁ、ずっと寂しかってんよ。
最愛のパートナーと最愛の息子を亡くして絶望しとった。
そんな矢先に出会った奇跡みたいな人やったんやから。礼ちゃんもね。」
「それでも、このお父さんはなんか違う気がするよ!すっごいうざいし!」
「そこがまたええんやないの。
誰にでも愛されてるし、誰だって愛する人やもの。そこがえぇからうちはこの人のこと好きになったんよ。
礼ちゃんもそう言うお父さんといっしょ。
誰かのためになら平気で自分を犠牲にしたり誰かのために怒ったり、そう言うんが出来る素敵な子で素敵なアンタの兄様やよ。
兄様は好きなんやろ?」
「うん…。まぁ…好き。てか…割と…好き。
優しいし…。」
「あの…嫁(予定)の私を差し置いてラブコメ展開とかになり得るなら今ここで次は私があなたを…。」
「ちょ、まって!?この流れで急にヤンデレヒロインルートは色々とシャレにならないからやめて!?茉莉花落ち着いてぇえっ!
好きって言うのはライクであってラブじゃないから!ラブは貴女に全振りで譲ってるからぁぁあっ!」
「ハハハハハ。二人は仲がいいなぁ~。」
「んで、父さん。
これからはどうするつもりなんだ?」
「そうだね、天使 レイヤードは消えた。
御劔麗哉と御劔嶺二になって。
ミレーヌちゃんとぶみゃあの力はこの世界に害はないから残った。
僕の力も目的を達したことで消えた。
そして、いまこの僕の本も無限に生まれたページに限界が生まれた。
ひとまず、僕たちが物語を描くのはもうすぐ終わりって事だよ。
あとは、観測者の心の描くままに…。」
「とりあえず、ここだけはハッキリさせておきたい。
俺は、茉莉花を嫁さんとして迎えたい。
同居人の家政婦じゃなくて、俺の嫁にしたい。」
「わたしも、わたしも礼一郎さんのお嫁さんになりたいです。」
「ん。わかったよぉふたりともぉ~。
ただね、やっぱみんな気が早い!って凄く突っ込んでくるからさ。
とりあえず2人ともが高校を卒業するまで式は控えよっか。だからえーと、あと3、4年後くらい?」
「2人はしあわせな夫婦生活をおくることになりました。ちゃんちゃん♪みたいな終わり方でもうええんちゃうん?零さんが書けるページはもうわずかなんやろ?」
「うん、だからこそみんなの未来をどうしていくかって言うのを、この残りすくないページにちゃんと書いておこうと思うんだ。
あぁ、でもこうやって話し合ってるだけでもページは消費されるのか…。困った仕様だなぁもう!」
「しかもちゃっかりと、名実ともにイケメン天使は自分のみという展開に持っていくとはね。
してやられたよ。」
「だははははははっ!なにせこの物語はこの私 イケメン天使の妄想伝だ(キリッ なんて言ってたのにねぇ!!だはははははははっ!!!
もるすぁぁあっ!」
「すまない。君達の父を殴って良いかな?」
「「「もう殴ってる殴ってる。」」」
「それじゃあ、僕たち私たちはこうなりたいって言うのを物語っぽくここにいるみんなの分書き込んで、物語を閉じるとしよう。最後の仕上げだ。」
これから記すのは、みんなの想い想いの願いだ。
この物語を見ている観測者の人たちへ。
私たちの君たちに向けた物語はまもなく終わりを遂げる。
だが、私たちの物語の続きは観測者たる君たちの想像の数だけ無数に存在する事を理解した上で私たちのこれから先に起こる事を見てほしい。
そして、そこに描かれてない部分は私たち自身やあなた達の中で如何様にも変わり得ることを考えながら見てほしい。
思わせぶりなやり方はやめればえぇんに…。」
「いやぁ~、ほら、僕もなんかこうおちゃらけキャラのイメージオンリーのまま終わりたくなくってさぁー!だって出番もうほとんど残ってないんだよ!?少しはかっこいいシーンも欲しいじゃん?」
「「めっちゃ感動のシーンが結局台無しだよ!!」」
2人はふつうに生き残った。
何が起こったかは簡単だ。
「僕にとってこの世界に不要なものはね。
君たちの力だよ。
その可能性に気づいていたからこそ一度根こそぎ奪った。
あーーーっと…ミレーヌちゃんに至ってはごめんね。
その時の僕は君の存在について詳しく知らなかったから、力を奪ったら消えちゃうって知らなくてね。
いやぁ、焦ったよ。
だからあの時はああも都合よくやられたふりして力も返したわけ。
あとは都合よく2人の力を因果ごと消し去って、あちら側の世界含め僕たちの家族が助かる世界を完全構築していけば良いだけだ。
原因たる物が無くなれば邪神の誕生は起こりえない。
そして、僕の力も必要なくなる。
ようやく誰もが望んだ平和な世界になる。
本当に、本当に、長かった。
レイヤードくん。お疲れ様。
これで、僕が導き君が望んだ世界はようやく完成した。」
「あぁ…。本当に本当に長かった…。
実に長い茶番劇に巻き込まれたものだ…。
まったく、なによりも嫌だったのはその根本原因がどこかの時間に生まれていた私の一部であった事だよ。」
「さて…、全部の問題が解決した所で今から一年かけてゆっくりとじゅんびしてかなきゃっすよねぇ。最短、最速でやるんっしょ?結婚式。」
「あーー、もう、うちの新しい父親ほんとぶっ飛びすぎてわけわかんない…。
なんかもう大団円のながれになってるけど、マジ意味不…。」
「そんなこと言うなよ~梨花ちぃ~!パパもねぇ、娘ができてうれちぃし、もう1人娘が増えるってなってもっとうれちぃのだよぉぉぉっ しゅりしゅりしゅりしゅり…」
「だあああぁぁあっ!もう、うっざい!離れろクソ親父ぃぃいっ!ちょ、母様!兄様はいいけどこいつはダメだって!離婚!今すぐ離婚して追い出して!さもなくば私が出てく!」
「んもぉ~、そないなこと言うて~まんざらでもないんやろ?
