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第4部 新たな展開
第99話 ダンジョンクリア
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はあ、はあ、はあ、はあ、
はあ、はあ、はあ、はあ、
どうやら倒せたみたいね。
『やりましたね、姉さん』
『ミュウ、ミュウミュウ~』
「シルバーとポポンのお陰よ、大丈夫?」
『はい、なんともありません』
『ミュ~、ニュ~ニュ~』
するとどこかで聞いた音が頭に響いた。
『テレレレッテッテレー♫』
〈〈〈〈〈 おめでとうございます、レベルアップ致しました。次回からはステータス画面より経験値をアビリティに振り分けることが出来ます 〉〉〉〉〉
『ヘルプ』機能の声は更に続く。
〈〈〈〈〈 筋力、攻撃力に振り分けると物理攻撃寄りに、知力、魔力に振り分けると魔法攻撃寄りになります 〉〉〉〉〉
「わかったわ、でももう私が戦う事なんてないと思うわよ」
そう返したけど『ヘルプ』機能からの返事はなかった。
それから階層の中央には宝箱が二つ現れた。
まずは一つ目を開ける。
中から現れたのは黒い鞘に納められた剣だった。
するとどこからか解説が始まる。
『フィジカル ストゥレングス ソード』。
切りつけた相手の体力を吸収し、受けたダメージを再生することが出来る。
この剣で戦えば体力負けすることはないだろう。
まるで吸血鬼の剣ね。
次の箱は何かしら。
『鑑定眼鏡』。
この眼鏡をかけてみると品物や人を鑑定することができる。
マナーを守って使用しよう!
これは便利なものが手に入ったわ。
今まで鑑定はネットスーパーに、収納しないと詳細が分からなかったから。
すると階層の奥の壁が開き部屋が現れた。
中に入って見ると1mはある巨大な魔石が浮いていた。
これは何?
どこかで聞いた声が響く。
『よくぞ、ここまでたどり着くことができました』
「あなたはダンジョンマスターね。ここが最終なら私達を出してほしいわ」
『えぇ、それは勿論です。これでこのダンジョンもしばらくは活動できませんから』
「どういうこと?」
『ダンジョンは魔素を吸収し、迷路を大きくして魔物を増やしていきます。その魔物をここまで倒されては、また一から貯えて行くしかありません』
「それならしばらくは、社会に悪さしなくていいわね」
『魔素を溜めて吐き出すのもこの世界には必要なことです』
「この階層は何階まであるの?」
『はい、いまのところは302階層です』
302階?!そんなに上がってきたのね。
「それより早くここから出してほしいわ」
『わかりました。マスター仰せのままに』
「なに?そのマスターと言うのは」
『はい、ダンジョンをクリアしたあなたは、このダンジョンのマスターになります』
「マスターになるとどうなるのよ」
『はい、お好きな魔物をこのダンジョンで創り出すことが出来ます』
「はあ?」
『それから迷路もお好きなようにできます。もっとも魔素が溜まってからとなりますが』
う~ん。それが特典に思えないわ。
長い時間をかけてここまできて、それとは…。
「ほしくないわね」
『そ、それともう1つ特典があります』
慌てた様に話し出す。
「もう、なによ。どうせくだらないものでしょう」
『ドロップアイテム用に、お好きなマジックアイテムを作ることができます』
「それはいいわね。それが出来れば私も好きなアイテムを使えるわ」
『これをお持ちください』
見ると目の前に手に収まる位の青い魔石が浮いている。
『ダンジョンコアの一部です。これで私とマスターはいつでも連絡を取ることが出来ます』
「頂いておくわ。それと私達がここまで来るのに、どのくらいかかったのかしら?」
『それはわかりません。私には月日の概念がありませんから。質問が無ければこれでさようならです』
すると魔法陣が浮かび上がった。
『さあ、その中に入ってください』
私達は足を踏み出し魔法陣の中に進むと、体が光に包まれた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
話が思ったより広がりませんでした…。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となります。
