110 / 161
第二章 帝国編
閑話 淑女への道は1日にしてならず?
しおりを挟む
ールード政務中・皇帝の居室ー
『シェイラ様!こちらのドレスは如何ですか?
マダムジョレスの最新作ですわ!!
シェイラ様の赤い髪にとても合う色合いで!!』
『あらマリー、それは駄目よ!!
いくらマダムの作品といえどもここはやはりドレスも真紅!!
シェイラ様の美しき御髪を引き立てるのならば
これ一択でしょJK!』
『甘い……甘すぎるわメリー、マリー。
マリーのドレスは先だっての大夜会時と色合いが被っていますし、
メリーのは露出が多くて刺激的にすぎます!!
…ここは清楚にして品を感じさせるこちらのパステルホワイトの物が一番。
格の違いを他の令嬢方に見せつけろと陛下も仰ったのです、
限りなく白に近い色合い…ブライドカラーで攻めるべきです!!』
『……もう、どれでも』
『『『よくはありませんわシェイラ様!!!』』』
現在ルードは執務中でいないが、
1週間後に開催される交流会で着る衣装などを決める為に女性陣が部屋を占拠していた。
女性陣といって、いるのは侍女三人と普段モリーの部屋に匿われているルミエス様、
そして私である。
いい、とシェイラが言い切る前にすかさず三人が詰め寄ってくる。
相も変わらずこの優秀な侍女達ときたら、
こと美容、ドレスアップ、肌の手入れや化粧に至るまで拘りが強過ぎる。
(マダム・ジョレスって誰。
それにこんなに豪華な物、一杯用意されても着るのは1着なのに……。
そして着るの私なのに……)
これも、今まで見窄らしい身なりに身を窶してきた『出涸らし』の弊害なのか。
いずれの品も高価そうで、
馴染みのない自分には気後れしそうなものばかり。
そして当人そっちのけな猛烈なテンションで自分のドレスを主張する三人に、
私の意見は?と少々拗ね気味のシェイラであった。
ジトッとしたシェイラの視線にめげることも無く、
次々と候補を持ち寄ってはボルテージを上げ続けていく侍女達。
やれ白だ、蒼だ、変化球で深緑だと囃し立てる三人の勢いを削げる気がまるでしない。
逆にこれでは一生決まらないのでは?
そう感じ始めた頃、室内に凛とした声が響いた。
『貴女達……少し落ち着いては如何かしら』
やんわりと、それでいてはっきり騒ぎすぎだと侍女らの暴走に待ったをかけたのは、
ルミエス様だった。
室内の椅子に優雅に腰をかけてことの成り行きを見つめていた彼女が口を開いたことで、
シェイラを含めて全員がバッと彼女の方を見る。
(モリーはともかく)メリーとマリーが恐縮した様子で頭を下げるのを、
鷹揚に頷いて許すと、今度はシェイラをひたと見つめた。
『シェイラ様』
『は、はい』
『シェイラ様も、色々と気が休まらないのは理解出来ますが。
こういったことはいわば淑女の嗜み……義務ですわ』
『義務、ですか……』
『ええ。
特に貴女は陛下のお相手、つまりゆくゆくは帝国の女性の頂点に立たねばならない身。
その女性が、自身の身なりについてなにも頓着しないというのは、
あってはならないのですよ?
彼女達(侍女達)も貴女が何も意見を言わないからこそ、
自身の意見を述べているに過ぎません。
ですから、もしも自分なりに拘ることや要望があるのなら、
迷わず口にするといいですよ。
彼女達は今、貴女の侍女なのですから』
(本当だわ……そういえば私、何も言っていない)
確かにこれでは、彼女達も必死に勧めてくる訳だ。
ルミエス様の言葉でようやく自分が、
ある種の劣等感を自身に抱いていたことに気付いた。
『出涸らし』、『ホウキ頭』、『見窄らしい』
そう言われ続けてきたような人間が、
果たして用意された素晴らしい衣装が似合うのか、そんなはずはない。
そんな風に思っていたからー…。
『これからいくらでも時間はあるのです。
陛下の為にも少しずつ、興味を持ってみては?
