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第7話
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4人でバケトンで肝試しをすはめになり、トンネルの向こう側まで辿り着く。
すると入り口あたりに女性らしき姿が真一以外はパニックになる。
仕方なく尻込みしている3人を尻目に真一は1人車の方へ向かうのであった。
たしかにさっきは4人で歩いた時はなんともなかったトンネル内だが、1人だと嫌な想像をしてしまう。
けど女なんか見えないし、気を取り直し俺は愛車のセルシオの元にたどり着いた。
ふと閃いた。
今まさにトランクの中を再確認するチャンスだ。紗栄子も大輝も彼方もトンネルの向こう側だからこっそり確認するチャンス。
漆黒の闇の中、トランクの鍵穴を探す。
「真一くん、なんで車にのりこまねぇんだ?」少し苛立ちながら大輝がいう。
そんなのはお構いなしに俺は
トランクのロックを外し開ける。
ルームランプがほんのり点灯する。
「やべぇ、臭いがきつい」
流石に死人の顔をみるのは厳しいと思い持ち物でもあればと周囲を探りはじめた。
するとパンツのポケットからスマホが見える。
スマホをゆっくり取り出す。
パスワードまたは指紋認証を求められ俺は
縛られた腕の親指をスマホにあてた。
するとロックが解除された。
待ち受け画面には、、、
やっぱり「凛」とその友人であろう姿がある。鬼のような不在着信がたまっている。
着信の中に「武吉」の名前がある。
時刻をみると俺が凛とホテルにいた時間帯だ。武吉以外は知らない名前の着信であった。
凛と武吉は友人関係だったのか?あの武吉だから、やり友か彼女でもおかしくはない。
まさか武吉が凛を。。。
「真ちゃん!何してんの早くきてよ」
トンネル内に紗栄子の声が響きわたる。
それにしても、凛の変わり果てた姿、そしてこの異臭がやばい、大輝たちに感づかれる前にどうにかしないと。
「彼方そういえば、あの女らしきやつどこ行った。」思い出したかのように大輝が彼方にいった。
「そう言われると消えちゃったかも」
俺はセルシオに乗り込み、芳香剤を手に取りトランクの中に放り込んだ。
バリケードをずらしてセルシオに乗り込む。
キーを回しエンジンをかけ、紗栄子たちのいる向こう側めざして走り出した。
すると入り口あたりに女性らしき姿が真一以外はパニックになる。
仕方なく尻込みしている3人を尻目に真一は1人車の方へ向かうのであった。
たしかにさっきは4人で歩いた時はなんともなかったトンネル内だが、1人だと嫌な想像をしてしまう。
けど女なんか見えないし、気を取り直し俺は愛車のセルシオの元にたどり着いた。
ふと閃いた。
今まさにトランクの中を再確認するチャンスだ。紗栄子も大輝も彼方もトンネルの向こう側だからこっそり確認するチャンス。
漆黒の闇の中、トランクの鍵穴を探す。
「真一くん、なんで車にのりこまねぇんだ?」少し苛立ちながら大輝がいう。
そんなのはお構いなしに俺は
トランクのロックを外し開ける。
ルームランプがほんのり点灯する。
「やべぇ、臭いがきつい」
流石に死人の顔をみるのは厳しいと思い持ち物でもあればと周囲を探りはじめた。
するとパンツのポケットからスマホが見える。
スマホをゆっくり取り出す。
パスワードまたは指紋認証を求められ俺は
縛られた腕の親指をスマホにあてた。
するとロックが解除された。
待ち受け画面には、、、
やっぱり「凛」とその友人であろう姿がある。鬼のような不在着信がたまっている。
着信の中に「武吉」の名前がある。
時刻をみると俺が凛とホテルにいた時間帯だ。武吉以外は知らない名前の着信であった。
凛と武吉は友人関係だったのか?あの武吉だから、やり友か彼女でもおかしくはない。
まさか武吉が凛を。。。
「真ちゃん!何してんの早くきてよ」
トンネル内に紗栄子の声が響きわたる。
それにしても、凛の変わり果てた姿、そしてこの異臭がやばい、大輝たちに感づかれる前にどうにかしないと。
「彼方そういえば、あの女らしきやつどこ行った。」思い出したかのように大輝が彼方にいった。
「そう言われると消えちゃったかも」
俺はセルシオに乗り込み、芳香剤を手に取りトランクの中に放り込んだ。
バリケードをずらしてセルシオに乗り込む。
キーを回しエンジンをかけ、紗栄子たちのいる向こう側めざして走り出した。
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