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11 猛犬と忠犬と番犬と狂犬
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新たな奴隷が加わり、五人での館生活が始まった。
一人一部屋。それでも部屋が余る程に広い屋敷に、ヴァルカは管理を行っていたのだが…。
「おい!」
ヴァルカを突然呼び止めたのは四人目の奴隷…名前が無かったから「ルプス」と名付けられた青年だった。
「こっちは古くなってたから床も壁も直したぞ」
どうやら元々大工仕事を間近で見ていたこともあり、技術と知識をある程度備えていたようだった。知識の吸収も早く、他の奴隷のこともだが、植物や動物の知識も俺が教えたものはいち早く覚えてしまった。
「助かった、ありがとな」
「おぅ」
やや目付きが鋭く、強面な気がするが、時折見せる笑顔が穏やかだ。しかもしっかり報告しに来るし、律儀なところはまるで犬みたいだ。
「それから…」
横に並び、書類に目を通す。どうやら使った資材代を全員で帳簿にしたものを整理したものらしい。見た目に反して几帳面だ。
…何故彼が、奴隷として売られていたんだろう。そんな疑問がヴァルカには浮かぶ。
「了解、報告ありがとう」
「ん」
尻尾があったらちぎれんばかりに振っていそうな表情。思わず目を逸らすヴァルカ。仄かに顔が赤くなっているのを隠そうとしていた。
「戻ったぜ御主人!今日は大猟だぜ!!」
「お、おかえりー」
レオルドたちが戻った事で、ヴァルカは昼食を食べることにした。
―――――
…時間変わりまして、夜。ヴァルカは館の一番広い部屋を訪れていた。
部屋には前の主の寝相が悪かったのか、何人乗ってもいいような、豪奢なベッドが鎮座していた。
…いや、微かに情事の残り香が感じられる。複数。ヴァルカの鼻は鋭い。恐らく、前の持ち主が何人もの女と何度もの夜をベッドに匂いが染みつくまで過ごしたのだろう。
ふと、ヴァルカに悪い笑みが浮かぶ。
―――――
「ふっ…くぅっ…」
四人は今、発情していた。
何故か?主人の戯れだ。
広々とした部屋の巨大なベッドの上。大の男四人が甘い香りに満たされた部屋で、体を重ね交わりたい衝動を抑え、必死に羞恥を晒さぬようにしていた。
「くっそ、ヤりてぇ…ケツハメしてぇ…おいカイウス、ケツ貸せ」
「えぇっ!?ちょっ、押し倒さないでっ、うわぁっ!?」
我慢の限界が来たレオルドがカイウスを仰向けに押し倒し、カイウスのアナルを剛直したペニスで豪快に犯し始めた。
「あぁぁぁぁっ」
「っ…!!」
同じく我慢の限界を迎えたゲオルグ。余裕を失ったレオルドの背後にそっと寄り添い、優しく抱擁、胸を愛撫、そして同じように理性を失ったペニスをレオルドのアナルにゆったり押し込んだ。
「ぐぉぉっ!?…へへ、なんだよゲオルグ、てめぇもそのケがあったのかよ、変態野郎」
「…すまん。だが、御主人だけではなく、お前らにも魅力を感じてしまってな…」
「えぇ…!?なんか恥ずかしい!!」
乙女のように恥じらうカイウス。…しかし、既に股を自ら開き、レオルドが与える快楽と熱を感じて腰を振っていた。
「…す、げぇ」
横で見ていたルプス。
「…おいで、ルプス」
カイウスの甘い誘惑に、耐えていたルプスの理性が崩壊した。
「…じゃぁ、俺も、こっちで」
カイウスの上に跨り、レオルドに太腿を擦りつける形になる。
「あっ、す、すごいっ、チンポ、ケツに入ったっ」
「ぐっ…可愛いとこあんじゃねぇか、って噛むなお前」
「…もっと、欲しくなるな」
「…全員で、もっと」
激しい振動が、四人を絶頂に誘うまでに時間はかからなかった。
だが一度の絶頂で足りる程、彼らの性欲は枯れてはいなかった。
「へへっ、カイウス…ペニスでけぇな」
「みんな、大きいよなぁ…かっこいい」
「っ、ゲオルグ…俺…出そう」
「まずい、すまんルプス…共に出すぞ」
「っ、乳首吸うんじゃねぇよ…っ」
「背中…キスしちゃお」
「あぁっ、俺、頭ん中、爆発するっ」
「俺も、やべぇ、すげぇ、いいっ!!」
口付けて、舐めて、噛んで、飲み込んで。
互いが互いの肉体を余すところなく貪る。
…奴隷たちの甘い宴は、朝が訪れても続いていた…。
―――――
「それで、真昼間まで盛ってた、と」
「「「「ごめんなさい」」」」
「楽しかったか?」
「「「「はい」」」」
「ならいっか」
ヴァルカはちょっとだけ楽しみにしていた。
…この可愛い奴隷犬たちの子種に塗れ、
逞しい肉体に埋もれ、
そして脳天から足先まで快楽に痺れる感覚で満たされる時間を。
いや、それ以上に…。
「(…俺は、こいつらに何を求めてんだろうな)」
性欲を満たしたい、というのが当初の目的だったのだが。
ヴァルカは妙な感覚のせいで靄がかかったような気分になっていた。
―――――
「んで、次はどうする?」
服を着て、今後の仕事について四人は話し合っていた。
「食糧調達はいいだろう。結構採ったからな」
「御主人、そーいや自分の服あんまり買ってないような気がする」
「冒険者稼業の手伝いとかは?」
「あ?あいつって冒険者だったのか」
「そういやルプスは御主人のことあんまり知らないんだったっけ」
「んーまぁそうだな」
「俺は細工とかやろうと思ってんだが」
「あぁ、なら俺は鍛冶に挑戦してみるか」
「俺とカイウスで家の中の掃除や料理しときゃいいんじゃね?」
「そうしようか!」
…とまぁ、割と自由な奴隷たちであった。
一人一部屋。それでも部屋が余る程に広い屋敷に、ヴァルカは管理を行っていたのだが…。
「おい!」
ヴァルカを突然呼び止めたのは四人目の奴隷…名前が無かったから「ルプス」と名付けられた青年だった。
「こっちは古くなってたから床も壁も直したぞ」
どうやら元々大工仕事を間近で見ていたこともあり、技術と知識をある程度備えていたようだった。知識の吸収も早く、他の奴隷のこともだが、植物や動物の知識も俺が教えたものはいち早く覚えてしまった。
「助かった、ありがとな」
「おぅ」
やや目付きが鋭く、強面な気がするが、時折見せる笑顔が穏やかだ。しかもしっかり報告しに来るし、律儀なところはまるで犬みたいだ。
「それから…」
横に並び、書類に目を通す。どうやら使った資材代を全員で帳簿にしたものを整理したものらしい。見た目に反して几帳面だ。
…何故彼が、奴隷として売られていたんだろう。そんな疑問がヴァルカには浮かぶ。
「了解、報告ありがとう」
「ん」
尻尾があったらちぎれんばかりに振っていそうな表情。思わず目を逸らすヴァルカ。仄かに顔が赤くなっているのを隠そうとしていた。
「戻ったぜ御主人!今日は大猟だぜ!!」
「お、おかえりー」
レオルドたちが戻った事で、ヴァルカは昼食を食べることにした。
―――――
…時間変わりまして、夜。ヴァルカは館の一番広い部屋を訪れていた。
部屋には前の主の寝相が悪かったのか、何人乗ってもいいような、豪奢なベッドが鎮座していた。
…いや、微かに情事の残り香が感じられる。複数。ヴァルカの鼻は鋭い。恐らく、前の持ち主が何人もの女と何度もの夜をベッドに匂いが染みつくまで過ごしたのだろう。
ふと、ヴァルカに悪い笑みが浮かぶ。
―――――
「ふっ…くぅっ…」
四人は今、発情していた。
何故か?主人の戯れだ。
広々とした部屋の巨大なベッドの上。大の男四人が甘い香りに満たされた部屋で、体を重ね交わりたい衝動を抑え、必死に羞恥を晒さぬようにしていた。
「くっそ、ヤりてぇ…ケツハメしてぇ…おいカイウス、ケツ貸せ」
「えぇっ!?ちょっ、押し倒さないでっ、うわぁっ!?」
我慢の限界が来たレオルドがカイウスを仰向けに押し倒し、カイウスのアナルを剛直したペニスで豪快に犯し始めた。
「あぁぁぁぁっ」
「っ…!!」
同じく我慢の限界を迎えたゲオルグ。余裕を失ったレオルドの背後にそっと寄り添い、優しく抱擁、胸を愛撫、そして同じように理性を失ったペニスをレオルドのアナルにゆったり押し込んだ。
「ぐぉぉっ!?…へへ、なんだよゲオルグ、てめぇもそのケがあったのかよ、変態野郎」
「…すまん。だが、御主人だけではなく、お前らにも魅力を感じてしまってな…」
「えぇ…!?なんか恥ずかしい!!」
乙女のように恥じらうカイウス。…しかし、既に股を自ら開き、レオルドが与える快楽と熱を感じて腰を振っていた。
「…す、げぇ」
横で見ていたルプス。
「…おいで、ルプス」
カイウスの甘い誘惑に、耐えていたルプスの理性が崩壊した。
「…じゃぁ、俺も、こっちで」
カイウスの上に跨り、レオルドに太腿を擦りつける形になる。
「あっ、す、すごいっ、チンポ、ケツに入ったっ」
「ぐっ…可愛いとこあんじゃねぇか、って噛むなお前」
「…もっと、欲しくなるな」
「…全員で、もっと」
激しい振動が、四人を絶頂に誘うまでに時間はかからなかった。
だが一度の絶頂で足りる程、彼らの性欲は枯れてはいなかった。
「へへっ、カイウス…ペニスでけぇな」
「みんな、大きいよなぁ…かっこいい」
「っ、ゲオルグ…俺…出そう」
「まずい、すまんルプス…共に出すぞ」
「っ、乳首吸うんじゃねぇよ…っ」
「背中…キスしちゃお」
「あぁっ、俺、頭ん中、爆発するっ」
「俺も、やべぇ、すげぇ、いいっ!!」
口付けて、舐めて、噛んで、飲み込んで。
互いが互いの肉体を余すところなく貪る。
…奴隷たちの甘い宴は、朝が訪れても続いていた…。
―――――
「それで、真昼間まで盛ってた、と」
「「「「ごめんなさい」」」」
「楽しかったか?」
「「「「はい」」」」
「ならいっか」
ヴァルカはちょっとだけ楽しみにしていた。
…この可愛い奴隷犬たちの子種に塗れ、
逞しい肉体に埋もれ、
そして脳天から足先まで快楽に痺れる感覚で満たされる時間を。
いや、それ以上に…。
「(…俺は、こいつらに何を求めてんだろうな)」
性欲を満たしたい、というのが当初の目的だったのだが。
ヴァルカは妙な感覚のせいで靄がかかったような気分になっていた。
―――――
「んで、次はどうする?」
服を着て、今後の仕事について四人は話し合っていた。
「食糧調達はいいだろう。結構採ったからな」
「御主人、そーいや自分の服あんまり買ってないような気がする」
「冒険者稼業の手伝いとかは?」
「あ?あいつって冒険者だったのか」
「そういやルプスは御主人のことあんまり知らないんだったっけ」
「んーまぁそうだな」
「俺は細工とかやろうと思ってんだが」
「あぁ、なら俺は鍛冶に挑戦してみるか」
「俺とカイウスで家の中の掃除や料理しときゃいいんじゃね?」
「そうしようか!」
…とまぁ、割と自由な奴隷たちであった。
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