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叛逆の堕天使が見るのは悪夢か
俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!とか言いたい気分になってきた。
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「さぁて、麻生礼一郎。
私の遊び相手はお前がしてくれるのかな?
先程のような隠れる場所もテーブルもここにはないぞ?
その状態で、どうやって私の技を防ぐつもりだ?」
ギャル男クソ天使がナイフを構えて正に今某スタンド使いの如く投げてきそうな雰囲気を醸し出してくる。
いやほんとどうやって防げっていうんですか…。
俺にスタンド能力はないんですよ?
「ちょっと!レイヤード!!
私のバイト先の備品そのまま持ち出すとかやめてくれる!?
っていうかあんたの血ついてるからどちらにせよもう2度と使えないし廃棄処分だろうけど!」
………。
「あ、あぁまぁそうだな…。
そうなのだが…。そんなことはどうでもいい!
この刃が今からお前も貫くのだからな。
その魂ごと異界と時間の彼方へと飛ばしてやろう。」
「ていうか、そもそも私貴方になにかしました!?
恨まれるような覚えがないんですけど!?
ていうか麻生さんもでしょう!
彼が貴方に何をしたというのですか!」
あ、そうだよそれ!
そもそも俺らなんでこのギャル男クソ天使に恨まれてんの?
そこわかんないと死ぬに死ねないわ
「ふん…。
そうだな。
お前らはそもそもその理由を知りはしないのは当然だ。
なにせ、未来の出来事なのだから。
今の私は、この体を奪った私に弾き飛ばされた後に、数百年の時を経てもう1人の私と同じ力を得た存在だ。
その数百年の間に起こった事というのが主な原因であろうかな。
1つ目は、私の人としての人生を別世界のレイヤードに奪われた事。
また、別世界のレイヤードにより私は転生すら出来ずこの世界をさまようことになった。
2つ目は綾里美玲ことミレーヌはそんな私を救ってはくれなかった。
別世界の私に対してはあんなにも上司として優しく接していたのに、この世界の私には見向きもしなかった。
3つ目はその全ての原因の中心に麻生礼一郎がいた事だ。
まぁ、お前たちにとっては私が今この場で干渉しなければ未来において起きる出来事だ。
ならば今ここでお前たちを消してさえしまえば、元の世界の私も消えた今、元どおりのハッピーエンドというわけだ。
そう、私は私を救いにきただけなのだよ。
ご理解頂けたかな…?」
うーーーーん…。とりあえず、とりあえずだが…。
「なんかこう…お前がめちゃくちゃ寂しい未来を辿ることになってそれに耐えかねて自分の未来を変えるためにここに来たのはよくわかった。
でも、それってお前が何かして今のお前の人生は変わるのか?
お前が辿った過去は変えられないだろう?」
「そうだ。だから私は明日を生きる私のために過去を変えに来たのだ。」
「一応、確認。
今目の前にいるガングロギャル男のお前が消えたら、この世界のお前はどうなる?」
「この世界に存在していた私は時を超えて統合し、私という一個体となった。
単純に世界から消えるだけさ。この世界の私自身はな。
何が言いたい?」
「つまり、お前が死んだら別の世界のお前がその身体を使えるようになると言うことであってるか?」
「その可能性は否定できないな…。
まぁあくまでも可能性だ。
何も宿らず消える可能性もある。」
「なるほど…、じゃあ、元の世界のクソ天使が元の世界の体を使ってこっちに帰って来たとしたら、お前はどうなる?」
「その場合は、御劔麗哉がこの世界に2人存在できることになり得るだろうな。
本来なら深刻なタイムパラドックスが起きる可能性もあるが、あくまでも別個体と世界が認識すれば都合よく世界そのものが書き換わる事も起こり得るだろう。
それこそ創造神でもなければわからないレベルだろうが。」
「ふぅ…。時間稼ぎはそろそろ終わりで良いか?
結局、君はここまで時間稼ぎをしたところで数分間だけ生き延びただけにしか過ぎなかったというわけだ。
では、私のために死んでくれたまえ。」
「そのセリフなんかヤンデレヒロインみたいだな。」
「もう、茶番は終わりだと言ったはずだよ?麻生礼一郎。」
「死ぬ前にもう1つ。お前のことまんまクソ天使だとか言ったけど、ひとつだけ違うな。
あのクソ天使は…!」
ガングロギャル男クソ天使の動きが止まる。
「なに…?」
そう、私は…だ。
「彼のことをポンコツ君と…呼ぶのだよ。」
激しい風がガングロギャル男クソ天使を吹き飛ばす。
「時間稼ぎ、実にご苦労であったポンコツ君。
私としても君の身体を借りるというのはいささか不愉快ではあるがこの状況では致し方ない。ひとまず、借りさせてもらうぞ。
君の身体を!」
身体を借りるって単語なんか気持ち悪い。
「やかましい。私もなんかこう…BL臭がしてむず痒いのだ。」
俺とレイヤード、、やっと1つになれたね…//
「悪ノリするのは本気でやめて頂けないかな…。」
とりあえず、やっちまえ。レイヤード。
「ばかな…!何故まだ現存している!?」
「見ての通りだ。彼、麻生礼一郎の体を奪ったからだよ。
さて、形勢逆転だ。
ケリをつけようではないか。
ギャル男クソ天使君。
もはや、その姿の君を私と呼ぶには相応しくないのでそう呼ばせて頂こう。」
「ごしゅじんがぁぁぁっ!!」
「礼一郎さまがぁぁぁっ!!」
「「クソ天使になったぁぁぁぁあっ!!」」
「みんなして私のことをクソ天使と呼ぶのはやめたまえ!」
「と、ともかく任せましたよ。レイヤード。
グーパンです。グーパンでワンパンで決めちゃいなさい!」
「ワンパンで決めれるかはさておき、もとよりそのつもりだ。行くぞ?」
俺の身体を手に入れたクソ天使の逆転劇が始まる!
私の遊び相手はお前がしてくれるのかな?
先程のような隠れる場所もテーブルもここにはないぞ?
その状態で、どうやって私の技を防ぐつもりだ?」
ギャル男クソ天使がナイフを構えて正に今某スタンド使いの如く投げてきそうな雰囲気を醸し出してくる。
いやほんとどうやって防げっていうんですか…。
俺にスタンド能力はないんですよ?
「ちょっと!レイヤード!!
私のバイト先の備品そのまま持ち出すとかやめてくれる!?
っていうかあんたの血ついてるからどちらにせよもう2度と使えないし廃棄処分だろうけど!」
………。
「あ、あぁまぁそうだな…。
そうなのだが…。そんなことはどうでもいい!
この刃が今からお前も貫くのだからな。
その魂ごと異界と時間の彼方へと飛ばしてやろう。」
「ていうか、そもそも私貴方になにかしました!?
恨まれるような覚えがないんですけど!?
ていうか麻生さんもでしょう!
彼が貴方に何をしたというのですか!」
あ、そうだよそれ!
そもそも俺らなんでこのギャル男クソ天使に恨まれてんの?