淑女への道は1日にしてならず!ですわ』
『そうですわね……。
申し訳ありません、もう少し自分に自信を持ってみようと思いますわ』
元来自分はこんな後ろ向きな人間ではなかったはずなのに。
随分と気が弱くなってしまっていたようだと苦笑いを浮かべたシェイラに、
ルミエス様が小さく頷き、ふわりと微笑んでくれた。
自分のために態々指摘をしてくれた彼女に礼を言おうと口を開きかけたところで、
唐突に両の手をパン!と合わせたルミエス様がにっこりと笑みを深め、言った。
『という訳で。
ドレスはデコルテが広く見えるクリームイエロー。
装飾品は全て銀で統一、使われている宝石は深蒼の物に限定。
髪は編み込みしたハーフアップで靴は低めのヒール。
お化粧は薄め、だけど目尻は黒のラインではなく艶のある赤で縁取ること。
同色の口紅も必須で。
これで決まりですわね!!』
『ー…は?』
うふふっと笑う視線の先にいる彼女は先ほど、
自分の身なりについては自分で意見を述べるようにと言ってなかっただろうか。
つらつらと決定事項であるかのようにシェイラの装いについて語る彼女に、
唖然とした面持ちで口を半開きにしたまま硬直する。
『うふ……うふふふふふ……。
美少女……それは生ける芸術……(部屋に飾りたい)
輝ける至宝……(コレクションしたい)
いや、寧ろ愛でられる為に存在する至高(隅から隅まで堪能したい)!!
そんな垂涎…稀有な人間を目の前にして
着飾らずにいられましょうか!!
私の選んだ装いで交流会に臨むシェイラ様……良い!!』
『ひっ!!』
何やら熱い眼差しでこちらを見つめながら身体をくねらせるルミエス様の常ならぬ様子に、
一歩二歩と後退る。
と、
一時鳴りを潜めていた侍女達が再び囀り出した。
『なっ!?私達に静かにするよう言っておいてずるいですわルミエス様!!』
『そうですわ!!“決まりね!!”…じゃありませんっ
赤いドレス…これ以外にありません!!』
ルミエス様に詰め寄りキャンキャンと吠える二人の侍女達に、
やれやれ、と如何にも呆れ返った素振りで首を横に振ったモリー。
しかしその眼差しの湛える熱は、
先ほどと変わらず、いやそれ以上に高い。
『全くルミエス様ときたら、はしゃいでおいでなのかしら?(変態黙ってろ)
メリー、マリー、貴女達も……。
シェイラ様がお困りになっているではありませんか。
ここはそう……
全部着て頂いた上でシェイラ様ご本人に決めていただきましょう!!』
ギラリ………!!!×3
『ファッ!??』
肉食獣を彷彿とさせる、獲物を前にして目を光らせた四人が、
一斉にシェイラを見る。
思わず奇声が漏れる。
ちらと視線を横に流せば、自分の側には山と積まれたドレスが。
この膨大な数のドレスを全部、だと………?
…ごくり。
部屋の出入り口……扉の位置を確認してしまったシェイラに、
四人が逃すか!!と襲い掛かった!!
『『『『シェイラ様お覚悟!!!!』』』』
『にゃあああああああああぁぁぁぁ!!』
その日白磁宮の一室、皇帝の居室から、
哀れな女性のか細い悲鳴が上がったが。
助けに入る者は当然、いなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※本日1本目!
次回から交流会回に突入しますが、
昼に用事が入った為、夜にある程度まとめて更新をしたいと思います!!
気長にお待ちくださいませ(*'▽'*)
『シェイラ様!こちらのドレスは如何ですか?
マダムジョレスの最新作ですわ!!
シェイラ様の赤い髪にとても合う色合いで!!』
『あらマリー、それは駄目よ!!
いくらマダムの作品といえどもここはやはりドレスも真紅!!
シェイラ様の美しき御髪を引き立てるのならば
これ一択でしょJK!』
『甘い……甘すぎるわメリー、マリー。
マリーのドレスは先だっての大夜会時と色合いが被っていますし、
メリーのは露出が多くて刺激的にすぎます!!
