5 / 33
5話
しおりを挟む
政府から砂防団地についての依頼は以下である。
リゾート開発に関して地元住民や現状住んでいる住民から反発はあったものの
特に変わったことはなかったようだ、しかし徐々に変化が起きたのは1ヵ月前からであった。
団地の周囲で奇怪なことが起こりはじめ警察や行政に通報があったり
大量の虫が発生したり、カラスの群れが住み着いたり、近くの浜では大量の魚が打ち上げられたりと
と美しい海岸は急激に一遍した。
そこで調査を行ったのが一条の手配した調査委員であった。
あの動画は2日前に一般市民によって撮影されたものだが、国がマスコミ、県警に手を回し
世の中に公開できないよう封じ込めたのだ。
あまりの邪悪な怨念のため、画像通じて関係のない市民まで悪影響が及ぼすという、調査にいった役人の
10人中8人が職場復帰が難し状況になったという。
「そんなところにお二人でいくのですか。。。?」
「。。。。」
ジレンマと風間は無口になる。
「遥さんの話によると、あの団地が急変したのは、極上級呪物があるからじゃないかっていうんだ」
「派遣されたやつらも見つけ出せなかったのか。それとも辿りつけなかったのか。」
意味深な意見を風間は呟く。
「現在は規制線が引かれているようだけど、中にとどまってる住民もいる可能性があるみたいだね」
「風間くん、最後の晩餐でもしようか」
苦笑いをし、ジレンマと風間は2階に上がっていった。
ジレンマと風間は2階のソファに座り、一服する。
「遥さんの考えは、ジレンマならどんな呪物でも呪い殺せないし、まさにスター状態で適任だと
で俺は何をするんだ?」
「風間くんはその神の手をもってるし、霊視の深さは特級だから、誰が何のために団地をあのような状態にしたのかを探ってほしいと言ってた。」
「まじで2人だけでいくのか?」
「京子ちゃんとか暇かな。。。」
「京子はやめとけ、あいつだと団地ごと吹き飛ばしちまうよ」
「そういえば風間くん京子ちゃんとは。。。?」
「なんもねぇーよ、くだらね質問するな」
「私、サポートします!」
コーヒーを差し出しにきた、琴美が二人に賛同した。
「琴美、自分の身は自分で守らなきゃいけないような現場だぞ、それでもいくのか?」
風間が冷たい一言を投げる。
「じゃあ外にいてもらってなにかあったら、遥さんに連絡してもらう役割はどうかな」
「何があっても知らねーぞ、さっさと準備しろ」
「もう行くの?」
「夜に行くのはもっと危険だし、相手の時間だ、明るいうちに片付けるぞ」
風間はそういうと一人階段を下って行った。
リゾート開発に関して地元住民や現状住んでいる住民から反発はあったものの
特に変わったことはなかったようだ、しかし徐々に変化が起きたのは1ヵ月前からであった。
団地の周囲で奇怪なことが起こりはじめ警察や行政に通報があったり
大量の虫が発生したり、カラスの群れが住み着いたり、近くの浜では大量の魚が打ち上げられたりと
と美しい海岸は急激に一遍した。
そこで調査を行ったのが一条の手配した調査委員であった。
あの動画は2日前に一般市民によって撮影されたものだが、国がマスコミ、県警に手を回し
世の中に公開できないよう封じ込めたのだ。
あまりの邪悪な怨念のため、画像通じて関係のない市民まで悪影響が及ぼすという、調査にいった役人の
10人中8人が職場復帰が難し状況になったという。
「そんなところにお二人でいくのですか。。。?」
「。。。。」
ジレンマと風間は無口になる。
「遥さんの話によると、あの団地が急変したのは、極上級呪物があるからじゃないかっていうんだ」
「派遣されたやつらも見つけ出せなかったのか。それとも辿りつけなかったのか。」
意味深な意見を風間は呟く。
「現在は規制線が引かれているようだけど、中にとどまってる住民もいる可能性があるみたいだね」
「風間くん、最後の晩餐でもしようか」
苦笑いをし、ジレンマと風間は2階に上がっていった。
ジレンマと風間は2階のソファに座り、一服する。
「遥さんの考えは、ジレンマならどんな呪物でも呪い殺せないし、まさにスター状態で適任だと
で俺は何をするんだ?」
「風間くんはその神の手をもってるし、霊視の深さは特級だから、誰が何のために団地をあのような状態にしたのかを探ってほしいと言ってた。」
「まじで2人だけでいくのか?」
「京子ちゃんとか暇かな。。。」
「京子はやめとけ、あいつだと団地ごと吹き飛ばしちまうよ」
「そういえば風間くん京子ちゃんとは。。。?」
「なんもねぇーよ、くだらね質問するな」
「私、サポートします!」
コーヒーを差し出しにきた、琴美が二人に賛同した。
「琴美、自分の身は自分で守らなきゃいけないような現場だぞ、それでもいくのか?」
風間が冷たい一言を投げる。
「じゃあ外にいてもらってなにかあったら、遥さんに連絡してもらう役割はどうかな」
「何があっても知らねーぞ、さっさと準備しろ」
「もう行くの?」
「夜に行くのはもっと危険だし、相手の時間だ、明るいうちに片付けるぞ」
風間はそういうと一人階段を下って行った。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
ツギハギドール
広茂実理
ホラー
※グロ系統描写あります。苦手な方はご注意を
憧れてやまない同級生の死――
目の前で大事な友人を失った少女、斉藤初は、希望のない日々を過ごしていた。
彼女の心の拠り所はたった一つ……可愛らしい姿のプリンセスドールで。そのドールは、失われた同級生にそっくりだった。
そんなある日、友人の死に関わった人物が、無残な姿で命を落とす。一見事故かと思われた遺体のそばには、謎のドールが発見され、世間では亡くなった少女の呪いとして騒がれる始末。
命を落として尚も引き合いに出され、侮辱されるのか――我慢がならなかった斉藤初は、独自に事件を調査することを決意するが――
事故か自殺か他殺か。ドールの目撃情報とはいったい。本当に呪いが存在するのか。
ミステリーxサイコxサスペンスxホラーストーリー。
ぐちょべちょラ/惨酷の定義
握夢(グーム)
ホラー
意識が戻った時に記憶が無かった。動けない。目も見えない。
ただいえることは、おれは、……喰われていた!?
なぜこんなことになったのか。―――そしておれは一体何者なんだ!?
15分で読める、ミステリーテイストの強い、怖さ&残酷描写が軽めのライトホラーです。
1分で読める!ビックリもゾクっも味わえるショートショートシリーズ
安恒 亮
ホラー
ゾクっもあり、ちょっとびっくりな風刺的なオチあり、奇抜なショートショート集です。思いつき次第更新していきます。(少しでもいいなと思っていただければ、お気に入り登録.感想お願いします。)
閲覧禁止
凜
ホラー
”それ”を送られたら終わり。
呪われたそれにより次々と人間が殺されていく。それは何なのか、何のために――。
村木は知り合いの女子高生である相園が殺されたことから事件に巻き込まれる。彼女はある写真を送られたことで殺されたらしい。その事件を皮切りに、次々と写真を送られた人間が殺されることとなる。二人目の現場で写真を託された村木は、事件を解決することを決意する。
変貌忌譚―変態さんは路地裏喫茶にお越し―
i'm who?
ホラー
まことしやかに囁かれる噂……。
寂れた田舎町の路地裏迷路の何処かに、人ならざる異形の存在達が営む喫茶店が在るという。
店の入口は心の隙間。人の弱さを喰らう店。
そこへ招かれてしまう難儀な定めを持った彼ら彼女ら。
様々な事情から世の道理を逸しかけた人々。
それまでとは異なるものに成りたい人々。
人間であることを止めようとする人々。
曰く、その喫茶店では【特別メニュー】として御客様のあらゆる全てを対価に、今とは別の生き方を提供してくれると噂される。それはもしも、あるいは、たとえばと。誰しもが持つ理想願望の禊。人が人であるがゆえに必要とされる祓。
自分自身を省みて現下で踏み止まるのか、何かを願いメニューを頼んでしまうのか、全て御客様本人しだい。それ故に、よくよく吟味し、見定めてくださいませ。結果の救済破滅は御客しだい。旨いも不味いも存じ上げませぬ。
それでも『良い』と嘯くならば……。
さぁ今宵、是非ともお越し下さいませ。
※注意点として、メニューの返品や交換はお受けしておりませんので悪しからず。
※この作品は【小説家になろう】さん【カクヨム】さんにも同時投稿しております。 ©️2022 I'm who?
同窓会
sgru3
ホラー
初めての方もそうでない方も、改めまして「sgru3」です。
今作品「同窓会」は「自己紹介作品」として、数々のサイトにて掲載歴がある作品です。
「いじめ」をテーマとした短編のホラー作品です。
もう15年は内容をほとんど変えていない作品ですが、自己紹介作品として今でも愛用している作品です。
拙い部分も当時のままですが、よければ一読してみてください。
※この作品はフィクションであり、登場する人物名・団体名は全て架空のものです。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる