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始まりはいつも突然だから、いのち短し恋せよご主人
貴方に出会えて私は幸せでした。
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ずっと不思議だったんです。
私はこの方をずっと昔から知ってるのに、目線が違いすぎるしこの山の上での記憶ばかりで【人の目線での記憶が不明瞭】であったことに…。
こういう事だと気付いたのはごく最近でした。
梨花さんに礼一郎様のことを尋ねられた時、昔の礼一郎さまの事を思い出そうとした時に私は全てを思い出したんです。
そうなると、事故で私が助かった時の話の辻褄が合わない気もするのですが…。
その辺はこのくそ忌々しいブサ猫が何か知ってそうな予感もしてますので、そのうち聞くと致しましょう。
しかし…礼一郎さまが完全に固まっておられます…。
理解の範疇を超えてしまったからでしょうか…。
それは私もなのですが…。
「えと、ほんとにあの時の猫なの…?」
「まだ確信を得たわけではないですが…おそらく…。
礼一郎さまが私のことを呼ぶときは…こう呼ばれていましたよね?」
「「にゃんごにゃんごっ」」
思わず赤面して見つめてしまいました。
「はは、間違いなさそうだ。そんな変わった呼び方するような人間はそうそういないもんね。」
「はいっ♪貴方に愛されてたにゃんごにゃんごです。」
「なぜ…人間に…?」
「私はよくわかりませんが、そこの忌々しいくそブサ猫辺りは知ってるんじゃないですか?」
「お前、ほんと口悪いにゃ。
てかしらねぇにゃ。にゃーも気付いたらご主人のお布団の中に居ただけにゃ。
と言うわけで色々と話せにゃ。にゃーにはそこにいるのはお見通しにゃよ?
レイヤード。」
木陰から大きな翼をはためかせながら、天使が降りてきました。
「……。なぜその名を知っている。
そもそも、私の今の名前は御劔 麗哉だ。
さて、どこから話してくれようかね…。
ネタバラシはだいぶ引っ張りたかったのだがコレは私にとっても予想外の展開だ。
ともかくだ、彼女は紛れもなく君の元の世界にいた猫さんだよ。
この世界における記憶は私が適当に都合よくでっち上げたものだ。
この世界における君のその存在は私が設定したものであり、両親はそもそも初めから存在していない。」
なかなかサラッととんでもないことを言われている気がします…。
「そうだな…。
うーん…、演劇の配役として存在させておいた枠を自分なりに演じてもらうようなイメージだろうか?
それ故に、例えばそこのポンコツ君の場合は、私がもともと設定していたこの世界の麻生礼一郎とのギャップもあったのではないかな?
私もかなり予想外だったからね。」
「えぇ…まぁ…。その…。色々とダサかったですね…。」
「ださっ…(ばたんっ」
あ、ショックで気を失ってしまわれました。
「あぁ…!でもでも、私はあなたとまた会えて幸せでしたよ!?」
あわわわ…。起きてくださいましー!
「さて、私が今できるネタバラシはここまでだ。
それよりもだ。
ぶみゃあ。君こそ何者かな?」
「ふん…。そこは、お前の物語の第3章でゆっくり明かしていくとしようじゃないか?なぁ…。レイヤード。」
はわわ…。なんかすごいことになってきてます!
とりあえず、この先は第3章へ続くようです!
えーっと…。期待して待てっ!
私はこの方をずっと昔から知ってるのに、目線が違いすぎるしこの山の上での記憶ばかりで【人の目線での記憶が不明瞭】であったことに…。
こういう事だと気付いたのはごく最近でした。
梨花さんに礼一郎様のことを尋ねられた時、昔の礼一郎さまの事を思い出そうとした時に私は全てを思い出したんです。
そうなると、事故で私が助かった時の話の辻褄が合わない気もするのですが…。
その辺はこのくそ忌々しいブサ猫が何か知ってそうな予感もしてますので、そのうち聞くと致しましょう。
しかし…礼一郎さまが完全に固まっておられます…。
理解の範疇を超えてしまったからでしょうか…。
それは私もなのですが…。
「えと、ほんとにあの時の猫なの…?」
「まだ確信を得たわけではないですが…おそらく…。
礼一郎さまが私のことを呼ぶときは…こう呼ばれていましたよね?」
「「にゃんごにゃんごっ」」
思わず赤面して見つめてしまいました。
「はは、間違いなさそうだ。そんな変わった呼び方するような人間はそうそういないもんね。」
「はいっ♪貴方に愛されてたにゃんごにゃんごです。」
「なぜ…人間に…?」
「私はよくわかりませんが、そこの忌々しいくそブサ猫辺りは知ってるんじゃないですか?」
「お前、ほんと口悪いにゃ。
てかしらねぇにゃ。にゃーも気付いたらご主人のお布団の中に居ただけにゃ。
と言うわけで色々と話せにゃ。にゃーにはそこにいるのはお見通しにゃよ?
レイヤード。」
木陰から大きな翼をはためかせながら、天使が降りてきました。
「……。なぜその名を知っている。
そもそも、私の今の名前は御劔 麗哉だ。
さて、どこから話してくれようかね…。
ネタバラシはだいぶ引っ張りたかったのだがコレは私にとっても予想外の展開だ。
ともかくだ、彼女は紛れもなく君の元の世界にいた猫さんだよ。
この世界における記憶は私が適当に都合よくでっち上げたものだ。
この世界における君のその存在は私が設定したものであり、両親はそもそも初めから存在していない。」
なかなかサラッととんでもないことを言われている気がします…。
「そうだな…。
うーん…、演劇の配役として存在させておいた枠を自分なりに演じてもらうようなイメージだろうか?
それ故に、例えばそこのポンコツ君の場合は、私がもともと設定していたこの世界の麻生礼一郎とのギャップもあったのではないかな?
私もかなり予想外だったからね。」
「えぇ…まぁ…。その…。色々とダサかったですね…。」
「ださっ…(ばたんっ」
あ、ショックで気を失ってしまわれました。
「あぁ…!でもでも、私はあなたとまた会えて幸せでしたよ!?」
あわわわ…。起きてくださいましー!
「さて、私が今できるネタバラシはここまでだ。
それよりもだ。
ぶみゃあ。君こそ何者かな?」
「ふん…。そこは、お前の物語の第3章でゆっくり明かしていくとしようじゃないか?なぁ…。レイヤード。」
はわわ…。なんかすごいことになってきてます!
とりあえず、この先は第3章へ続くようです!
えーっと…。期待して待てっ!
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