87 / 96
呪界団地編 シーズン2
30話
しおりを挟む
迦楼羅炎で扉の南京錠を焼き切った風間はマヤカとともに敷地に入っていった。
結界のせいか、不穏な空気感が充満している感覚だ。
マヤカはゆっくりと魔物と化した母のもとに忍び寄り気を惹きつける。
その間に風間は中心部にある箱に縄を縛り始めた。縛り終えると琴美に外に出るようジェスチャーする。
(ドカっ)
風間の体が宙にまう、そして激しく地面に叩きつけられた。
「風間くん!」
ジレンマが敷地の外から叫ぶ。
「おかぁさん‼️」
完全に油断していたところを不意打ちされたのであった。
琴美は敷地に外にでた。風間は完全に気を失っているのか、ジレンマの声にも反応しない。
魔物はマヤカの言葉にも聞く耳持たず、倒れている風間のもとにむかう。
「あんた!娘の声も忘れたのか」
ジレンマは敷地内にはいり、魔物に向かってそう言った。
無論、魔物は無表情だ。
ジレンマは上着を脱ぎ、呪印の刻まれた体を曝け出す。
「あれ?どうした、いつものように荒々しく出てこない?」
挙動不審に焦っているジレンマに気付いた羽鳥は状況を把握しこう告げた。
「ジレンマさん!周囲の結界が邪魔してるんじゃないですか?」
ジレンマは呪印が記されていない、護符の部分も剥がし出した。
しかし最悪とも呼ばれているジレンマに巣食う魔物は姿を現さない。
「おっさん‼️何してんだよ」
魔物はジレンマに急接近してきた、、
(ドカっ⁉️)
ジレンマも宙に舞、地面に叩きつけられた。
「おかぁさん!もうやめて、私よマヤカ、わからないの!」
マヤカは後ろから羽交締めし静止しようと試みる。
「琴美さん、まずい状況です、このままだと3人とも魔物の餌食になります。」
流石の羽鳥も冷静さを失う。
「結界を破ったらダメなんですか?」
「金網に取り付けられた札の数と鈴全てを外すには時間がかかります。しかも中に入らないと。。。」
琴美は再度敷地に入り、手前の札や鈴を剥がし出した。
「羽鳥さんはそこにいて、私はあいつに見えないから可能性があるなら取り除きます」
琴美は結界を破るべく、札や鈴を取り除き出して、ジレンマと風間は気絶してる状態。
マヤカもやられるのは時間の問題だ。
果たしてどんな結末を迎えるのであろうか。
結界のせいか、不穏な空気感が充満している感覚だ。
マヤカはゆっくりと魔物と化した母のもとに忍び寄り気を惹きつける。
その間に風間は中心部にある箱に縄を縛り始めた。縛り終えると琴美に外に出るようジェスチャーする。
(ドカっ)
風間の体が宙にまう、そして激しく地面に叩きつけられた。
「風間くん!」
ジレンマが敷地の外から叫ぶ。
「おかぁさん‼️」
完全に油断していたところを不意打ちされたのであった。
琴美は敷地に外にでた。風間は完全に気を失っているのか、ジレンマの声にも反応しない。
魔物はマヤカの言葉にも聞く耳持たず、倒れている風間のもとにむかう。
「あんた!娘の声も忘れたのか」
ジレンマは敷地内にはいり、魔物に向かってそう言った。
無論、魔物は無表情だ。
ジレンマは上着を脱ぎ、呪印の刻まれた体を曝け出す。
「あれ?どうした、いつものように荒々しく出てこない?」
挙動不審に焦っているジレンマに気付いた羽鳥は状況を把握しこう告げた。
「ジレンマさん!周囲の結界が邪魔してるんじゃないですか?」
ジレンマは呪印が記されていない、護符の部分も剥がし出した。
しかし最悪とも呼ばれているジレンマに巣食う魔物は姿を現さない。
「おっさん‼️何してんだよ」
魔物はジレンマに急接近してきた、、
(ドカっ⁉️)
ジレンマも宙に舞、地面に叩きつけられた。
「おかぁさん!もうやめて、私よマヤカ、わからないの!」
マヤカは後ろから羽交締めし静止しようと試みる。
「琴美さん、まずい状況です、このままだと3人とも魔物の餌食になります。」
流石の羽鳥も冷静さを失う。
「結界を破ったらダメなんですか?」
「金網に取り付けられた札の数と鈴全てを外すには時間がかかります。しかも中に入らないと。。。」
琴美は再度敷地に入り、手前の札や鈴を剥がし出した。
「羽鳥さんはそこにいて、私はあいつに見えないから可能性があるなら取り除きます」
琴美は結界を破るべく、札や鈴を取り除き出して、ジレンマと風間は気絶してる状態。
マヤカもやられるのは時間の問題だ。
果たしてどんな結末を迎えるのであろうか。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
お前の娘の本当の父親、ガチでお前だったよ。酷えだろ、お前のカミさん托卵してやがったんだ。
蓮實長治
ホラー
え?
タイトルが何かおかしいって……?
いや、気にしないで下さい。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。
※R15指定は残酷描写の為です。性描写は期待しないで下さい。
四天王寺ロダンの挨拶
ヒナタウヲ
ミステリー
『奇なる姓に妙なる名』その人は『四天王寺ロダン』。
彼はのっぽ背にちじれ毛のアフロヘアを掻きまわしながら、小さな劇団の一員として、日々懸命に舞台芸を磨いている。しかし、そんな彼には不思議とどこからか『謎』めいた話がふわりふわりと浮かんで、彼自身ですら知らない内に『謎』へと走り出してしまう。人間の娑婆は現代劇よりもファナティックに溢れた劇場で、そこで生きる人々は現在進行形の素晴らしい演者達である。
そんな人々の人生を彩る劇中で四天王寺ロダンはどんな役割を演じるのだろうか?
――露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢、秀吉が辞世で詠んだ現代の難波で、四天王寺ロダンは走り出す。
本作は『嗤う田中』シリーズから、一人歩き始めた彼の活躍を集めた物語集です。
@アルファポリス奨励賞受賞作品
https://www.alphapolis.co.jp/prize/result/682000184
@第11回ネット大賞一次通過作品
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
閲覧禁止
凜
ホラー
”それ”を送られたら終わり。
呪われたそれにより次々と人間が殺されていく。それは何なのか、何のために――。
村木は知り合いの女子高生である相園が殺されたことから事件に巻き込まれる。彼女はある写真を送られたことで殺されたらしい。その事件を皮切りに、次々と写真を送られた人間が殺されることとなる。二人目の現場で写真を託された村木は、事件を解決することを決意する。
呪物ショップの店主呪戀魔「呪界団地編」
デジャヴ
ホラー
日本で最もコアな人種が集まる街
「秋葉原」この街の一等地に構える老舗ジャンクショップ「パラドックス」ここの店主を務めているのが通称ジレンマそれが彼の名だ。
ジャンクショプというのはカモフラージュで
本来は殺人、呪、自殺などあらゆる闇案件の窓口となるのがパラドックスの真の素顔である。
ジレンマは幼少期、魔物に取り憑かれ自身が生ける呪物になった。
僕が見た怪物たち1997-2018
サトウ・レン
ホラー
初めて先生と会ったのは、1997年の秋頃のことで、僕は田舎の寂れた村に住む少年だった。
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる