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30話
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迦楼羅炎で扉の南京錠を焼き切った風間はマヤカとともに敷地に入っていった。
結界のせいか、不穏な空気感が充満している感覚だ。
マヤカはゆっくりと魔物と化した母のもとに忍び寄り気を惹きつける。
その間に風間は中心部にある箱に縄を縛り始めた。縛り終えると琴美に外に出るようジェスチャーする。
(ドカっ)
風間の体が宙にまう、そして激しく地面に叩きつけられた。
「風間くん!」
ジレンマが敷地の外から叫ぶ。
「おかぁさん‼️」
完全に油断していたところを不意打ちされたのであった。
琴美は敷地に外にでた。風間は完全に気を失っているのか、ジレンマの声にも反応しない。
魔物はマヤカの言葉にも聞く耳持たず、倒れている風間のもとにむかう。
「あんた!娘の声も忘れたのか」
ジレンマは敷地内にはいり、魔物に向かってそう言った。
無論、魔物は無表情だ。
ジレンマは上着を脱ぎ、呪印の刻まれた体を曝け出す。
「あれ?どうした、いつものように荒々しく出てこない?」
挙動不審に焦っているジレンマに気付いた羽鳥は状況を把握しこう告げた。
「ジレンマさん!周囲の結界が邪魔してるんじゃないですか?」
ジレンマは呪印が記されていない、護符の部分も剥がし出した。
しかし最悪とも呼ばれているジレンマに巣食う魔物は姿を現さない。
「おっさん‼️何してんだよ」
魔物はジレンマに急接近してきた、、
(ドカっ⁉️)
ジレンマも宙に舞、地面に叩きつけられた。
「おかぁさん!もうやめて、私よマヤカ、わからないの!」
マヤカは後ろから羽交締めし静止しようと試みる。
「琴美さん、まずい状況です、このままだと3人とも魔物の餌食になります。」
流石の羽鳥も冷静さを失う。
「結界を破ったらダメなんですか?」
「金網に取り付けられた札の数と鈴全てを外すには時間がかかります。しかも中に入らないと。。。」
琴美は再度敷地に入り、手前の札や鈴を剥がし出した。
「羽鳥さんはそこにいて、私はあいつに見えないから可能性があるなら取り除きます」
琴美は結界を破るべく、札や鈴を取り除き出して、ジレンマと風間は気絶してる状態。
マヤカもやられるのは時間の問題だ。
果たしてどんな結末を迎えるのであろうか。
結界のせいか、不穏な空気感が充満している感覚だ。
マヤカはゆっくりと魔物と化した母のもとに忍び寄り気を惹きつける。
その間に風間は中心部にある箱に縄を縛り始めた。縛り終えると琴美に外に出るようジェスチャーする。
(ドカっ)
風間の体が宙にまう、そして激しく地面に叩きつけられた。
「風間くん!」
ジレンマが敷地の外から叫ぶ。
「おかぁさん‼️」
完全に油断していたところを不意打ちされたのであった。
琴美は敷地に外にでた。風間は完全に気を失っているのか、ジレンマの声にも反応しない。
魔物はマヤカの言葉にも聞く耳持たず、倒れている風間のもとにむかう。
「あんた!娘の声も忘れたのか」
ジレンマは敷地内にはいり、魔物に向かってそう言った。
無論、魔物は無表情だ。
ジレンマは上着を脱ぎ、呪印の刻まれた体を曝け出す。
「あれ?どうした、いつものように荒々しく出てこない?」
挙動不審に焦っているジレンマに気付いた羽鳥は状況を把握しこう告げた。
「ジレンマさん!周囲の結界が邪魔してるんじゃないですか?」
ジレンマは呪印が記されていない、護符の部分も剥がし出した。
しかし最悪とも呼ばれているジレンマに巣食う魔物は姿を現さない。
「おっさん‼️何してんだよ」
魔物はジレンマに急接近してきた、、
(ドカっ⁉️)
ジレンマも宙に舞、地面に叩きつけられた。
「おかぁさん!もうやめて、私よマヤカ、わからないの!」
マヤカは後ろから羽交締めし静止しようと試みる。
「琴美さん、まずい状況です、このままだと3人とも魔物の餌食になります。」
流石の羽鳥も冷静さを失う。
「結界を破ったらダメなんですか?」
「金網に取り付けられた札の数と鈴全てを外すには時間がかかります。しかも中に入らないと。。。」
琴美は再度敷地に入り、手前の札や鈴を剥がし出した。
「羽鳥さんはそこにいて、私はあいつに見えないから可能性があるなら取り除きます」
琴美は結界を破るべく、札や鈴を取り除き出して、ジレンマと風間は気絶してる状態。
マヤカもやられるのは時間の問題だ。
果たしてどんな結末を迎えるのであろうか。
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