大賢者だと言われたが、たぶん違うから、求婚とかやめてください
目を開けたらそこは、大草原でした。そして、穴があります。ドでかい穴が。何でしょう、この穴は。不思議に思ってボーーッと空を見ていると、遥か遠くから、馬に乗った騎士様たちが近づいてきて、僕のことを大賢者様だと勘違いしちゃって、さぁ、大変。記憶も魔法も何もかもを忘れた僕は、流れに身をまかせてみることにしました。
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