守り厚き奴隷の娘

息耐者カール

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仕事の説明

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「クレーネ様
それで私は何をすればいいの?」

「普通に家事をしてくれればいいは
 掃除、洗濯、料理、その他もろもろ」

「それなら何とかできそう。」

酷い所だといきなり
慰み物のパラハラ・セクハラ当たり前だし

度量を引き絞る必要もあるだろうが限度があるだろう。

敵役でもクレーネさんの所はむしろ
労働環境はいいはず…

「じゃあさっそく仕事場に行くわよ。
 馬車にのって。」

「ここが仕事場じゃないんですか?」

「所属はうち(フレンゼ家)、働く場所は帝都
 むしろ栄転よ。」

にこっとクレーネ様は顔は笑ってはいるが
目が笑っていない。

帝都への生贄にされたな。

馬車に乗る私

「やっぱりエロ同人にされるサダメ。」

「なにそれ?」

「敵兵につかまった女性は、無理やり・・・」

「確かにそういうことをする兵士がいるということは聞いたことがある
 私の部隊では許さぬつもりだが
 そういうことを黙認してる連中もいるからな。」

・・・やっぱり…所詮は敵役
何をしでかすか分かったものじゃない

「ファルリア皇子はそんな真似はしないと思うが・・・。
それだと逆にこっちの計画に不備が出る」

「何?」

「なに、何でもない、こっちの話だ。」

「ファルリア皇子って、たしか、クレーネ様の婚約者の?」

「その話は破談になったはず、私は別の人を婿に取る予定だが?」

「あれ?」

「上手く行けば、サレン、お前が玉の輿に乗れるぞ。」

どうも話がかみ合わないな…

所詮は良く似ているだけで
フレイム・プロフのゲームとは違う世界なのか?

どうこう話をしてるうちに
帝都についた

早速謁見の魔に行き
ファルリア皇子と会う。

「姉さま」

ファルリア皇子はクレーネさんを姉の様に慕い
そしてそのまま結ばれたはず
そのまま敵としてはさっくり倒すのだが

「彼女が?」

皇子は私のほうを見る

「そうよ。」

クレーネさんも私のほうを見る

「彼女を守ればいいのですね。」
「ええ。」



私を守る?

あとでゆっくり聞いてみた

「不埒物が変なことをあなたにしないように
ファルリア皇子にお願いしたの
・・・
・・・
・・・
あなたを守るように」

「よく聞いてくれますね。
 皇子のほうが立場が上でしょ。」

「それ以上は聞かないで
 私もつらいの・・・。」

そして…仕事が始まった

クレーネさんの何がつらいって?
あえて聞くまい・・・




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