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第一章 出会い編
第53話 大夜会⑨〜愚者が舞台を降りる時(後)〜
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「関係ない。…私がですか」
「そうよ、突然隣から出てきて陛下の前で私達を笑い者にするだなんて」
「夫の名は?」
「…は?」
「貴方の、夫の名はなんだと聞いているんです」
「……あくまでも私を嘘つきに仕立て上げるつもりですのね。
良いわ、答えてあげる。夫の名はロイド・レイランドルフですわ」
「そうですか」
静まり返った会場。自分が何を言ってしまったのか理解することもなく。
その静寂が己の発言の優位性を示していると勘違いして、愚者はせせら笑う。
「……ねぇ!謝罪の一つでもしたらどうなの…」
「夫の顔すら知らない愚か者が何をほざいているのでしょう」
「え…?」
「お、お母様?」
急変した声色で返されたロザベラが硬直する。怪訝な面持ちで母を呼ぶ娘に応えることも出来ぬまま、自分を冷たい眼差しで睥睨する男の発した言葉と自分の言動を頭の中で反芻する。
“夫の顔すら知らない”
“関係もない人間”
そして、お父様の髪と目の色を認識し、一気に青褪めた。
「……あ、ああ」
「よくもまぁ……。
仮にも夫と吐かした人間を前にして今まであれだけ失言を繰り返したものですね。
厚顔無恥、とは貴女方の為にあるような言葉だと思いましたよ。
私はお前のような愚かな女を妻にした覚えもなければ、証明書に連名した覚えもありませんよ。
ー…私の妻は亡きエリーシェただ一人。娘もシェイラをおいて他にはいません」
「お父様……」
前半はロザベラへ侮蔑の眼差しを。
後半は私に温かな眼差しを言葉とともに送った父にじぃ‥んと心を暖かくしていると、少し面白くなさそうにふん、とルードが鼻を鳴らした。
「では真実、この二人はお前達親子の使用人だと?
証明書とやらについてはどう説明する?俺の国でも顔を知らずとも婚姻を書面だけで済ませている例がないわけでなし」
「それにつきましてはこちらをご覧頂きたく思います」
そうして父は懐から三枚の紙を取り出した。
「一枚は実際に提出された再婚証明書でございます。
こちらは私が屋敷で働く信頼のおける侍女に、この二人を使用人として雇う許可をする旨が書かれた手紙。それには私のサインが入っています。
通常文字というものは書くたびに大きさ・文字の間隔に違いがあるものですが……」
その二枚のサインを重ねた状態で父がルードに渡す。
「……気持ちの悪いほどにぴったり同じだな」
「はい。おそらく代筆者を雇って癖などを真似た上で上からなぞったものかと」
「ほう……。して、三枚目のその紙はなんなのだ」
「こちらは……この手紙を送った侍女が今際の際に遺した、手紙にございます」
ひゅっと私は息を呑んだ。ルードも初耳だったのか、僅かに眉を寄せている。
酷く痛ましげに目を伏せた父は、しかし口を閉じることはなかった。
「彼女と仲の良かった他の侍女の一人が、彼女の死ぬ間際に託されたそうです。城での業務に追われ、私が領地に戻れなかった為に今まで肌身離さず持っていてくれたと。
そしてここには、使用人として二人を雇うよう懇願する手紙を書けと強要されたこと、手紙の私のサインを悪用しようとしている者のことが書かれてます。ご覧になられますか?」
「……ああ」
手紙を受け取り読むルードの姿を、会場中が息を詰めて見つめる。
はぁ……と小さくため息をつき、ちらと先程の証明書を見やると。
「この、痴れ者どもが」
「「ヒィィ……ッ!!」」
濃密な殺気を孕んだ視線でロザベラ親子を睥睨するルードに、二人は足が震えて床に転倒した。
ガタガタと震えながら必死にその視線から逃れようとするも叶わず、次第に辺りに尿臭が立ち込める。
ー…二人とも、漏らしたのだ。
周囲が事態の重さとその臭いに鼻や口元を覆う中、怒気を隠すことなくルードが告げる。
「……証明書偽造に恐喝、身分詐称に加えて殺人容疑まであるのか。
度し難い、人間の屑だな」
「ち、ち、ちがっ……!そんなこと知らな、い!!」
「……あ、ぁあ…。なんで、なんでよぉ私何も悪くなんて」
「何度も言わせるな……黙れ」
「「………ッッ」」
床を汚しながら必死で言い訳をする親子を黙らせると父に軽く顎を上げる。
「不愉快だ。この汚物をさっさと俺の視界から消してくれんか、ロイド・レイランドルフ。
