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2019年12月29日
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2019年12月29日
私は気がついたら柔らかいものの上にいた。
それが布団の上だと気づくには少し時間が必要だった。また日を跨いだということは再び意識をなくしていたんだろう。
しかし、なんで布団で寝ているのかわからなかった。誘拐犯が寝かせたのか?
突然後ろから声がした。
「お目覚めか?お嬢さん」
「………」
聞きたいことがたくさんあった。でも何より恐怖が勝った。死ぬんだ。と思った。
誘拐犯は床に腰を下ろし、言った。
「俺が怖いか?死にたかぁないよな。俺は女子供には手ェかけねんだ。安心しな。」
私は震えながら、言葉を捻り出した。
「こ…殺さ…ない…の…?」
誘拐犯は不敵な笑みを浮かべて言った。
「俺は獲物を殺したいわけでも、金が欲しいわけでもねえからな。探してたんだよ。お前の様な奴をな。」
「探し…てた…?」
「あぁ。俺はお前の様な子供がいた。きっとお前と同じくらいまで成長してるこったろう。会いたくてな…俺のわがままに付き合ってくれないか?」
そう言って誘拐犯は、私に何をするわけでもなくただ私を養っていった。
私は気がついたら柔らかいものの上にいた。
それが布団の上だと気づくには少し時間が必要だった。また日を跨いだということは再び意識をなくしていたんだろう。
しかし、なんで布団で寝ているのかわからなかった。誘拐犯が寝かせたのか?
突然後ろから声がした。
「お目覚めか?お嬢さん」
「………」
聞きたいことがたくさんあった。でも何より恐怖が勝った。死ぬんだ。と思った。
誘拐犯は床に腰を下ろし、言った。
「俺が怖いか?死にたかぁないよな。俺は女子供には手ェかけねんだ。安心しな。」
私は震えながら、言葉を捻り出した。
「こ…殺さ…ない…の…?」
誘拐犯は不敵な笑みを浮かべて言った。
「俺は獲物を殺したいわけでも、金が欲しいわけでもねえからな。探してたんだよ。お前の様な奴をな。」
「探し…てた…?」
「あぁ。俺はお前の様な子供がいた。きっとお前と同じくらいまで成長してるこったろう。会いたくてな…俺のわがままに付き合ってくれないか?」
そう言って誘拐犯は、私に何をするわけでもなくただ私を養っていった。
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