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暑い、何でこんなに暑いんだ、夏だからか、そうか、なら仕方ないけど、違う、何か当たって、なんだこのすべすべしたやつ、イルカなの?でもなんで僕イルカと…はっ、イルカは冷たいよね、こんな熱かったら死んじゃうよ、大変だ。
「わぁっ!!イルカ」
「おはよう飛羽、ちなみに、僕はイルカでもないよ」
「あ、おぅ、はよ……夢がちょっと、色々あってな」
ごにょごにょと言い訳して、のびをして誤魔化す。はぁーー良い天気だな。
「うっわ、お前の部屋、見晴らし最高じゃん!!あ!!富士山じゃないの?あれ、なぁ」
「たぶんそうかな」
「はーーー成功者の窓辺だわこれ、ロマンだわ、くそかっけぇな、家賃、家賃いくら?」
失礼を承知で聞く。普通なら聞かんよ、人様の家の家賃なんて、そんなこと、でもな、なんせ、昴だし、気にしないだろ。
「家賃か、うーん、賃貸じゃないから、ちょっと解らないけど、1億くらいで買ったって言ってたかな」
「でたよ、でたでた、1億!!ハーーー、1億の部屋だよ、そりゃ、景色良いよ、良いに決まってるわ」
ガラスにはりついて、景色を見る、電車が玩具みたい。道の先が渋滞してるって、あの車は知らないで走ってるんだろな……ぐーー。
「昴、腹へった」
「うん、もうすぐデリバリーが届くから、、、大丈夫、二人分頼んだから」
「お前ってば、頼りになるやつ」
僕のじとっとした目を見て、すぐに察してくれる頭の回転の早いヤツだよ。すまんね、衣食住のうち、半分以上世話になって。しかも、昨日会っただけのヤツに。
あ、まって、首の治療費も払ってないじゃん、やばい、トータルいくら?すまん、昴……出世払いにしてくれ。
リュックに入ってる自分の財布の中身をみて、がっかりする。バイトでもするかぁ。
「バイト……あっ!!なぁ、昴のへやのハウスクリーニングって、僕がやっちゃだめ?あの、お世話になったし、掃除だろ?洗濯も?僕できると思うんだが、ダメかな」
「親がやってる会社の傘下だから、頼めば入れて貰えるけど、本当に?」
「え、お前の親って、医者じゃないの?」
「医者の傍ら社長でもあるんだよ、色んなことやりたい人でさ、どんな仕事やってるかよく解らないくらい」
「でたよ、マルチ能力、なんでも出来ちゃう、何でも成功しちゃうやつな、ったく、どんだけ働いてんのよ、資産えげつないんだろな、はぁ、だめだ、よそう、この会話、話題変えるわ、だから、ハウスクリーニングを」
僕が話題をまたバイトに戻そうとしたとき、タイミング良くチャイムがポーンと鳴った。デリバリーが来ちゃったね、よし、まず食べよう。
いそいそと、食卓へ行くと、食事を乗せたキッチンワゴンをコロコロ引いて昴が入ってきた。
「デリバリーって、え?なに、どっから来てるの?なにそのワゴン……よくメイドとか執事がひいてるやつじゃん」
「このビルに入ってるレストランだよ」
「だからか、ピザもいつも食べてるのと違うと思った!!量産じゃない、手作りのやつだ、ぐはっ、僕は昴を見誤ってた、これ程とは……え?昴、まさか王族?」
「プッ、普通の一般人だよ」
ププッて、また笑ってら。いや、でもさ、こんな毎日ってどうなのよ、王族だろこんなん。一般人ではない。
キッチンワゴンに乗ってる食事がまぁ、これまた旨そうな和食で、おひつに御飯と、お重にオカズ色々、味噌汁と茶碗蒸しときたもんだ、はぁ、日常なの、これが?
僕はもはや、驚き疲れて、腹が欲するままに、おひつから御飯をたんまりよそった。
「昴どれくらい?」
「飛羽の半分くらい」
「おいおい…まじかよ、食わねぇなぁ、まぁ良いか」
昴の分もお茶碗によそって、テーブルへおく。メチャクチャ豪華なんだが。
「はぁ、なんだろ、色々辛い事が霞んできたわ、ありがとなぁ昴」
「僕の力ではないのだけどもね、まぁ、飛羽が元気になってよかったよ」
元気になったよ、ありがとなぁ。寝てる時に抱き付いたり、八つ当たりしたり、好かれる事なんもしてないわ。
「わぁっ!!イルカ」
「おはよう飛羽、ちなみに、僕はイルカでもないよ」
「あ、おぅ、はよ……夢がちょっと、色々あってな」
ごにょごにょと言い訳して、のびをして誤魔化す。はぁーー良い天気だな。
「うっわ、お前の部屋、見晴らし最高じゃん!!あ!!富士山じゃないの?あれ、なぁ」
「たぶんそうかな」
「はーーー成功者の窓辺だわこれ、ロマンだわ、くそかっけぇな、家賃、家賃いくら?」
失礼を承知で聞く。普通なら聞かんよ、人様の家の家賃なんて、そんなこと、でもな、なんせ、昴だし、気にしないだろ。
「家賃か、うーん、賃貸じゃないから、ちょっと解らないけど、1億くらいで買ったって言ってたかな」
「でたよ、でたでた、1億!!ハーーー、1億の部屋だよ、そりゃ、景色良いよ、良いに決まってるわ」
ガラスにはりついて、景色を見る、電車が玩具みたい。道の先が渋滞してるって、あの車は知らないで走ってるんだろな……ぐーー。
「昴、腹へった」
「うん、もうすぐデリバリーが届くから、、、大丈夫、二人分頼んだから」
「お前ってば、頼りになるやつ」
僕のじとっとした目を見て、すぐに察してくれる頭の回転の早いヤツだよ。すまんね、衣食住のうち、半分以上世話になって。しかも、昨日会っただけのヤツに。
あ、まって、首の治療費も払ってないじゃん、やばい、トータルいくら?すまん、昴……出世払いにしてくれ。
リュックに入ってる自分の財布の中身をみて、がっかりする。バイトでもするかぁ。
「バイト……あっ!!なぁ、昴のへやのハウスクリーニングって、僕がやっちゃだめ?あの、お世話になったし、掃除だろ?洗濯も?僕できると思うんだが、ダメかな」
「親がやってる会社の傘下だから、頼めば入れて貰えるけど、本当に?」
「え、お前の親って、医者じゃないの?」
「医者の傍ら社長でもあるんだよ、色んなことやりたい人でさ、どんな仕事やってるかよく解らないくらい」
「でたよ、マルチ能力、なんでも出来ちゃう、何でも成功しちゃうやつな、ったく、どんだけ働いてんのよ、資産えげつないんだろな、はぁ、だめだ、よそう、この会話、話題変えるわ、だから、ハウスクリーニングを」
僕が話題をまたバイトに戻そうとしたとき、タイミング良くチャイムがポーンと鳴った。デリバリーが来ちゃったね、よし、まず食べよう。
いそいそと、食卓へ行くと、食事を乗せたキッチンワゴンをコロコロ引いて昴が入ってきた。
「デリバリーって、え?なに、どっから来てるの?なにそのワゴン……よくメイドとか執事がひいてるやつじゃん」
「このビルに入ってるレストランだよ」
「だからか、ピザもいつも食べてるのと違うと思った!!量産じゃない、手作りのやつだ、ぐはっ、僕は昴を見誤ってた、これ程とは……え?昴、まさか王族?」
「プッ、普通の一般人だよ」
ププッて、また笑ってら。いや、でもさ、こんな毎日ってどうなのよ、王族だろこんなん。一般人ではない。
キッチンワゴンに乗ってる食事がまぁ、これまた旨そうな和食で、おひつに御飯と、お重にオカズ色々、味噌汁と茶碗蒸しときたもんだ、はぁ、日常なの、これが?
僕はもはや、驚き疲れて、腹が欲するままに、おひつから御飯をたんまりよそった。
「昴どれくらい?」
「飛羽の半分くらい」
「おいおい…まじかよ、食わねぇなぁ、まぁ良いか」
昴の分もお茶碗によそって、テーブルへおく。メチャクチャ豪華なんだが。
「はぁ、なんだろ、色々辛い事が霞んできたわ、ありがとなぁ昴」
「僕の力ではないのだけどもね、まぁ、飛羽が元気になってよかったよ」
元気になったよ、ありがとなぁ。寝てる時に抱き付いたり、八つ当たりしたり、好かれる事なんもしてないわ。
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