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第2章 回想編(トウマ視点)
第19話 3日目の朝の異変
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※エロなし
ドロドロになったユウキをシャワーに連れて行き、ナカもソトも丁寧に洗い清めてベッドに寝かせる
別荘には一番大きい寝室のマスタールームと、来客用の寝室が4つ備えられていて
それぞれ別の寝室で寝ていた
ユウキの寝室のドア前で別れ、僕も自分に宛がわれた寝室に向かう
3日目の朝、キッチンに向かうとシゲルが高級そうなコーヒーメーカーと格闘していた
「トウマ、おはよう!
このカップさぁ、どうやってハメたらいいか分かる?」
何やら上機嫌な声を出しながら、カフェオレ、と書かれたカプセルを持っている
「ん?カプセル式?」
シゲルから受け取った小さなカプセルをカチッとはめる
「あ~そうやって使うのか
いいコーヒーメーカー入れておきましたから、って言われてたけど
使い方分からんないんじゃ、だめだね~~~」
笑いながら、シゲルがコーヒーメーカーの下部にあるボタンを押すと
蒸気とともに、コポコポとコーヒーを抽出する音が鳴りだす
普段から穏やかなヤツだけど、今日はなんだか異様に晴れ晴れとしながら
カフェオレを抽出したあと、今度はドリップと書かれたカップを装着する
「ユウキもヨシユキもまだ起きてないの?」
「………うん、そうだね」
じっとコーヒーが注ぎ込まれるカップを覗き込みながら答える
「どうする?朝食、適当に食べとく?」
カフェオレとコーヒーが入ったマグカップを2つ、すでにこんがり焼かれたパンが置かれたお盆に乗せると
シゲルが笑顔で僕に言った
「僕の寝室で、ユウキと一緒に食べるから
トウマは、好きなの何でも食べててよ」
────あの朝からだった
シゲルのユウキへの態度が露骨に変化したのは
二人の間に何があったかは、後からすぐに分かった
2日目の夜に、シゲルがユウキに告白して童貞を失ったワケだ
それまでも普通に優しかったシゲルだけど、今でもユウキは特別扱い
付き合ってもいいけど、見られるセックスじゃなきゃ満足できないというユウキに折れて
別荘の残り数日間は4人でセックスし
高校の間は、月1回なら受験勉強の合間に別荘に行っても怪しまれないんじゃないかと
「ツキイチ会」が始まった
高校3年の3月には芸術大学に合格し、親が持っているマンションのペントハウスで一人暮らしすることになったシゲルの部屋が「ツキイチ会」の開催場所となったわけだ
2人の今の関係は正直よく分からない
付き合っていた期間はあるはずだけど、今は2人でセックスしてないとユウキは言うし
シゲルからも、2人だけでセックスしても盛り上がらないから、付き合い続けるのは難しいかもと聞いた記憶はある
でも、コンサートや絵画展だと趣味が合うのか2人でよく出掛けているようだし
何より、アサヒのコンサートに2人で行くつもり、というのにカチンと来てしまった
ユウキとの関係なんて、考えても仕方ないこと
4人でセックスしてるのが、ユウキにとって最上の関係なのは明らかだ
ユウキにとっての「ツキイチ会」は、 ただの性欲処理
僕にとっての性欲処理、寄ってくる女の子とセックスすること
じゃあ、僕にとっての「ツキイチ会」は?────
時々勘違いしそうになる
犯されながらいやらしく僕を見つめてくる、あの目に
もしかしたら、この淫乱なオトコを独り占めできることがあるんじゃないかと
タクシーの横の席に座るユウキの股間を横目で見ながら思う
────その布の下で縛られたペニスのように、お前の心も体もすべて縛り上げてしまいたい
ドロドロになったユウキをシャワーに連れて行き、ナカもソトも丁寧に洗い清めてベッドに寝かせる
別荘には一番大きい寝室のマスタールームと、来客用の寝室が4つ備えられていて
それぞれ別の寝室で寝ていた
ユウキの寝室のドア前で別れ、僕も自分に宛がわれた寝室に向かう
3日目の朝、キッチンに向かうとシゲルが高級そうなコーヒーメーカーと格闘していた
「トウマ、おはよう!
このカップさぁ、どうやってハメたらいいか分かる?」
何やら上機嫌な声を出しながら、カフェオレ、と書かれたカプセルを持っている
「ん?カプセル式?」
シゲルから受け取った小さなカプセルをカチッとはめる
「あ~そうやって使うのか
いいコーヒーメーカー入れておきましたから、って言われてたけど
使い方分からんないんじゃ、だめだね~~~」
笑いながら、シゲルがコーヒーメーカーの下部にあるボタンを押すと
蒸気とともに、コポコポとコーヒーを抽出する音が鳴りだす
普段から穏やかなヤツだけど、今日はなんだか異様に晴れ晴れとしながら
カフェオレを抽出したあと、今度はドリップと書かれたカップを装着する
「ユウキもヨシユキもまだ起きてないの?」
「………うん、そうだね」
じっとコーヒーが注ぎ込まれるカップを覗き込みながら答える
「どうする?朝食、適当に食べとく?」
カフェオレとコーヒーが入ったマグカップを2つ、すでにこんがり焼かれたパンが置かれたお盆に乗せると
シゲルが笑顔で僕に言った
「僕の寝室で、ユウキと一緒に食べるから
トウマは、好きなの何でも食べててよ」
────あの朝からだった
シゲルのユウキへの態度が露骨に変化したのは
二人の間に何があったかは、後からすぐに分かった
2日目の夜に、シゲルがユウキに告白して童貞を失ったワケだ
それまでも普通に優しかったシゲルだけど、今でもユウキは特別扱い
付き合ってもいいけど、見られるセックスじゃなきゃ満足できないというユウキに折れて
別荘の残り数日間は4人でセックスし
高校の間は、月1回なら受験勉強の合間に別荘に行っても怪しまれないんじゃないかと
「ツキイチ会」が始まった
高校3年の3月には芸術大学に合格し、親が持っているマンションのペントハウスで一人暮らしすることになったシゲルの部屋が「ツキイチ会」の開催場所となったわけだ
2人の今の関係は正直よく分からない
付き合っていた期間はあるはずだけど、今は2人でセックスしてないとユウキは言うし
シゲルからも、2人だけでセックスしても盛り上がらないから、付き合い続けるのは難しいかもと聞いた記憶はある
でも、コンサートや絵画展だと趣味が合うのか2人でよく出掛けているようだし
何より、アサヒのコンサートに2人で行くつもり、というのにカチンと来てしまった
ユウキとの関係なんて、考えても仕方ないこと
4人でセックスしてるのが、ユウキにとって最上の関係なのは明らかだ
ユウキにとっての「ツキイチ会」は、 ただの性欲処理
僕にとっての性欲処理、寄ってくる女の子とセックスすること
じゃあ、僕にとっての「ツキイチ会」は?────
時々勘違いしそうになる
犯されながらいやらしく僕を見つめてくる、あの目に
もしかしたら、この淫乱なオトコを独り占めできることがあるんじゃないかと
タクシーの横の席に座るユウキの股間を横目で見ながら思う
────その布の下で縛られたペニスのように、お前の心も体もすべて縛り上げてしまいたい
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