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0章:はじまりはじまりの章
はじまり。ぇ、はじまるの??自信ないのに…。
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私は常に自信がなかった。
今現在も何者にもなれていない。
ただ、与えられている日常を淡々と送っているだけ。
私は常に自信などなく、何者にもなれていない。
こんな私に何ができるというのだろうか。
あなたが今、これを見ているということは。
あなたにも私と同じようなメイがあるということ、なのかも知れない。
生きづらいな。。
そう思うことが昔から多かった。
周りに馴染めない。
親からの期待に応えきれない。
自分で決めたこともやり通せない。
…自分が何者なのかもわからない。
キラキラとしている世界が羨ましいと何度も思った。
だけど、私なんかができることは何もなく、いつもいつも、ただただ、見上げて見つめていただけ。
…こんな自分は何ができて、どう生きていくというのだろうか。
昔から変なコだったと思う。
周りに溶け込むのが苦手だった。
もっとキレイなものが見たいと思っていたのに、目に映るのは悲しいことが多くてさ。
もっと暖かい世界だと思っていたのに、聞こえてくるのは罵詈雑言が多くてさ。
もっと愛があるはずだと思っていたのに、感じられるのは冷ややかで利己的な他人を陥れるウソばっかだ。
空を見上げては「早く迎えに来て。」
そう呟いた。
私という個体はなぜここにいるのだろう。
私という個体は何をしに来たのだろう。
私という個体はなぜ生まれて地球に存在しているのだろう。
そう哲学的で答えの出ない問いばかり考えてさ。
1人苦しくなって、1人寂しくなって、
1人みじめになって、ただ1人きりで泣いた。
特別、勉強ができたわけでもない。
特別、運動ができたわけでもない。
どこにでもいる、大したことのないちっぽけな個体。
ただ結婚して、ただ1人の娘がいる、どこにでもいるありふれた個体。
ただ、自分の名前は好きだった。
「そら」
見上げられるものと同じ名前だから。
「そらちゃん」「そらさん」
優しい声でそう呼んでくれる人がいることで、
一緒に生きているって感じて息ができたから。
ある日、神さまはそんな私にヘタレな勇者を届けてくださいました。
そらは勇者から頼まれた。
「俺を治してくれませんか?」
伝説の聖なる白い龍。
それが勇者リュートの本来の姿だそうだ。
リュート「今はヒトとして転生してきてますが、俺の魂は聖なる白い龍なんだ。
ただ、今は魂に傷を負ってしまって、
使命を果たせない状態なの。それを治してくれる人を探してた。やっと見つけた」
今現在も何者にもなれていない。
ただ、与えられている日常を淡々と送っているだけ。
私は常に自信などなく、何者にもなれていない。
こんな私に何ができるというのだろうか。
あなたが今、これを見ているということは。
あなたにも私と同じようなメイがあるということ、なのかも知れない。
生きづらいな。。
そう思うことが昔から多かった。
周りに馴染めない。
親からの期待に応えきれない。
自分で決めたこともやり通せない。
…自分が何者なのかもわからない。
キラキラとしている世界が羨ましいと何度も思った。
だけど、私なんかができることは何もなく、いつもいつも、ただただ、見上げて見つめていただけ。
…こんな自分は何ができて、どう生きていくというのだろうか。
昔から変なコだったと思う。
周りに溶け込むのが苦手だった。
もっとキレイなものが見たいと思っていたのに、目に映るのは悲しいことが多くてさ。
もっと暖かい世界だと思っていたのに、聞こえてくるのは罵詈雑言が多くてさ。
もっと愛があるはずだと思っていたのに、感じられるのは冷ややかで利己的な他人を陥れるウソばっかだ。
空を見上げては「早く迎えに来て。」
そう呟いた。
私という個体はなぜここにいるのだろう。
私という個体は何をしに来たのだろう。
私という個体はなぜ生まれて地球に存在しているのだろう。
そう哲学的で答えの出ない問いばかり考えてさ。
1人苦しくなって、1人寂しくなって、
1人みじめになって、ただ1人きりで泣いた。
特別、勉強ができたわけでもない。
特別、運動ができたわけでもない。
どこにでもいる、大したことのないちっぽけな個体。
ただ結婚して、ただ1人の娘がいる、どこにでもいるありふれた個体。
ただ、自分の名前は好きだった。
「そら」
見上げられるものと同じ名前だから。
「そらちゃん」「そらさん」
優しい声でそう呼んでくれる人がいることで、
一緒に生きているって感じて息ができたから。
ある日、神さまはそんな私にヘタレな勇者を届けてくださいました。
そらは勇者から頼まれた。
「俺を治してくれませんか?」
伝説の聖なる白い龍。
それが勇者リュートの本来の姿だそうだ。
リュート「今はヒトとして転生してきてますが、俺の魂は聖なる白い龍なんだ。
ただ、今は魂に傷を負ってしまって、
使命を果たせない状態なの。それを治してくれる人を探してた。やっと見つけた」
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