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並列世界の矛盾ーパラドクスー
黒き影の者
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とりあえず俺と御劔の2人で檜山を誘い、ヲタショップ巡りでもしに行こうと言うノリで檜山を呼び出した。
「おう!麻生!御劔!待たせたか?」
「言うほど待っていないよ。
私も彼も今ほど合流したところだ。」
「さてさて、どっから回る?メロブ?アニメイト?」
「俺はまずソフマップからだな!
買い逃したフィギュアが中古に出回っていないか探したいのだ…。」
「ほうほう。なんのキャラ?」
「うむ!メイドキャラのフィギュアなのだがな!」
どうだレイヤード?なんか違和感ある?
いや…違和感どころか普通にいつもの檜山くんだろう。平常運転だ…。
まるで変な気配を感じないぞ…?
「おう!どうした2人とも?2人は何を探しに行くんだ?」
「俺は狙ってたゲームがそろそろ中古で安く出回ってないか見て回ろうかなと。」
「私も右に同じくお気に入りアニメの中古をな…。
新品で買いたいのはやまやまなのだが、なにせ生活費から趣味代を捻出するのは大変なのだ…。」
「そう言えば、お前って普段どうやって収入を得てるんだ?」
「親の遺産を切り崩して生活しているぞ。」
「そかぁー。毎日バイトに明け暮れて生活してる嶺二くんとはえらい違いだなぁー。」
「…。耳がいたいな…。」
「ハハハ!御劔は大変だな!何があったかは知らないが、疎遠だった弟はこっちに戻ってきて麻生の家に居候しているんだろう?」
「あぁ、兄貴とは一緒に住みたくない!って言ってなぜか俺の家に転がり込んできた…。」
事になっている。
真実はむしろ逆である。
「麻生の家のお父さんは懐が広いのだな!」
「そうだな…。いっときは孤児院を開くとか海外の辛い思いをしてる子供達を救う活動をしてくるとか言ってたからな。
今も海外で義母さんと一緒にたくさんの子供達を笑顔にする活動をしてるとか言ってたし…。」
「そうだね…。君のご両親は本当に素敵な方だと私も思うよ。
多くの人に愛され、祝福されている素敵な方だと。
そう言えば、檜山くん。
話は変わるのだが…。
細河先生が急に病欠したとのことなのだが、行方不明だと言う話も流れているのだ。
何か聞き及んでいたりしないかい?」
「なんだって?行方不明に…。それは物騒な話だな。俺も今その話を聞いたぞ。
恐ろしい事もあるものだな…。」
「そうか、その様子だと本当に何も知らなさそうだな…。」
俺たちの思い違いと言うか先走り過ぎだったってところなのか…?
ただ、檜山のそばには紫色の燃え上がる炎のような魂がそばにって話も…。
\ブゥゥゥンッ/
お、滅多にならない携帯が鳴ってる。
綾里からメールだ。
『一先ず、私はまだ表側に出れないのでようやく伝えられるようになった声で、あなたたちにこのように意思を伝えています。
まず、檜山景信くんは敵ではありません。
ただし、彼の側に何かが憑いているのは確かです。
決して、貴方達だけでその物と対峙してはなりません。
その為、この世界にもいるとある霊能者と連絡を取って頂きたいのです。
HNは鈴夜 騰鵺(すずのや とうや)
彼を探してミレーヌからの依頼があると告げればすぐに動いてくれるはずです。
私から直接コンタクトできればよかったのですが…美玲はSNSに疎いのです…。頼みますよ。2人とも。』
「御劔、ちょっといいか?
このメールを…。」
「ふむ…。なるほど。確かに彼なら力を貸してもらえるかもしれない。
すっかり忘れていたな…。あの変わった存在を…。」
「どうしたのだ2人とも?今日は様子が変だぞ?何か変な夢でも見たのか?」
「夢は見ていないが、そうだな…。
悪霊の類なら…見ているよ。」
今、俺にもハッキリ見えた。
檜山の背後に控える鬼の面のようなものをつけた屈強な化け物の姿が…。
「どうする?御劔?」
「逃げるしかあるまいよ…。
すまない檜山くん…。私たち2人に彼の妹君からお叱りのお呼び出しメールが届いたので悲しいかな我々は急に付き合えなくなった…。
この埋め合わせは後日必ず行う!
今日は本当に済まない!
それではまた!」
全力ダッシュで駆け抜けていく御劔。
「ごめんな檜山。
御劔がうちの妹になんかやらかしたらしいから連行してこいとのメールが…。
本当にごめん!また行こうな!」
「ははは!なにをしたのかは知らんが仕方ないな!うむ!また行こう!」
あの鬼面の化け物が俺たちを追いかけてくる様子はない。
様子見をしているのかなんなのか…。
一先ず俺たちはSNS…と言うか当時はまだそんなものはない中で生まれていた唯一のネット世界のコンタクトツールであるとあるモバイルゲームサイトのサークルで彼を探し出し依頼を持ちかける事にした。
鈴夜騰鵺 果たして彼は何者なのだろうか?