ああ、罪状が足りんのならば俺への不敬罪もつけると良い」
「は。……衛兵!!この罪人どもを牢へ運べ!!……あと早急に給仕のものに床をきれいにするように伝えてください」
「「「……ハッッッ!!」」」
「「ぃやぁぁあああああああああッッ!!」」
素早く二人を連行するよう衛兵を呼びつけ指示を飛ばした父は、泣き叫びながら連れ出されていく二人を見送ると一度ルードへと頭を下げたあと、国王に深々と頭を下げた。
「我が敬愛する国王陛下。
このような事態を招いたこと、全ては多忙を理由に領地を補佐に任せ切っていた私の怠慢が原因でございますれば、2年に一度の催事を壊し、客人及び御一同ともに多大なる迷惑をかけたことをここに深く謝罪致します。
かくなる上は、領地と爵位を返上の上、如何なる裁きも受ける所存でございます」
「……お父様……!」
ここに来てシェイラはようやく、父が自身も二人同様裁かれる覚悟を持ってこの場に臨んでいたことを知り、愕然とした。再会を果たして安心し切っていた甘ったれた自分と違い、父にはこの場で騒ぎを起こすことの罪の重さを理解し、覚悟を決めていたのだ。
国王の右腕とも称される程の人物である父の裁きを待ち頭を下げる姿に、会場中が息を呑んだ。
「……爵位の返上は、ならぬ」
静寂を破ったのは、他ならぬ国王だった。
「陛下!?」
「ならぬよ、ロイド・レイランドルフ。
多忙で領地を疎かにしたというのならば、王城でお主を仕事漬けにした私も裁かれねばならぬ」
「い、いえ、しかし!」
「だがまぁ、この場を騒がせ客人に迷惑をかけた罪についてはお主の言うように領地召し上げとしよう。
お主にはまだまだ私の為に働いてもらわねばならんからな。
ー…それで如何かな、カリス帝国の我が友人よ」
「!!」
はっと隣を見れば、珍しく苦笑を浮かべたルードがいた。
『友人とはまた。嫌な言い回しをするものだ』と小さくルキア語で呟くと、
「こちらは招待を受けた身、この国の重鎮の処遇に文句をつける立場にはないので如何様にも。他ならぬ俺の美姫・シェイラ嬢のお父君であれば尚更重いものは望まん。宰相殿は俺の疑問を解消したにすぎず、また期せずして貴国に蔓延るごみを取り除けたと思えば友情の示し方としては妥当であろう?」
先程の怒りは何処へやら、すっかり元の麗しい笑顔を浮かべたルードがいた。
(ありがとうございます…ルード)
国王が大夜会の再開を告げる中、
隣で微笑む頼り甲斐のありすぎるちょっぴり独占欲の強い銀髪の皇帝にシェイラは心の中で静かに礼を述べて頭を下げたのだった。
ー…愚者は舞台を降り、しかし幕が下がることはない。
兎角物語というものは、主人公達が舞踏会という舞台で幸せそうに踊るまでは幕が下りないものだからー……。
………………………………………………………………………………
ーダンス前 シェイラ化粧直し中の男達の会話ー
ルード「…ところで宰相殿?
あの侍女からの手紙とやらはいつ、誰から、どうやって受け取ったのか。
詳細に説明してほしいものだな」
ロイド「…ん、なんです?」
ルード「だから、あの侍女からの………ておい。
ちょっと待て、まさかお前………」
ロイド「ふふ……。だから何の事です、それ」
ルード「……悪人め。あんな物を捏造するなんて、やってくれる」
ロイド「娘の話ではカミラが死んでいる可能性が高かったですからね。
折角なので私の不実の疑惑を晴らすのに協力して頂きました。
それに、誰とは言っていないでしょう?」
ルード「名前を言わなきゃいいってものでもないだろうが、腹黒め」
ロイド「いやですねぇ、貴方と同類にしないでくださいよ。
……それにちゃんとあの男のことは書いてなかったでしょう?」
ルード「まぁな。あれは俺の獲物だから当然だろう。
あんな公の所で名前をあげてやるほど優しいつもりはない」
ロイド「……本当は私が1番彼を仕留める権利があるはずなんですが。
仕方がないのでお譲りしますよ」
ルード「…一発くらいは譲ってやっても良いぞ」
ロイド「おや、それは重畳」
ルード&ロイド「「はははははははははは(棒)」」
クルゼイ「……お主ら、頼むから他のところで話してくれんか。い、胃が……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※以上、お馬鹿親子の退場劇、及びおまけの『腹黒男達と胃が痛い国王陛下のささやかな会話』でした。
長くなりましたがお楽しみ頂ければ幸いっす!