…ここは清楚にして品を感じさせるこちらのパステルホワイトの物が一番。
格の違いを他の令嬢方に見せつけろと陛下も仰ったのです、
限りなく白に近い色合い…ブライドカラーで攻めるべきです!!』
『……もう、どれでも』
『『『よくはありませんわシェイラ様!!!』』』
現在ルードは執務中でいないが、
1週間後に開催される交流会で着る衣装などを決める為に女性陣が部屋を占拠していた。
女性陣といって、いるのは侍女三人と普段モリーの部屋に匿われているルミエス様、
そして私である。
いい、とシェイラが言い切る前にすかさず三人が詰め寄ってくる。
相も変わらずこの優秀な侍女達ときたら、
こと美容、ドレスアップ、肌の手入れや化粧に至るまで拘りが強過ぎる。
(マダム・ジョレスって誰。
それにこんなに豪華な物、一杯用意されても着るのは1着なのに……。
そして着るの私なのに……)
これも、今まで見窄らしい身なりに身を窶してきた『出涸らし』の弊害なのか。
いずれの品も高価そうで、
馴染みのない自分には気後れしそうなものばかり。
そして当人そっちのけな猛烈なテンションで自分のドレスを主張する三人に、
私の意見は?と少々拗ね気味のシェイラであった。
ジトッとしたシェイラの視線にめげることも無く、
次々と候補を持ち寄ってはボルテージを上げ続けていく侍女達。
やれ白だ、蒼だ、変化球で深緑だと囃し立てる三人の勢いを削げる気がまるでしない。
逆にこれでは一生決まらないのでは?
そう感じ始めた頃、室内に凛とした声が響いた。
『貴女達……少し落ち着いては如何かしら』
やんわりと、それでいてはっきり騒ぎすぎだと侍女らの暴走に待ったをかけたのは、
ルミエス様だった。
室内の椅子に優雅に腰をかけてことの成り行きを見つめていた彼女が口を開いたことで、
シェイラを含めて全員がバッと彼女の方を見る。
(モリーはともかく)メリーとマリーが恐縮した様子で頭を下げるのを、
鷹揚に頷いて許すと、今度はシェイラをひたと見つめた。
『シェイラ様』
『は、はい』
『シェイラ様も、色々と気が休まらないのは理解出来ますが。
こういったことはいわば淑女の嗜み……義務ですわ』
『義務、ですか……』
『ええ。
特に貴女は陛下のお相手、つまりゆくゆくは帝国の女性の頂点に立たねばならない身。
その女性が、自身の身なりについてなにも頓着しないというのは、
あってはならないのですよ?
彼女達(侍女達)も貴女が何も意見を言わないからこそ、
自身の意見を述べているに過ぎません。
ですから、もしも自分なりに拘ることや要望があるのなら、
迷わず口にするといいですよ。
彼女達は今、貴女の侍女なのですから』
(本当だわ……そういえば私、何も言っていない)
確かにこれでは、彼女達も必死に勧めてくる訳だ。
ルミエス様の言葉でようやく自分が、
ある種の劣等感を自身に抱いていたことに気付いた。
『出涸らし』、『ホウキ頭』、『見窄らしい』
そう言われ続けてきたような人間が、
果たして用意された素晴らしい衣装が似合うのか、そんなはずはない。
そんな風に思っていたからー…。
『これからいくらでも時間はあるのです。
陛下の為にも少しずつ、興味を持ってみては?
淑女への道は1日にしてならず!ですわ』
『そうですわね……。
申し訳ありません、もう少し自分に自信を持ってみようと思いますわ』
元来自分はこんな後ろ向きな人間ではなかったはずなのに。
随分と気が弱くなってしまっていたようだと苦笑いを浮かべたシェイラに、
ルミエス様が小さく頷き、ふわりと微笑んでくれた。
自分のために態々指摘をしてくれた彼女に礼を言おうと口を開きかけたところで、
唐突に両の手をパン!と合わせたルミエス様がにっこりと笑みを深め、言った。
『という訳で。
ドレスはデコルテが広く見えるクリームイエロー。
装飾品は全て銀で統一、使われている宝石は深蒼の物に限定。
髪は編み込みしたハーフアップで靴は低めのヒール。
お化粧は薄め、だけど目尻は黒のラインではなく艶のある赤で縁取ること。
同色の口紅も必須で。
これで決まりですわね!!』
『ー…は?』
うふふっと笑う視線の先にいる彼女は先ほど、
自分の身なりについては自分で意見を述べるようにと言ってなかっただろうか。
つらつらと決定事項であるかのようにシェイラの装いについて語る彼女に、
唖然とした面持ちで口を半開きにしたまま硬直する。
『うふ……うふふふふふ……。
美少女……それは生ける芸術……(部屋に飾りたい)
輝ける至宝……(コレクションしたい)
いや、寧ろ愛でられる為に存在する至高(隅から隅まで堪能したい)!!
そんな垂涎…稀有な人間を目の前にして
着飾らずにいられましょうか!!
