イケメン天使妄想伝!〜天使の妄想世界で俺の青春やり直し〜

風呂桶之水源餅

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始まりはいつも突然だから、いのち短し恋せよご主人

恋心はそう簡単に手に入らないからこそすばらしいがチョロインって憧れるよね。

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皆さま初めまして。茉莉花と申します。
このお宅にお世話になって早一年…。
今では立派に家政婦をしています。
私が何故家政婦をしているのかどうか気になってる人も居ると思うので、ここら辺で自分語りでもしておこうと思います。
なお、この物語の主人公は決して私のご主人様ではない事を先ほど御劔先輩に告げられたと言うことをここに記しておきます。
そもそもなぜ私がこのような物を書いているのかと言うと…。
……。
まだ話してはいけないそうですので、ひとまず私の過去を語ることにします。

時は1年前…。
私が中学2年生の頃にさかのぼります。

私は家族と海に旅行に来ていました。

普段はレスキュー隊として働く父に、救急隊員の看護師として働く母。

普段から命の大切さを説く2人に私は育てられてきました。

事件は突然にして起こりました。
交通事故です。
対向車線を外れて私たち家族の車に、対向車が正面衝突したのです。

シートベルトはしていたものの私は車外に弾き飛ばされ、父も母も重傷を負いそのまま亡くなったと聞いています。

私が1人助かった理由は気を失っていたのでよくわかりません。

ただ、私は家族を失いました。
身内の居ない私を引き取ってくださったのが、父の昔からの友人であるご主人様のお父様でした。

お父様は私を養子として引き取ろうとしました。
ですが私はそれを拒み、養子ではなく居候の家政婦として住み込みで雇わせて下さいと申し出る事にしたのです。

だって…、礼一郎さんの妹になったら私は礼一郎さんのお嫁様になれませんから…。

労働なんちゃら法とかその他の法律はよくわかりませんが、その辺は適当に誤魔化しているそうです。
私も周りには趣味のコスプレという事にして住み込んでいます。

私は礼一郎さんの家政婦さん。
大人になったらお嫁さんとして迎えて頂くんだと思って居ました。

梨花さんが現れるまでは…。
この方は私の恋のライバルなのか、それともお姑さんになってしまうのか…。
そんな私の不安や気持ちに気付いたように梨花さん…、いえ、お嬢様は私に問うのでした。

「ねぇ、茉莉花。兄様のこと…。どう思う?」

私は心の中にしまっていたものを全て打ち明けることにしました。
このお話の続きは、次回に持ち越しても良いですか御劔せんぱい?

許可も頂けたので、つづきは次回へ持ち越させて頂きますね。
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