俺たちの関係に名前はない~複数に犯されるのが好きな1人のネコと3人のタチの恋模様

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第3章 関係の変化

第23話 二人の夜6 シゲル(攻め)視点

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※エロなし

あんな気持ちいいセックス、初めてだった

高校時代に付き合った時は、とにかくユウキを満足させたくて、
あれやこれやと頑張ったけど

俺はそんなに性欲が強い方じゃないし、ユウキが悦ぶと分かっていても
喉に入れるほど深く入れるイラマチオはどうしてもできなくて
アナルにペニスを入れて前立腺を擦りながら、ユウキのペニスを擦って射精させるのが精一杯だった

でも「付き合ってるんだから、俺とのセックスでイカなきゃ!」とユウキが焦っているのも見え見えで
トウマやヨシユキとの激しいセックスとの差が情けなくて

どんどんお互い苦しくなっていって────

ユウキもきっと同じように感じていたのだろう

別れを選ぶことになった

今日も、本当はセックスするつもりなんてなかった
アサヒくんのコンサートを口実にデートして
素敵なホテルで過ごして…

そりゃ、一緒のベッドで寝るつもりではあったけど
頭を撫でておやすみ、っていうだけで満足な部分もあるし

俺の横で安心して眠る顔を見れたらいいな、ってくらいで

ここのモーニングはルームサービスでも種類が多くて、以前泊まった時もユウキが喜んでいたし
また、あの喜ぶ顔を朝から見られたら幸せだよな、って


だけど、バーでの『失恋記念日』発言とちょっと酔って赤く潤んだ瞳に
もしかしたら酔っていたら俺とのセックスで心が癒されるかな、なんて期待してしまった

決め手は、叩かれて真っ赤になった尻だった

俺に会う数時間前に、いったいどんな風に犯されたんだろう
俺が横にいたら、犯されながらとろけた瞳で見つめてくれただろうに

ユウキのアナルに包まれながら、ヨシユキとのセックスを聞くのは思った以上に興奮する行為だった
ユウキがどう感じたかと聞きながら、荒い呼吸をしながら深く口づけし、時々乳首をなぶれば俺のペニスを締めつけてくる

酔って真っ赤になった瞳と顔もヤバかった
一緒にイッて、その後「セックスの腕」なんて問題発言をされて────

お互い笑いながら、再び硬くなった俺のペニスに前立腺に擦りつけるように自ら腰を振りキスをせがんでくる姿も、たまらなかった

やっぱり、俺にはユウキしかいないと改めて感じるほどに

酔いもあったのか、再びイッてすぐに寝入ってしまったユウキの中から、慣れた手つきで精液を掻きだす
寝ているユウキを犯していつもしていた行為だけど、この行為にこれほど幸せを感じたことはない
タオルを温かいお湯で浸し、ユウキの全身を優しく拭いていく

目覚めたユウキは、俺を見てどんな表情をするだろう
酔ってたけど、覚えてるかな
忘れていたら?

俺だけが覚えている幸福感だったとしても、それでも構わない
────俺の記憶には、深く刻み込まれたのだから


***
いつもお読みいただきありがとうございます
次回より、第4章に入ります♪
あのオトコが帰ってきます
引き続きお付き合いいただければ嬉しいです!
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