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第2部 王都ファグネリア
第45話 サンダーボルト
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忙しい朝食の時間も終わり私とシルバーは森に来ている。
雨の日以外は森に散歩に来るのが恒例になっている。
シルバーは毎日、生肉を8~10kg食べるので、猪や熊の魔物を1匹狩れば200kg近くあるので20日は持つことになる。
だからと言って家にいるだけだとシルバーが運動不足になってしまうようで毎日、運動がてら森を散歩するようになった。
魔物が居れば倒し、果物やキノコがあれば採取して帰る。
片道1時間くらいの距離をシルバーの背に乗り往復している。
そんなある日のことだったー。
「やあっ!!」
「この野郎!!」
「えいっ!!」A
街道を見ると立派な馬車2台が停まっている。
貴族の馬車かな?
その馬車を羽を生やしたビル1階分くらいの大きな魔物2匹が襲っている。
魔物には鱗がありコウモリのような翼を生やし飛んでいて、小さい手が付いているようだ。
馬車側は鎧を着た10人の護衛が剣を持ち戦っている。
どうやら魔物は人を襲い、どこかに咥えて行きたいようだ。
護衛の人の鎧を咥え何度も持上げようとしている。
その度に仲間の護衛に助けられなんとか凌いでいるようだけど。
『あれはワイバーンですぜ、姉さん』
「そうなの。ワイバーンというのね、シルバー」
『きっとやつらは繁殖時期で、食料を狩りに来たのでしょう』
「じゃあ、あの馬車の人達は餌と言うこと」
『そうなりますね』
魔石を食べるようになってからシルバーは、以前より賢くなった気がする。
しかしどうしよう?
余り関わりたいと思わないけど、彼らでワイバーンを撃退できるとは思えない。
「シルバー、ワイバーンを倒せそう?」
『任せてください。あんなトカゲなんて一捻りですから』
「そう。じゃあ、頼むわね。無理をしないでね」
そう私は言うとシルバーの背から降りた。
するとシルバーは一声吠える。
「 ワオォ~~~~ン!! 」
騎士達を襲っていたワイバーンは一瞬、動きが止まる。
まあ、騎士達もだけどー。
「おい見ろ、シルバーウルフだ!!」
「ワイバーンの他に、あんな大型な魔物を相手にする余裕などないぞ!!」
「公爵様をお守りするのだ!!」
騎士達が必死の顔で馬車を守ろうとする。
するとワイバーンは獲物を取られると思ったのだろうか、2匹がシルバー目掛けて飛んでくる。
しかも鋭い大きな爪でシルバーに掴みかかろうとする。
シルバーそれを巧みにかわし、1匹のワイバーンの翼に噛みついた。
「ガャウ~~ン!!」
魔物は鳴き声を上げる振りほどこうと暴れる。
シルバーは放さず食らいついているけど、もう1匹のワイバーンが横から嚙みつこうと攻撃をしてくる。
頑張れシルバー!!
するとシルバーは噛みつくのを止め地面に降り立つ。
一瞬、何かを溜めるかのようなそぶりを見せる。
そして大きな遠吠えがー。
『ウヮオ~~~~ン!!』
するとシルバーの体が眩く光り輝き、ワイバーンの頭上に落雷が響く。
ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、
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バリバリッ!バリバリッ!ゴロゴロ!バリバリッ!バリバリッ!バリバリッ!
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それは雷撃を直撃させる防御不能の攻撃魔法。
絶対魔法が天を裂きワイバーン2匹を直撃した!!
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いつも応援頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となります。
よろしくお願いいたします。
雨の日以外は森に散歩に来るのが恒例になっている。
シルバーは毎日、生肉を8~10kg食べるので、猪や熊の魔物を1匹狩れば200kg近くあるので20日は持つことになる。
だからと言って家にいるだけだとシルバーが運動不足になってしまうようで毎日、運動がてら森を散歩するようになった。
魔物が居れば倒し、果物やキノコがあれば採取して帰る。
片道1時間くらいの距離をシルバーの背に乗り往復している。
そんなある日のことだったー。
「やあっ!!」
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街道を見ると立派な馬車2台が停まっている。
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魔物には鱗がありコウモリのような翼を生やし飛んでいて、小さい手が付いているようだ。
馬車側は鎧を着た10人の護衛が剣を持ち戦っている。
どうやら魔物は人を襲い、どこかに咥えて行きたいようだ。
護衛の人の鎧を咥え何度も持上げようとしている。
その度に仲間の護衛に助けられなんとか凌いでいるようだけど。
『あれはワイバーンですぜ、姉さん』
「そうなの。ワイバーンというのね、シルバー」
『きっとやつらは繁殖時期で、食料を狩りに来たのでしょう』
「じゃあ、あの馬車の人達は餌と言うこと」
『そうなりますね』
魔石を食べるようになってからシルバーは、以前より賢くなった気がする。
しかしどうしよう?
余り関わりたいと思わないけど、彼らでワイバーンを撃退できるとは思えない。
「シルバー、ワイバーンを倒せそう?」
『任せてください。あんなトカゲなんて一捻りですから』
「そう。じゃあ、頼むわね。無理をしないでね」
そう私は言うとシルバーの背から降りた。
するとシルバーは一声吠える。
「 ワオォ~~~~ン!! 」
騎士達を襲っていたワイバーンは一瞬、動きが止まる。
まあ、騎士達もだけどー。
「おい見ろ、シルバーウルフだ!!」
「ワイバーンの他に、あんな大型な魔物を相手にする余裕などないぞ!!」
「公爵様をお守りするのだ!!」
騎士達が必死の顔で馬車を守ろうとする。
するとワイバーンは獲物を取られると思ったのだろうか、2匹がシルバー目掛けて飛んでくる。
しかも鋭い大きな爪でシルバーに掴みかかろうとする。
シルバーそれを巧みにかわし、1匹のワイバーンの翼に噛みついた。
「ガャウ~~ン!!」
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シルバーは放さず食らいついているけど、もう1匹のワイバーンが横から嚙みつこうと攻撃をしてくる。
頑張れシルバー!!
するとシルバーは噛みつくのを止め地面に降り立つ。
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それは雷撃を直撃させる防御不能の攻撃魔法。
絶対魔法が天を裂きワイバーン2匹を直撃した!!
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