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第20話 アルファの巣に連れ込まれたベータ(11)
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「それは違う」
静かなのに力強い声に、新はハッとした。薄暗がりの中でも、直樹が真剣な顔なのがわかった。
「俺は自分の探し求める相手は律だと思い込んでいた。顔合わせの場には忠彦氏や護衛がいて、彼とはろくに話をしたこともないのに。でも新と一緒に過ごし、いろんな話をするうち、自分の誤解や思い込みや認知のゆがみに気づいた。人を好きになるというのは、性別やフェロモンの適合率の話か? 俺はそんなもの関係なく、新が好きだ。お前の優しさや強さや賢さが好きだ」
彼は一旦言葉を切り、言いづらそうに続きを口にした。
「そして……それだけじゃなく、新とセックスするのも最高に好きだ」
なんてこと言うんだこの人! 新は真っ赤になった。一度言いづらいことを口にした直樹は、完全に開き直って語った。
「律のフェロモンは嗅いだことがないからなんとも言えないが、少なくともこれまで付き合ったオメガ女性たちのフェロモンより、新の体臭のほうがいい香りで興奮する。昨夜、遅くまで残業していた新の汗の匂いはたまらなかった」
そう言えばしつこく匂いを嗅がれたっけ。あのとき、この人がそんなふうに感じていたなんて、全然気づかなかった。恥ずかしさに涙目になっている新を、直樹は愛おしそうに見つめた。
「アルファの男性器は大きいから、ベータ男性の体には負担だとわかってるのに、新とは何度でも交わりたくてどうしようもないんだ。フェロモン漬けにして他のアルファを威嚇するのが駄目なら、新が浮気できないよう、精液を一滴残らず搾り取りたい。……駄目か?」
そんなの駄目に決まってるじゃないか! 断ろうとして、直樹の縋るような眼差しに言葉が消えていく。新は悩みに悩んで尋ねた。
「そんなに俺は信用できませんか。今でも誰かと駆け落ちするんだろうって思ってる?」
「まさか! そうじゃない。本当は新がイく姿があまりに可愛いから、何度でも間近で見たいだけなんだ」
疑われているわけじゃないんだ、よかった。男とセックスなんて気持ち悪いと言っていたこの人が、そこまで俺を求めてくれるなら。
「好きにしてください」
「新!」
まるで獲物に飛びかかる肉食獣のようだった。配偶者の許可に、直樹は新をベッドに押し倒すと、その若々しいなめらかな肌を舐めしゃぶり、噛みつくようにキスをした。
やっぱりこの人が好きだ。この人を拒むなんてできない。いつか兄と同じぐらいフェロモン適合率の高いオメガと出会ったら、この人はきっと理性を失うとわかっているのに……。
さっき交わったばかりなのに、直樹に翻弄されて新の体温が上がっていく。初々しいベータは高い嬌声を漏らして、夫であるアルファの背中に爪を立てた。
結局、木南邸に滞在した1日半、新はほとんど直樹のベッドの上で過ごした。
「松井、新のことを頼んだぞ」
「はい、旦那様」
たくさんの手土産とともに黒塗りの高級車の後部座席に座る新を、直樹は車の外から脳裏に焼き付けようとするかのように熱い眼差しで見つめた。離れがたいのは新も同じだった。
「すまない新。俺が送っていったら送り狼になるか、新の家に毎晩通って抱き潰してしまうから、ここで見送らせてくれ。松井はお前の住居は口外しない」
「うん。俺のために見送りに徹するのはわかってます」
というより、わからせられてしまった。今も体の奥に直樹がいるかのようだ。新婚旅行のときより激しく求められて、精液が一滴も出なくなってもドライでいかされた。
車が滑るように発進する。新が振り返ると、直樹は真っ直ぐ新を見送っていた。不意に遠い記憶がよみがえった。
十年前のあの時と一緒だ!