次回、シリアスに移行する前に閑話挟みたいと思います。
お楽しみに~♪(´ε` )
「そうよ、突然隣から出てきて陛下の前で私達を笑い者にするだなんて」
「夫の名は?」
「…は?」
「貴方の、夫の名はなんだと聞いているんです」
「……あくまでも私を嘘つきに仕立て上げるつもりですのね。
良いわ、答えてあげる。夫の名はロイド・レイランドルフですわ」
「そうですか」
静まり返った会場。自分が何を言ってしまったのか理解することもなく。
その静寂が己の発言の優位性を示していると勘違いして、愚者はせせら笑う。
「……ねぇ!謝罪の一つでもしたらどうなの…」
「夫の顔すら知らない愚か者が何をほざいているのでしょう」
「え…?」
「お、お母様?」
急変した声色で返されたロザベラが硬直する。怪訝な面持ちで母を呼ぶ娘に応えることも出来ぬまま、自分を冷たい眼差しで睥睨する男の発した言葉と自分の言動を頭の中で反芻する。
“夫の顔すら知らない”
“関係もない人間”
そして、お父様の髪と目の色を認識し、一気に青褪めた。
「……あ、ああ」
「よくもまぁ……。
仮にも夫と吐かした人間を前にして今まであれだけ失言を繰り返したものですね。
厚顔無恥、とは貴女方の為にあるような言葉だと思いましたよ。
私はお前のような愚かな女を妻にした覚えもなければ、証明書に連名した覚えもありませんよ。
ー…私の妻は亡きエリーシェただ一人。娘もシェイラをおいて他にはいません」
「お父様……」
前半はロザベラへ侮蔑の眼差しを。
後半は私に温かな眼差しを言葉とともに送った父にじぃ‥んと心を暖かくしていると、少し面白くなさそうにふん、とルードが鼻を鳴らした。
「では真実、この二人はお前達親子の使用人だと?
証明書とやらについてはどう説明する?俺の国でも顔を知らずとも婚姻を書面だけで済ませている例がないわけでなし」
「それにつきましてはこちらをご覧頂きたく思います」
そうして父は懐から三枚の紙を取り出した。
「一枚は実際に提出された再婚証明書でございます。
こちらは私が屋敷で働く信頼のおける侍女に、この二人を使用人として雇う許可をする旨が書かれた手紙。それには私のサインが入っています。
通常文字というものは書くたびに大きさ・文字の間隔に違いがあるものですが……」
その二枚のサインを重ねた状態で父がルードに渡す。
「……気持ちの悪いほどにぴったり同じだな」
「はい。おそらく代筆者を雇って癖などを真似た上で上からなぞったものかと」
「ほう……。して、三枚目のその紙はなんなのだ」
「こちらは……この手紙を送った侍女が今際の際に遺した、手紙にございます」
ひゅっと私は息を呑んだ。ルードも初耳だったのか、僅かに眉を寄せている。
酷く痛ましげに目を伏せた父は、しかし口を閉じることはなかった。
「彼女と仲の良かった他の侍女の一人が、彼女の死ぬ間際に託されたそうです。城での業務に追われ、私が領地に戻れなかった為に今まで肌身離さず持っていてくれたと。
そしてここには、使用人として二人を雇うよう懇願する手紙を書けと強要されたこと、手紙の私のサインを悪用しようとしている者のことが書かれてます。ご覧になられますか?」
「……ああ」
手紙を受け取り読むルードの姿を、会場中が息を詰めて見つめる。
はぁ……と小さくため息をつき、ちらと先程の証明書を見やると。
「この、痴れ者どもが」
「「ヒィィ……ッ!!」」
濃密な殺気を孕んだ視線でロザベラ親子を睥睨するルードに、二人は足が震えて床に転倒した。
ガタガタと震えながら必死にその視線から逃れようとするも叶わず、次第に辺りに尿臭が立ち込める。
ー…二人とも、漏らしたのだ。
周囲が事態の重さとその臭いに鼻や口元を覆う中、怒気を隠すことなくルードが告げる。
「……証明書偽造に恐喝、身分詐称に加えて殺人容疑まであるのか。
度し難い、人間の屑だな」
「ち、ち、ちがっ……!そんなこと知らな、い!!」
「……あ、ぁあ…。なんで、なんでよぉ私何も悪くなんて」
「何度も言わせるな……黙れ」
「「………ッッ」」
床を汚しながら必死で言い訳をする親子を黙らせると父に軽く顎を上げる。
「不愉快だ。この汚物をさっさと俺の視界から消してくれんか、ロイド・レイランドルフ。
ああ、罪状が足りんのならば俺への不敬罪もつけると良い」
「は。……衛兵!!この罪人どもを牢へ運べ!!……あと早急に給仕のものに床をきれいにするように伝えてください」
「「「……ハッッッ!!」」」