「おう!麻生!御劔!待たせたか?」
「言うほど待っていないよ。
私も彼も今ほど合流したところだ。」
「さてさて、どっから回る?メロブ?アニメイト?」
「俺はまずソフマップからだな!
買い逃したフィギュアが中古に出回っていないか探したいのだ…。」
「ほうほう。なんのキャラ?」
「うむ!メイドキャラのフィギュアなのだがな!」
どうだレイヤード?なんか違和感ある?
いや…違和感どころか普通にいつもの檜山くんだろう。平常運転だ…。
まるで変な気配を感じないぞ…?
「おう!どうした2人とも?2人は何を探しに行くんだ?」
「俺は狙ってたゲームがそろそろ中古で安く出回ってないか見て回ろうかなと。」
「私も右に同じくお気に入りアニメの中古をな…。
新品で買いたいのはやまやまなのだが、なにせ生活費から趣味代を捻出するのは大変なのだ…。」
「そう言えば、お前って普段どうやって収入を得てるんだ?」
「親の遺産を切り崩して生活しているぞ。」
「そかぁー。毎日バイトに明け暮れて生活してる嶺二くんとはえらい違いだなぁー。」
「…。耳がいたいな…。」
「ハハハ!御劔は大変だな!何があったかは知らないが、疎遠だった弟はこっちに戻ってきて麻生の家に居候しているんだろう?」
「あぁ、兄貴とは一緒に住みたくない!って言ってなぜか俺の家に転がり込んできた…。」
事になっている。
真実はむしろ逆である。
「麻生の家のお父さんは懐が広いのだな!」
「そうだな…。いっときは孤児院を開くとか海外の辛い思いをしてる子供達を救う活動をしてくるとか言ってたからな。
今も海外で義母さんと一緒にたくさんの子供達を笑顔にする活動をしてるとか言ってたし…。」
「そうだね…。君のご両親は本当に素敵な方だと私も思うよ。
多くの人に愛され、祝福されている素敵な方だと。
そう言えば、檜山くん。
話は変わるのだが…。
細河先生が急に病欠したとのことなのだが、行方不明だと言う話も流れているのだ。
何か聞き及んでいたりしないかい?」
「なんだって?行方不明に…。それは物騒な話だな。俺も今その話を聞いたぞ。
恐ろしい事もあるものだな…。」
「そうか、その様子だと本当に何も知らなさそうだな…。」
俺たちの思い違いと言うか先走り過ぎだったってところなのか…?
ただ、檜山のそばには紫色の燃え上がる炎のような魂がそばにって話も…。
\ブゥゥゥンッ/
お、滅多にならない携帯が鳴ってる。
綾里からメールだ。
『一先ず、私はまだ表側に出れないのでようやく伝えられるようになった声で、あなたたちにこのように意思を伝えています。
まず、檜山景信くんは敵ではありません。
ただし、彼の側に何かが憑いているのは確かです。
決して、貴方達だけでその物と対峙してはなりません。
その為、この世界にもいるとある霊能者と連絡を取って頂きたいのです。
HNは鈴夜 騰鵺(すずのや とうや)
彼を探してミレーヌからの依頼があると告げればすぐに動いてくれるはずです。
私から直接コンタクトできればよかったのですが…美玲はSNSに疎いのです…。頼みますよ。2人とも。』
「御劔、ちょっといいか?
このメールを…。」
「ふむ…。なるほど。確かに彼なら力を貸してもらえるかもしれない。
すっかり忘れていたな…。あの変わった存在を…。」
「どうしたのだ2人とも?今日は様子が変だぞ?何か変な夢でも見たのか?」
「夢は見ていないが、そうだな…。
悪霊の類なら…見ているよ。」
今、俺にもハッキリ見えた。
檜山の背後に控える鬼の面のようなものをつけた屈強な化け物の姿が…。
「どうする?御劔?」
「逃げるしかあるまいよ…。
すまない檜山くん…。私たち2人に彼の妹君からお叱りのお呼び出しメールが届いたので悲しいかな我々は急に付き合えなくなった…。
この埋め合わせは後日必ず行う!
今日は本当に済まない!
それではまた!」
全力ダッシュで駆け抜けていく御劔。
「ごめんな檜山。
御劔がうちの妹になんかやらかしたらしいから連行してこいとのメールが…。
本当にごめん!また行こうな!」
「ははは!なにをしたのかは知らんが仕方ないな!うむ!また行こう!」
あの鬼面の化け物が俺たちを追いかけてくる様子はない。
様子見をしているのかなんなのか…。
一先ず俺たちはSNS…と言うか当時はまだそんなものはない中で生まれていた唯一のネット世界のコンタクトツールであるとあるモバイルゲームサイトのサークルで彼を探し出し依頼を持ちかける事にした。
鈴夜騰鵺 果たして彼は何者なのだろうか?
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