あの時も彼は父に連れられて行く自分をずっと見送っていた。自分も名残惜しくて彼を振り返った。
いつまでも木南邸を見つめている新に、前を向いて運転しながら松井が尋ねる。
「速度を落としましょうか」
「いいえ、大丈夫です」
そう言いながら新は完全に見えなくなるまで直樹を見ていた。新の乗る車を見送るアルファの影も、その場に立ち尽くして動かなかった。
「力のあるアルファであればあるほど、立派な邸宅を構えるものです」
まるで独り言のように松井が語る。
「中野家のお生まれである新様はよくご存知でしょう。中野家の邸宅は宏壮だ。自分の番を独占して外に出すまいとする、代々の家長の配偶者たちの執念の表れです」
知っている。オメガの母は「忠彦は仕様のないやつだな」と笑って外に出ないけれど、ベータの自分には耐えられなかった。パーティーに出かける父と兄と拓海が羨ましかった。
「オメガは巣づくりすることでわかるとおり、巣に籠もろうとする性質がある。だから自分の番を巣に隠そうとするアルファとやっていける」
「そうですね」
新は頷いた。
「旦那様は特にアルファ性が強い。本当は新様をご自宅に帰すのは、身を切られるほどつらいことなのです」
そうか。
新の心の奥から、なんとも言えない熱い感動が湧き上がってきた。
これが、新を自由にしてくれることが直樹の愛なのか。
車を木南邸に戻してくれと命じたくなった。彼の元に帰りたい。こんなにも愛しているのに、彼の家に閉じ込められても平気なオメガになれないことがつらい。直樹なしでは生きていけない体になれたらいいのに。
……いや、駄目だ。
新は深い息を吐いて冷静さを取り戻した。直樹のところに戻るのはなんの解決にもならない。自分の足で立てる人間にならなければ、ベータである自分はアルファである直樹とともにいられない。
松井が言葉を重ねる。
「あの方はわかりにくい方ですが、新様を愛しておられる。どうかよろしくお願いいたします」
「はい」
新は直樹が用意して持たせてくれた、手土産の袋をそっと撫でた。
毎回、食事のたびに写真を撮って、御礼のメッセージを送ろう。きっと彼はそのたびに返信してくれるに違いない。離れていても、同じものを食べて美味しいと語ることはできるように、フェロモンがなくても一緒にいる方法はあるはずだ。それを見つけられたら、一生彼の傍にいられるだろうか。
直樹。
愛する人を想う新の頬は、ひとりでに緩んだ。
静かなのに力強い声に、新はハッとした。薄暗がりの中でも、直樹が真剣な顔なのがわかった。
「俺は自分の探し求める相手は律だと思い込んでいた。顔合わせの場には忠彦氏や護衛がいて、彼とはろくに話をしたこともないのに。でも新と一緒に過ごし、いろんな話をするうち、自分の誤解や思い込みや認知のゆがみに気づいた。人を好きになるというのは、性別やフェロモンの適合率の話か? 俺はそんなもの関係なく、新が好きだ。お前の優しさや強さや賢さが好きだ」
彼は一旦言葉を切り、言いづらそうに続きを口にした。
「そして……それだけじゃなく、新とセックスするのも最高に好きだ」
なんてこと言うんだこの人! 新は真っ赤になった。一度言いづらいことを口にした直樹は、完全に開き直って語った。
「律のフェロモンは嗅いだことがないからなんとも言えないが、少なくともこれまで付き合ったオメガ女性たちのフェロモンより、新の体臭のほうがいい香りで興奮する。昨夜、遅くまで残業していた新の汗の匂いはたまらなかった」
そう言えばしつこく匂いを嗅がれたっけ。あのとき、この人がそんなふうに感じていたなんて、全然気づかなかった。恥ずかしさに涙目になっている新を、直樹は愛おしそうに見つめた。
「アルファの男性器は大きいから、ベータ男性の体には負担だとわかってるのに、新とは何度でも交わりたくてどうしようもないんだ。フェロモン漬けにして他のアルファを威嚇するのが駄目なら、新が浮気できないよう、精液を一滴残らず搾り取りたい。……駄目か?」
そんなの駄目に決まってるじゃないか! 断ろうとして、直樹の縋るような眼差しに言葉が消えていく。新は悩みに悩んで尋ねた。
「そんなに俺は信用できませんか。今でも誰かと駆け落ちするんだろうって思ってる?」
「まさか! そうじゃない。本当は新がイく姿があまりに可愛いから、何度でも間近で見たいだけなんだ」
疑われているわけじゃないんだ、よかった。男とセックスなんて気持ち悪いと言っていたこの人が、そこまで俺を求めてくれるなら。
「好きにしてください」
「新!」
まるで獲物に飛びかかる肉食獣のようだった。配偶者の許可に、直樹は新をベッドに押し倒すと、その若々しいなめらかな肌を舐めしゃぶり、噛みつくようにキスをした。
やっぱりこの人が好きだ。この人を拒むなんてできない。いつか兄と同じぐらいフェロモン適合率の高いオメガと出会ったら、この人はきっと理性を失うとわかっているのに……。
さっき交わったばかりなのに、直樹に翻弄されて新の体温が上がっていく。初々しいベータは高い嬌声を漏らして、夫であるアルファの背中に爪を立てた。
結局、木南邸に滞在した1日半、新はほとんど直樹のベッドの上で過ごした。
「松井、新のことを頼んだぞ」
「はい、旦那様」
たくさんの手土産とともに黒塗りの高級車の後部座席に座る新を、直樹は車の外から脳裏に焼き付けようとするかのように熱い眼差しで見つめた。離れがたいのは新も同じだった。
「すまない新。俺が送っていったら送り狼になるか、新の家に毎晩通って抱き潰してしまうから、ここで見送らせてくれ。松井はお前の住居は口外しない」
「うん。俺のために見送りに徹するのはわかってます」
というより、わからせられてしまった。今も体の奥に直樹がいるかのようだ。新婚旅行のときより激しく求められて、精液が一滴も出なくなってもドライでいかされた。
車が滑るように発進する。新が振り返ると、直樹は真っ直ぐ新を見送っていた。不意に遠い記憶がよみがえった。
十年前のあの時と一緒だ!
あの時も彼は父に連れられて行く自分をずっと見送っていた。自分も名残惜しくて彼を振り返った。
いつまでも木南邸を見つめている新に、前を向いて運転しながら松井が尋ねる。
「速度を落としましょうか」
「いいえ、大丈夫です」
そう言いながら新は完全に見えなくなるまで直樹を見ていた。新の乗る車を見送るアルファの影も、その場に立ち尽くして動かなかった。
「力のあるアルファであればあるほど、立派な邸宅を構えるものです」
まるで独り言のように松井が語る。
「中野家のお生まれである新様はよくご存知でしょう。中野家の邸宅は宏壮だ。自分の番を独占して外に出すまいとする、代々の家長の配偶者たちの執念の表れです」
知っている。オメガの母は「忠彦は仕様のないやつだな」と笑って外に出ないけれど、ベータの自分には耐えられなかった。パーティーに出かける父と兄と拓海が羨ましかった。
「オメガは巣づくりすることでわかるとおり、巣に籠もろうとする性質がある。だから自分の番を巣に隠そうとするアルファとやっていける」
「そうですね」
新は頷いた。
「旦那様は特にアルファ性が強い。本当は新様をご自宅に帰すのは、身を切られるほどつらいことなのです」
そうか。
新の心の奥から、なんとも言えない熱い感動が湧き上がってきた。
これが、新を自由にしてくれることが直樹の愛なのか。
車を木南邸に戻してくれと命じたくなった。彼の元に帰りたい。こんなにも愛しているのに、彼の家に閉じ込められても平気なオメガになれないことがつらい。直樹なしでは生きていけない体になれたらいいのに。
……いや、駄目だ。
新は深い息を吐いて冷静さを取り戻した。直樹のところに戻るのはなんの解決にもならない。自分の足で立てる人間にならなければ、ベータである自分はアルファである直樹とともにいられない。
松井が言葉を重ねる。
「あの方はわかりにくい方ですが、新様を愛しておられる。どうかよろしくお願いいたします」
「はい」
新は直樹が用意して持たせてくれた、手土産の袋をそっと撫でた。
毎回、食事のたびに写真を撮って、御礼のメッセージを送ろう。きっと彼はそのたびに返信してくれるに違いない。離れていても、同じものを食べて美味しいと語ることはできるように、フェロモンがなくても一緒にいる方法はあるはずだ。それを見つけられたら、一生彼の傍にいられるだろうか。
直樹。
愛する人を想う新の頬は、ひとりでに緩んだ。
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