そこわかんないと死ぬに死ねないわ
「ふん…。
そうだな。
お前らはそもそもその理由を知りはしないのは当然だ。
なにせ、未来の出来事なのだから。
今の私は、この体を奪った私に弾き飛ばされた後に、数百年の時を経てもう1人の私と同じ力を得た存在だ。
その数百年の間に起こった事というのが主な原因であろうかな。
1つ目は、私の人としての人生を別世界のレイヤードに奪われた事。
また、別世界のレイヤードにより私は転生すら出来ずこの世界をさまようことになった。
2つ目は綾里美玲ことミレーヌはそんな私を救ってはくれなかった。
別世界の私に対してはあんなにも上司として優しく接していたのに、この世界の私には見向きもしなかった。
3つ目はその全ての原因の中心に麻生礼一郎がいた事だ。
まぁ、お前たちにとっては私が今この場で干渉しなければ未来において起きる出来事だ。
ならば今ここでお前たちを消してさえしまえば、元の世界の私も消えた今、元どおりのハッピーエンドというわけだ。
そう、私は私を救いにきただけなのだよ。
ご理解頂けたかな…?」
うーーーーん…。とりあえず、とりあえずだが…。
「なんかこう…お前がめちゃくちゃ寂しい未来を辿ることになってそれに耐えかねて自分の未来を変えるためにここに来たのはよくわかった。
でも、それってお前が何かして今のお前の人生は変わるのか?
お前が辿った過去は変えられないだろう?」
「そうだ。だから私は明日を生きる私のために過去を変えに来たのだ。」
「一応、確認。
今目の前にいるガングロギャル男のお前が消えたら、この世界のお前はどうなる?」
「この世界に存在していた私は時を超えて統合し、私という一個体となった。
単純に世界から消えるだけさ。この世界の私自身はな。
何が言いたい?」
「つまり、お前が死んだら別の世界のお前がその身体を使えるようになると言うことであってるか?」
「その可能性は否定できないな…。
まぁあくまでも可能性だ。
何も宿らず消える可能性もある。」
「なるほど…、じゃあ、元の世界のクソ天使が元の世界の体を使ってこっちに帰って来たとしたら、お前はどうなる?」
「その場合は、御劔麗哉がこの世界に2人存在できることになり得るだろうな。
本来なら深刻なタイムパラドックスが起きる可能性もあるが、あくまでも別個体と世界が認識すれば都合よく世界そのものが書き換わる事も起こり得るだろう。
それこそ創造神でもなければわからないレベルだろうが。」
「ふぅ…。時間稼ぎはそろそろ終わりで良いか?
結局、君はここまで時間稼ぎをしたところで数分間だけ生き延びただけにしか過ぎなかったというわけだ。
では、私のために死んでくれたまえ。」
「そのセリフなんかヤンデレヒロインみたいだな。」
「もう、茶番は終わりだと言ったはずだよ?麻生礼一郎。」
「死ぬ前にもう1つ。お前のことまんまクソ天使だとか言ったけど、ひとつだけ違うな。
あのクソ天使は…!」
ガングロギャル男クソ天使の動きが止まる。
「なに…?」
そう、私は…だ。
「彼のことをポンコツ君と…呼ぶのだよ。」
激しい風がガングロギャル男クソ天使を吹き飛ばす。
「時間稼ぎ、実にご苦労であったポンコツ君。
私としても君の身体を借りるというのはいささか不愉快ではあるがこの状況では致し方ない。ひとまず、借りさせてもらうぞ。
君の身体を!」
身体を借りるって単語なんか気持ち悪い。
「やかましい。私もなんかこう…BL臭がしてむず痒いのだ。」
俺とレイヤード、、やっと1つになれたね…//
「悪ノリするのは本気でやめて頂けないかな…。」
とりあえず、やっちまえ。レイヤード。
「ばかな…!何故まだ現存している!?」
「見ての通りだ。彼、麻生礼一郎の体を奪ったからだよ。
さて、形勢逆転だ。
ケリをつけようではないか。
ギャル男クソ天使君。
もはや、その姿の君を私と呼ぶには相応しくないのでそう呼ばせて頂こう。」
「ごしゅじんがぁぁぁっ!!」
「礼一郎さまがぁぁぁっ!!」
「「クソ天使になったぁぁぁぁあっ!!」」
「みんなして私のことをクソ天使と呼ぶのはやめたまえ!」
「と、ともかく任せましたよ。レイヤード。
グーパンです。グーパンでワンパンで決めちゃいなさい!」
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