私の選んだ装いで交流会に臨むシェイラ様……良い!!』
『ひっ!!』
何やら熱い眼差しでこちらを見つめながら身体をくねらせるルミエス様の常ならぬ様子に、
一歩二歩と後退る。
と、
一時鳴りを潜めていた侍女達が再び囀り出した。
『なっ!?私達に静かにするよう言っておいてずるいですわルミエス様!!』
『そうですわ!!“決まりね!!”…じゃありませんっ
赤いドレス…これ以外にありません!!』
ルミエス様に詰め寄りキャンキャンと吠える二人の侍女達に、
やれやれ、と如何にも呆れ返った素振りで首を横に振ったモリー。
しかしその眼差しの湛える熱は、
先ほどと変わらず、いやそれ以上に高い。
『全くルミエス様ときたら、はしゃいでおいでなのかしら?(変態黙ってろ)
メリー、マリー、貴女達も……。
シェイラ様がお困りになっているではありませんか。
ここはそう……
全部着て頂いた上でシェイラ様ご本人に決めていただきましょう!!』
ギラリ………!!!×3
『ファッ!??』
肉食獣を彷彿とさせる、獲物を前にして目を光らせた四人が、
一斉にシェイラを見る。
思わず奇声が漏れる。
ちらと視線を横に流せば、自分の側には山と積まれたドレスが。
この膨大な数のドレスを全部、だと………?
…ごくり。
部屋の出入り口……扉の位置を確認してしまったシェイラに、
四人が逃すか!!と襲い掛かった!!
『『『『シェイラ様お覚悟!!!!』』』』
『にゃあああああああああぁぁぁぁ!!』
その日白磁宮の一室、皇帝の居室から、
哀れな女性のか細い悲鳴が上がったが。
助けに入る者は当然、いなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※本日1本目!
次回から交流会回に突入しますが、
昼に用事が入った為、夜にある程度まとめて更新をしたいと思います!!
気長にお待ちくださいませ(*'▽'*)
3
お気に入りに追加
9,649
あなたにおすすめの小説

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。

【完結】 私を忌み嫌って義妹を贔屓したいのなら、家を出て行くのでお好きにしてください
ゆうき
恋愛
苦しむ民を救う使命を持つ、国のお抱えの聖女でありながら、悪魔の子と呼ばれて忌み嫌われている者が持つ、赤い目を持っているせいで、民に恐れられ、陰口を叩かれ、家族には忌み嫌われて劣悪な環境に置かれている少女、サーシャはある日、義妹が屋敷にやってきたことをきっかけに、聖女の座と婚約者を義妹に奪われてしまった。
義父は義妹を贔屓し、なにを言っても聞き入れてもらえない。これでは聖女としての使命も、幼い頃にとある男の子と交わした誓いも果たせない……そう思ったサーシャは、誰にも言わずに外の世界に飛び出した。
外の世界に出てから間もなく、サーシャも知っている、とある家からの捜索願が出されていたことを知ったサーシャは、急いでその家に向かうと、その家のご子息様に迎えられた。
彼とは何度か社交界で顔を合わせていたが、なぜかサーシャにだけは冷たかった。なのに、出会うなりサーシャのことを抱きしめて、衝撃の一言を口にする。
「おお、サーシャ! 我が愛しの人よ!」
――これは一人の少女が、溺愛されながらも、聖女の使命と大切な人との誓いを果たすために奮闘しながら、愛を育む物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿されています⭐︎

誰も残らなかった物語
悠十
恋愛
アリシアはこの国の王太子の婚約者である。
しかし、彼との間には愛は無く、将来この国を共に治める同士であった。
そんなある日、王太子は愛する人を見付けた。
アリシアはそれを支援するために奔走するが、上手くいかず、とうとう冤罪を掛けられた。
「嗚呼、可哀そうに……」
彼女の最後の呟きは、誰に向けてのものだったのか。
その呟きは、誰に聞かれる事も無く、断頭台の露へと消えた。

私は逃げます
恵葉
恋愛
ブラック企業で社畜なんてやっていたら、23歳で血反吐を吐いて、死んじゃった…と思ったら、異世界へ転生してしまったOLです。
そしてこれまたありがちな、貴族令嬢として転生してしまったのですが、運命から…ではなく、文字通り物理的に逃げます。
貴族のあれやこれやなんて、構っていられません!
今度こそ好きなように生きます!


まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。

愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる