親でもないくせに

愛音

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2019年12月25日、26日

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2019年12月25日
今日はクリスマス。生きてきた中でこんなに最悪のクリスマスを私は知らない。
家には馬鹿な親戚どもが押し寄せてきて、母にかかった巨額の保険金を奪い合っている。
受取人は私らしい。でも私はまだ小学生だ。
私を引き取ったらそのお金は新しい私の親のものになるだろう。本当図々しい奴らだ。
少し目眩と吐き気がする1日だった。

2019年12月26日
私は夢を見た。お母さんにあたりつける夢だ。
これは、お母さんが生きていた頃私が最後にかけた言葉だ。
私はお母さんが大好きだった。
でもとても厳しかった。私がまだ幼稚園生の頃お父さんと離婚してからお母さんはずっと厳しかった。そんなお母さんが、あたられて謝っていた。仕切りにごめんねって言いながら涙を溢していた。
私は神様ではなく自分を死ぬほど恨んだ。
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