「「ぃやぁぁあああああああああッッ!!」」
素早く二人を連行するよう衛兵を呼びつけ指示を飛ばした父は、泣き叫びながら連れ出されていく二人を見送ると一度ルードへと頭を下げたあと、国王に深々と頭を下げた。
「我が敬愛する国王陛下。
このような事態を招いたこと、全ては多忙を理由に領地を補佐に任せ切っていた私の怠慢が原因でございますれば、2年に一度の催事を壊し、客人及び御一同ともに多大なる迷惑をかけたことをここに深く謝罪致します。
かくなる上は、領地と爵位を返上の上、如何なる裁きも受ける所存でございます」
「……お父様……!」
ここに来てシェイラはようやく、父が自身も二人同様裁かれる覚悟を持ってこの場に臨んでいたことを知り、愕然とした。再会を果たして安心し切っていた甘ったれた自分と違い、父にはこの場で騒ぎを起こすことの罪の重さを理解し、覚悟を決めていたのだ。
国王の右腕とも称される程の人物である父の裁きを待ち頭を下げる姿に、会場中が息を呑んだ。
「……爵位の返上は、ならぬ」
静寂を破ったのは、他ならぬ国王だった。
「陛下!?」
「ならぬよ、ロイド・レイランドルフ。
多忙で領地を疎かにしたというのならば、王城でお主を仕事漬けにした私も裁かれねばならぬ」
「い、いえ、しかし!」
「だがまぁ、この場を騒がせ客人に迷惑をかけた罪についてはお主の言うように領地召し上げとしよう。
お主にはまだまだ私の為に働いてもらわねばならんからな。
ー…それで如何かな、カリス帝国の我が友人よ」
「!!」
はっと隣を見れば、珍しく苦笑を浮かべたルードがいた。
『友人とはまた。嫌な言い回しをするものだ』と小さくルキア語で呟くと、
「こちらは招待を受けた身、この国の重鎮の処遇に文句をつける立場にはないので如何様にも。他ならぬ俺の美姫・シェイラ嬢のお父君であれば尚更重いものは望まん。宰相殿は俺の疑問を解消したにすぎず、また期せずして貴国に蔓延るごみを取り除けたと思えば友情の示し方としては妥当であろう?」
先程の怒りは何処へやら、すっかり元の麗しい笑顔を浮かべたルードがいた。
(ありがとうございます…ルード)
国王が大夜会の再開を告げる中、
隣で微笑む頼り甲斐のありすぎるちょっぴり独占欲の強い銀髪の皇帝にシェイラは心の中で静かに礼を述べて頭を下げたのだった。
ー…愚者は舞台を降り、しかし幕が下がることはない。
兎角物語というものは、主人公達が舞踏会という舞台で幸せそうに踊るまでは幕が下りないものだからー……。
………………………………………………………………………………
ーダンス前 シェイラ化粧直し中の男達の会話ー
ルード「…ところで宰相殿?
あの侍女からの手紙とやらはいつ、誰から、どうやって受け取ったのか。
詳細に説明してほしいものだな」
ロイド「…ん、なんです?」
ルード「だから、あの侍女からの………ておい。
ちょっと待て、まさかお前………」
ロイド「ふふ……。だから何の事です、それ」
ルード「……悪人め。あんな物を捏造するなんて、やってくれる」
ロイド「娘の話ではカミラが死んでいる可能性が高かったですからね。
折角なので私の不実の疑惑を晴らすのに協力して頂きました。
それに、誰とは言っていないでしょう?」
ルード「名前を言わなきゃいいってものでもないだろうが、腹黒め」
ロイド「いやですねぇ、貴方と同類にしないでくださいよ。
……それにちゃんとあの男のことは書いてなかったでしょう?」
ルード「まぁな。あれは俺の獲物だから当然だろう。
あんな公の所で名前をあげてやるほど優しいつもりはない」
ロイド「……本当は私が1番彼を仕留める権利があるはずなんですが。
仕方がないのでお譲りしますよ」
ルード「…一発くらいは譲ってやっても良いぞ」
ロイド「おや、それは重畳」
ルード&ロイド「「はははははははははは(棒)」」
クルゼイ「……お主ら、頼むから他のところで話してくれんか。い、胃が……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※以上、お馬鹿親子の退場劇、及びおまけの『腹黒男達と胃が痛い国王陛下のささやかな会話』でした。
長くなりましたがお楽しみ頂ければ幸いっす!
次回、シリアスに移行する前に閑話挟みたいと思います。
お楽しみに~♪(´ε` )
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