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第3章 関係の変化
第7話 コンサート1 ユウキ(受け)視点
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※エロなし
金曜の夜のコンサートなんて贅沢だな……
今日のコンサートの予定曲目をスマホで確認しながらコーヒーを飲む
SNSを見れば
「ホールに入りました!」
「リハーサル、ピアノいい調子!!」
なんて今日のピアニストが投稿している
───まぁ、俺の初恋の相手で元カレで
俺の処女を捧げた相手なんだけどね───
「楽しみにしてます」なんてコメントに、ちょこちょこ返信している
マネージャーがやっているのか、本人がやっているのか知らないけど
26歳、ヨーロッパの音楽院に留学中
国際コンクールでの受賞多数
若くてイケメン
コアのクラシックファンより、にわかの女の子や
セレブなマダムが客層になりつつあることには、ちょっと不安を感じてる
────実力派、で攻めてほしいけどね…
SNSに映る指を見るたび、どうしても思い出す
長くて美しいあの指で、乳首を弄られて悦んで喘いでた高校生の自分を
(アナルの奥まで届くあの指に、翻弄されまくったよなぁ…)
ピアニストとして恵まれた体格
手の大きさで有名なロシアの大男、ラフマニノフに匹敵するんじゃないかと思われる手の大きさと指の長さ
(トウマも背が高いけど、あの指の長さはないもんね…)
抱きしめられながら、あの奥まで届く長い指で奥の奥を執拗に撫でられ
『アサヒくぅん…』
彼の首元に唇を当てながら、彼の名を甘えるように連呼し快楽に身を委ねて腰を振る
忘れられない、アサヒくんとのセックス
思い出すと腹の奥がキュッと切なくなる
(はぁ…はやく犯されたい…)
スマホに映る、 ピアニストの甘いマスクと指先を見つめながら、発情しているかのように体が熱くなった頃
ようやく待ち合わせのオトコが現れた
「遅いよ…」
Tシャツにジーパンという、20歳大学生の典型のような出で立ちながら
いわゆるイケメンとは違うんだけど、頭の良さが顔に出ている
きっと会社なんかに入ったら、デキる奴、って感じなのかな
──そりゃそうかも、全額学費免除の特待生サマなんだから
「悪い悪い、4限の後、教授に声掛けられちゃってさ
行こうぜ、時間あんまりないんだろ?」
空になっていたコーヒーカップをゴミ箱に入れる
私立大学のカフェはそこそこ快適だ
「どうした?すげぇヤリたそうな顔して」
俺の腰をグッと引き寄せて、耳元で囁いてくる
そこそこ学生がいる学内のカフェ
数名の女子が、俺たちを見る
こんな時の乗り切り方を俺は知ってる
「はやく犯して、ヨシユキ…」
目を合わせて二人にしか聞こえない小声で伝え、肩をポンを叩いて腰から手を離させる
友人らしい距離を取り、ニヤッと笑うと
さも冗談だよ、と言わんばかりの顔でヨシユキが言う
「行こうぜ、ユウキ」
金曜の夜のコンサートなんて贅沢だな……
今日のコンサートの予定曲目をスマホで確認しながらコーヒーを飲む
SNSを見れば
「ホールに入りました!」
「リハーサル、ピアノいい調子!!」
なんて今日のピアニストが投稿している
───まぁ、俺の初恋の相手で元カレで
俺の処女を捧げた相手なんだけどね───
「楽しみにしてます」なんてコメントに、ちょこちょこ返信している
マネージャーがやっているのか、本人がやっているのか知らないけど
26歳、ヨーロッパの音楽院に留学中
国際コンクールでの受賞多数
若くてイケメン
コアのクラシックファンより、にわかの女の子や
セレブなマダムが客層になりつつあることには、ちょっと不安を感じてる
────実力派、で攻めてほしいけどね…
SNSに映る指を見るたび、どうしても思い出す
長くて美しいあの指で、乳首を弄られて悦んで喘いでた高校生の自分を
(アナルの奥まで届くあの指に、翻弄されまくったよなぁ…)
ピアニストとして恵まれた体格
手の大きさで有名なロシアの大男、ラフマニノフに匹敵するんじゃないかと思われる手の大きさと指の長さ
(トウマも背が高いけど、あの指の長さはないもんね…)
抱きしめられながら、あの奥まで届く長い指で奥の奥を執拗に撫でられ
『アサヒくぅん…』
彼の首元に唇を当てながら、彼の名を甘えるように連呼し快楽に身を委ねて腰を振る
忘れられない、アサヒくんとのセックス
思い出すと腹の奥がキュッと切なくなる
(はぁ…はやく犯されたい…)
スマホに映る、 ピアニストの甘いマスクと指先を見つめながら、発情しているかのように体が熱くなった頃
ようやく待ち合わせのオトコが現れた
「遅いよ…」
Tシャツにジーパンという、20歳大学生の典型のような出で立ちながら
いわゆるイケメンとは違うんだけど、頭の良さが顔に出ている
きっと会社なんかに入ったら、デキる奴、って感じなのかな
──そりゃそうかも、全額学費免除の特待生サマなんだから
「悪い悪い、4限の後、教授に声掛けられちゃってさ
行こうぜ、時間あんまりないんだろ?」
空になっていたコーヒーカップをゴミ箱に入れる
私立大学のカフェはそこそこ快適だ
「どうした?すげぇヤリたそうな顔して」
俺の腰をグッと引き寄せて、耳元で囁いてくる
そこそこ学生がいる学内のカフェ
数名の女子が、俺たちを見る
こんな時の乗り切り方を俺は知ってる
「はやく犯して、ヨシユキ…」
目を合わせて二人にしか聞こえない小声で伝え、肩をポンを叩いて腰から手を離させる
友人らしい距離を取り、ニヤッと笑うと
さも冗談だよ、と言わんばかりの顔でヨシユキが言う
「行こうぜ、ユウキ」
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