あんたもよう言うてたやない。
なんで、私にはお父さんとお兄ちゃんが居ないのって。
うちもなぁ、ずっと寂しかってんよ。
最愛のパートナーと最愛の息子を亡くして絶望しとった。
そんな矢先に出会った奇跡みたいな人やったんやから。礼ちゃんもね。」
「それでも、このお父さんはなんか違う気がするよ!すっごいうざいし!」
「そこがまたええんやないの。
誰にでも愛されてるし、誰だって愛する人やもの。そこがえぇからうちはこの人のこと好きになったんよ。
礼ちゃんもそう言うお父さんといっしょ。
誰かのためになら平気で自分を犠牲にしたり誰かのために怒ったり、そう言うんが出来る素敵な子で素敵なアンタの兄様やよ。
兄様は好きなんやろ?」
「うん…。まぁ…好き。てか…割と…好き。
優しいし…。」
「あの…嫁(予定)の私を差し置いてラブコメ展開とかになり得るなら今ここで次は私があなたを…。」
「ちょ、まって!?この流れで急にヤンデレヒロインルートは色々とシャレにならないからやめて!?茉莉花落ち着いてぇえっ!
好きって言うのはライクであってラブじゃないから!ラブは貴女に全振りで譲ってるからぁぁあっ!」
「ハハハハハ。二人は仲がいいなぁ~。」
「んで、父さん。
これからはどうするつもりなんだ?」
「そうだね、天使 レイヤードは消えた。
御劔麗哉と御劔嶺二になって。
ミレーヌちゃんとぶみゃあの力はこの世界に害はないから残った。
僕の力も目的を達したことで消えた。
そして、いまこの僕の本も無限に生まれたページに限界が生まれた。
ひとまず、僕たちが物語を描くのはもうすぐ終わりって事だよ。
あとは、観測者の心の描くままに…。」
「とりあえず、ここだけはハッキリさせておきたい。
俺は、茉莉花を嫁さんとして迎えたい。
同居人の家政婦じゃなくて、俺の嫁にしたい。」
「わたしも、わたしも礼一郎さんのお嫁さんになりたいです。」
「ん。わかったよぉふたりともぉ~。
ただね、やっぱみんな気が早い!って凄く突っ込んでくるからさ。
とりあえず2人ともが高校を卒業するまで式は控えよっか。だからえーと、あと3、4年後くらい?」
「2人はしあわせな夫婦生活をおくることになりました。ちゃんちゃん♪みたいな終わり方でもうええんちゃうん?零さんが書けるページはもうわずかなんやろ?」
「うん、だからこそみんなの未来をどうしていくかって言うのを、この残りすくないページにちゃんと書いておこうと思うんだ。
あぁ、でもこうやって話し合ってるだけでもページは消費されるのか…。困った仕様だなぁもう!」
「しかもちゃっかりと、名実ともにイケメン天使は自分のみという展開に持っていくとはね。
してやられたよ。」
「だははははははっ!なにせこの物語はこの私 イケメン天使の妄想伝だ(キリッ なんて言ってたのにねぇ!!だはははははははっ!!!
もるすぁぁあっ!」
「すまない。君達の父を殴って良いかな?」
「「「もう殴ってる殴ってる。」」」
「それじゃあ、僕たち私たちはこうなりたいって言うのを物語っぽくここにいるみんなの分書き込んで、物語を閉じるとしよう。最後の仕上げだ。」
これから記すのは、みんなの想い想いの願いだ。
この物語を見ている観測者の人たちへ。
私たちの君たちに向けた物語はまもなく終わりを遂げる。
だが、私たちの物語の続きは観測者たる君たちの想像の数だけ無数に存在する事を理解した上で私たちのこれから先に起こる事を見てほしい。
そして、そこに描かれてない部分は私たち自身やあなた達の中で如何様にも変わり得ることを考えながら見てほしい。
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