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叛逆の堕天使が見るのは悪夢か
動物同士の喧嘩って最初はずっと見つめ合ってたと思ったら急にガチバトルになるよね。
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「………。あの2人、さっきからずっとお互いを見つめあってるけど何してるのかしら…。」
「…………。何してるんでしょう…。」
「あれじゃないかにゃ?お互いに時を止めあってるとかじゃないのかにゃ?」
「あぁ、あの昔のゲームとかでよくあったスタートボタンの押し合いみたいな…。」
「貴方、おいくつでしたっけ…。最近の若い子わかるのかしら…。」
「あれかにゃ…、もにょすごいはやさで動いてるから止まって見えるにゃ!的なふうに言ってやればよかったのかにゃ…。」
「これ以上、あの2人の見つめ合うと素直におしゃべりできないバトルを外野から見てるのもなんというか…もう、ギャグでしかありませんわね…。」
「アニャメ化したら作画節約できるから原画とアニャメーターの人が大助かりにゃ」
「……。」
「…。」
「これ見てる必要あるのかな…。」
「言っちゃダメですよ…。」
「言っちゃダメにゃ…。」
「言わない約束ですよ…。」
「!!まって!
ついに2人同時に膝を折ったわよ!
ほら、進展あった!アニメーターの人も今から仕事できるわ!」
ガングロギャル男の方のクソ天使がこっちを睨みつけてきた
「そこぉ!!外野どもぉぉっ!!
さっきから黙って聞いてたら好き放題言いおって!こっちはガチバトルしてたんだぞ!
ぜぇぜぇ…。」
「時の止めあいと言うものは意外と体力を消耗するものだな…。
と言うかこれアレだろう…。
お互いもっとこう、戦い方を考えてから来るべきだったろう…。」
「これ大丈夫なのか…?
私もこう、空の上で光線どーんっ!魔法どーん!!!みたいなの想像してたのだがこれはもう色々大丈夫なのか?
なんと言うかそう…絵面的に!」
「いいんじゃないのか。あれだ。
節約だ節約。ほら、最近世の中エコにうるさいから…。」
「なんと言うかこう…。戦意喪失してきたんだが…。」
「奇遇だな。私もだ。」
よし!戦いは終わりそうだな!
とりあえずクソ天使はさっさと俺の体から出ていけ!
「すまない、この体の持ち主が私を追い出そうとしてるんだがそっち言っていい?」
「ダメに決まってるだろう…。それが原因で元々こうなってるんだぞ…?」
「そっかぁ…。ダメかぁ。じゃあ仕方ない。
悪霊ぉぉぉおっ!!出ていけぇぇええっ!!」
スパァァァアアンッ!!っと激しい音を立てガングロギャル男クソ天使の頬がビンタされた!!
「…………。」
スパパァァァアアンッ!!と音を立てて俺の体がビンタされた。
「…………。」
バチコォォォオンっ!と音を立てて再びガングロギャル男がビンタされる。
「「…………。」」
2人が無言で向き合い始めた。
おい…まて、おまえら、それ以上はやめろ…。
「「……っ!!」」
あああああああああああああああっ!!!
ー互いの頬の超高速の打ち合いが始まったー
ー呆然と立ち尽くし傍観する者達ー
「うわ、なんかこう昔のバラエティの女芸人ガチバトルみたい…。」
「ねぇ、これほんともっとかっこいいバトルにしなくて大丈夫?
イケメン同士の頬の殴り合いって誰得よ!?」
「いやぁぁぁあぁ!!礼一郎さま!礼一郎さまのお顔がぁぁぁあっ!!」
「あとで手当てしてやれにゃ…。
止めに入る方が危険にゃ…。」
山の上で男同士の殴り合い(ビンタオンリー)が始まったのであった。
「…………。何してるんでしょう…。」
「あれじゃないかにゃ?お互いに時を止めあってるとかじゃないのかにゃ?」
「あぁ、あの昔のゲームとかでよくあったスタートボタンの押し合いみたいな…。」
「貴方、おいくつでしたっけ…。最近の若い子わかるのかしら…。」
「あれかにゃ…、もにょすごいはやさで動いてるから止まって見えるにゃ!的なふうに言ってやればよかったのかにゃ…。」
「これ以上、あの2人の見つめ合うと素直におしゃべりできないバトルを外野から見てるのもなんというか…もう、ギャグでしかありませんわね…。」
「アニャメ化したら作画節約できるから原画とアニャメーターの人が大助かりにゃ」
「……。」
「…。」
「これ見てる必要あるのかな…。」
「言っちゃダメですよ…。」
「言っちゃダメにゃ…。」
「言わない約束ですよ…。」
「!!まって!
ついに2人同時に膝を折ったわよ!
ほら、進展あった!アニメーターの人も今から仕事できるわ!」
ガングロギャル男の方のクソ天使がこっちを睨みつけてきた
「そこぉ!!外野どもぉぉっ!!
さっきから黙って聞いてたら好き放題言いおって!こっちはガチバトルしてたんだぞ!
ぜぇぜぇ…。」
「時の止めあいと言うものは意外と体力を消耗するものだな…。
と言うかこれアレだろう…。
お互いもっとこう、戦い方を考えてから来るべきだったろう…。」
「これ大丈夫なのか…?
私もこう、空の上で光線どーんっ!魔法どーん!!!みたいなの想像してたのだがこれはもう色々大丈夫なのか?
なんと言うかそう…絵面的に!」
「いいんじゃないのか。あれだ。
節約だ節約。ほら、最近世の中エコにうるさいから…。」
「なんと言うかこう…。戦意喪失してきたんだが…。」
「奇遇だな。私もだ。」
よし!戦いは終わりそうだな!
とりあえずクソ天使はさっさと俺の体から出ていけ!
「すまない、この体の持ち主が私を追い出そうとしてるんだがそっち言っていい?」
「ダメに決まってるだろう…。それが原因で元々こうなってるんだぞ…?」
「そっかぁ…。ダメかぁ。じゃあ仕方ない。
悪霊ぉぉぉおっ!!出ていけぇぇええっ!!」
スパァァァアアンッ!!っと激しい音を立てガングロギャル男クソ天使の頬がビンタされた!!
「…………。」
スパパァァァアアンッ!!と音を立てて俺の体がビンタされた。
「…………。」
バチコォォォオンっ!と音を立てて再びガングロギャル男がビンタされる。
「「…………。」」
2人が無言で向き合い始めた。
おい…まて、おまえら、それ以上はやめろ…。
「「……っ!!」」
あああああああああああああああっ!!!
ー互いの頬の超高速の打ち合いが始まったー
ー呆然と立ち尽くし傍観する者達ー
「うわ、なんかこう昔のバラエティの女芸人ガチバトルみたい…。」
「ねぇ、これほんともっとかっこいいバトルにしなくて大丈夫?
イケメン同士の頬の殴り合いって誰得よ!?」
「いやぁぁぁあぁ!!礼一郎さま!礼一郎さまのお顔がぁぁぁあっ!!」
「あとで手当てしてやれにゃ…。
止めに入る方が危険にゃ…。」
山の上で男同士の殴り合い(ビンタオンリー)が始まったのであった。
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