はあ、はあ、はあ、はあ、
どうやら倒せたみたいね。
『やりましたね、姉さん』
『ミュウ、ミュウミュウ~』
「シルバーとポポンのお陰よ、大丈夫?」
『はい、なんともありません』
『ミュ~、ニュ~ニュ~』
するとどこかで聞いた音が頭に響いた。
『テレレレッテッテレー♫』
〈〈〈〈〈 おめでとうございます、レベルアップ致しました。次回からはステータス画面より経験値をアビリティに振り分けることが出来ます 〉〉〉〉〉
『ヘルプ』機能の声は更に続く。
〈〈〈〈〈 筋力、攻撃力に振り分けると物理攻撃寄りに、知力、魔力に振り分けると魔法攻撃寄りになります 〉〉〉〉〉
「わかったわ、でももう私が戦う事なんてないと思うわよ」
そう返したけど『ヘルプ』機能からの返事はなかった。
それから階層の中央には宝箱が二つ現れた。
まずは一つ目を開ける。
中から現れたのは黒い鞘に納められた剣だった。
するとどこからか解説が始まる。
『フィジカル ストゥレングス ソード』。
切りつけた相手の体力を吸収し、受けたダメージを再生することが出来る。
この剣で戦えば体力負けすることはないだろう。
まるで吸血鬼の剣ね。
次の箱は何かしら。
『鑑定眼鏡』。
この眼鏡をかけてみると品物や人を鑑定することができる。
マナーを守って使用しよう!
これは便利なものが手に入ったわ。
今まで鑑定はネットスーパーに、収納しないと詳細が分からなかったから。
すると階層の奥の壁が開き部屋が現れた。
中に入って見ると1mはある巨大な魔石が浮いていた。
これは何?
どこかで聞いた声が響く。
『よくぞ、ここまでたどり着くことができました』
「あなたはダンジョンマスターね。ここが最終なら私達を出してほしいわ」
『えぇ、それは勿論です。これでこのダンジョンもしばらくは活動できませんから』
「どういうこと?」
『ダンジョンは魔素を吸収し、迷路を大きくして魔物を増やしていきます。その魔物をここまで倒されては、また一から貯えて行くしかありません』
「それならしばらくは、社会に悪さしなくていいわね」
『魔素を溜めて吐き出すのもこの世界には必要なことです』
「この階層は何階まであるの?」
『はい、いまのところは302階層です』
302階?!そんなに上がってきたのね。
「それより早くここから出してほしいわ」
『わかりました。マスター仰せのままに』
「なに?そのマスターと言うのは」
『はい、ダンジョンをクリアしたあなたは、このダンジョンのマスターになります』
「マスターになるとどうなるのよ」
『はい、お好きな魔物をこのダンジョンで創り出すことが出来ます』
「はあ?」
『それから迷路もお好きなようにできます。もっとも魔素が溜まってからとなりますが』
う~ん。それが特典に思えないわ。
長い時間をかけてここまできて、それとは…。
「ほしくないわね」
『そ、それともう1つ特典があります』
慌てた様に話し出す。
「もう、なによ。どうせくだらないものでしょう」
『ドロップアイテム用に、お好きなマジックアイテムを作ることができます』
「それはいいわね。それが出来れば私も好きなアイテムを使えるわ」
『これをお持ちください』
見ると目の前に手に収まる位の青い魔石が浮いている。
『ダンジョンコアの一部です。これで私とマスターはいつでも連絡を取ることが出来ます』
「頂いておくわ。それと私達がここまで来るのに、どのくらいかかったのかしら?」
『それはわかりません。私には月日の概念がありませんから。質問が無ければこれでさようならです』
すると魔法陣が浮かび上がった。
『さあ、その中に入ってください』
私達は足を踏み出し魔法陣の中に進むと、体が光に包まれた。
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いつも応援頂いてありがとうございます。
話が思ったより広がりませんでした…。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となります。
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