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5話

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政府から砂防団地についての依頼は以下である。

リゾート開発に関して地元住民や現状住んでいる住民から反発はあったものの
特に変わったことはなかったようだ、しかし徐々に変化が起きたのは1ヵ月前からであった。

団地の周囲で奇怪なことが起こりはじめ警察や行政に通報があったり
大量の虫が発生したり、カラスの群れが住み着いたり、近くの浜では大量の魚が打ち上げられたりと
と美しい海岸は急激に一遍した。

そこで調査を行ったのが一条の手配した調査委員であった。
あの動画は2日前に一般市民によって撮影されたものだが、国がマスコミ、県警に手を回し
世の中に公開できないよう封じ込めたのだ。

あまりの邪悪な怨念のため、画像通じて関係のない市民まで悪影響が及ぼすという、調査にいった役人の
10人中8人が職場復帰が難し状況になったという。

「そんなところにお二人でいくのですか。。。?」

「。。。。」
ジレンマと風間は無口になる。

「遥さんの話によると、あの団地が急変したのは、極上級呪物があるからじゃないかっていうんだ」

「派遣されたやつらも見つけ出せなかったのか。それとも辿りつけなかったのか。」
意味深な意見を風間は呟く。

「現在は規制線が引かれているようだけど、中にとどまってる住民もいる可能性があるみたいだね」

「風間くん、最後の晩餐でもしようか」
苦笑いをし、ジレンマと風間は2階に上がっていった。

ジレンマと風間は2階のソファに座り、一服する。

「遥さんの考えは、ジレンマならどんな呪物でも呪い殺せないし、まさにスター状態で適任だと
で俺は何をするんだ?」

「風間くんはその神の手をもってるし、霊視の深さは特級だから、誰が何のために団地をあのような状態にしたのかを探ってほしいと言ってた。」

「まじで2人だけでいくのか?」

「京子ちゃんとか暇かな。。。」

「京子はやめとけ、あいつだと団地ごと吹き飛ばしちまうよ」

「そういえば風間くん京子ちゃんとは。。。?」

「なんもねぇーよ、くだらね質問するな」

「私、サポートします!」

コーヒーを差し出しにきた、琴美が二人に賛同した。

「琴美、自分の身は自分で守らなきゃいけないような現場だぞ、それでもいくのか?」
風間が冷たい一言を投げる。

「じゃあ外にいてもらってなにかあったら、遥さんに連絡してもらう役割はどうかな」

「何があっても知らねーぞ、さっさと準備しろ」

「もう行くの?」

「夜に行くのはもっと危険だし、相手の時間だ、明るいうちに片付けるぞ」

風間はそういうと一人階段を下って行った。







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