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第2部 王都ファグネリア
第24話 『屋台の店シルバー』開店
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冒険者ギルドにお店の宣伝のために私は来ていた。
「スズカさんじゃないか?どうしたんだい」
声を掛けられ振り向くと、冒険者パーティ『燃える闘魂』の4人だった。
「こんにちは、みなさん。実はお店の宣伝用のポスターを、お願いしようと思ったのですが思った以上に値段が高くて」
「なんだい、もうお店の場所が決まったのかい?」
「えぇ、ヤルコビッチさんから紹介頂いた、場所を借りることになりまして」
「それはよかった。もう食べれるのですか?!」
犬族のジョヴァンニさんが食いついてくる。
「えぇ、もう開店できます」
「では、これから行っても良いかな?」
「大丈夫です。お店の場所は…」
そう言いながらチラシを見せ、価格設定を伝え店の場所を教える。
「他の獣人にも声を掛けておくから、スズカさんは先に帰って用意してください」
「わかりました、ジョヴァンニさん。店でお待ちしていますね」
「えぇ、任せておいてください!!」
そう言われ私は先に店に戻ることにした。
お皿と各フードを用意して、しばらく待っているとガヤガヤと声が近づいて来た。
「お~、ここだ、ここだ」
「こんにちは!スズカさん。やってきましたよ」
犬族のジョヴァンニさんと、猫族のイングヴェさんと、他に5人の獣人さんを連れていた。
連れの獣人さんは店の中の価格表を見て驚いている。
え?!この値段でも高いと言うのかしら?
きびし~~!!
「本当に美味しいのかよ?」
「そうだぞ、我々用の食事なんて聞いたことが無い」
連れの人がそんなことを言っている。
まあ、そうですね。ごもっともです。
「いらっしゃいませ。試しに食べて行きませんか?」
ワンちゃん、ネコちゃん大好き。
私は目を輝かせ精いっぱいの笑顔を作って見せた。
すると連れの何人かは顔を赤らめている。
やった!!見た目は17歳。
中身は58歳のおばさんの成熟した魅力が炸裂よ!!
バンッ、バンッ、バンッ、
そう言えば私の外見はどうなっているのだろう?
鏡が無いから、自分の姿を見ていないし。
後でネットスーパーで鏡を買っておこうかな。
まあ、この世界に来てから野営だったから、特に必要に感じなかったのね。
「何にしますか?」
「俺はあのペースト状の液体をかけたワンコスペシャルを頼みます!!」
犬族のジョヴァンニさんが頼めば、猫族のイングヴェさんも決まったようだ。
「じゃあ、俺はニャンコスペシャルを頼みます」
「はい~、ワンコスペシャルと、ニャンコスペシャル入りました~」
私は雰囲気を出すため、後ろを振り向いて厨房に向い声を出す。
「じゃあ、俺は…」
「俺はこれにしよう」
そう言いながら連れの獣人の人達も頼み始める。
まあ、そう言ってもメニューは各2種類だから分かりやすいけどね。
7人分の食事を作りながら、その都度手渡す。
ここは屋台の店だから椅子はない。
カウンター台をそのまま使ってもらい立ち食い方式にした。
そして食べ終わったお皿は食器返却台に下げてもらう。
食事を作るのも実際はカップで計り、お皿に入れるだけだから手間が無い。
「う、うめえ~!!」
「これはうまい!!」
「ワンダフル~!!」
「ニャンだ、これは~?!」
よかった、みんな喜んでくれている。
水も無料で提供することにした。
天然水をネットスーパーで購入し、次回からカップを持参で飲み放題にした。
だってドライフードは喉が渇くみたいだものね。
最初は『水の代金を払えるお金は無い』、と言っていたけど、無料だと聞くと驚いていた。
水でお金をもらったら、高い食事代だよ。
詐欺でしょ。
ゴク、ゴク、ゴク、
ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、
「う、うまい水だ」
「本当だ。こんなうまい水が飲めるなんて信じられない」
「水が飲めるだけでも、値段以上の価値がある」
よく見るとみんな尻尾をブン、ブン振っている。
耳だけでは種族はわからないけど、尻尾を見ると少しはわかるかも。
猫族の尻尾は細く器用に動く、そして犬族はフサフサの尻尾かな。
「ごちそう様~」
「また明日の朝、来ます」
そう言うとみんな帰って行った。
こうして順調に1日目はスタートした。
「スズカさんじゃないか?どうしたんだい」
声を掛けられ振り向くと、冒険者パーティ『燃える闘魂』の4人だった。
「こんにちは、みなさん。実はお店の宣伝用のポスターを、お願いしようと思ったのですが思った以上に値段が高くて」
「なんだい、もうお店の場所が決まったのかい?」
「えぇ、ヤルコビッチさんから紹介頂いた、場所を借りることになりまして」
「それはよかった。もう食べれるのですか?!」
犬族のジョヴァンニさんが食いついてくる。
「えぇ、もう開店できます」
「では、これから行っても良いかな?」
「大丈夫です。お店の場所は…」
そう言いながらチラシを見せ、価格設定を伝え店の場所を教える。
「他の獣人にも声を掛けておくから、スズカさんは先に帰って用意してください」
「わかりました、ジョヴァンニさん。店でお待ちしていますね」
「えぇ、任せておいてください!!」
そう言われ私は先に店に戻ることにした。
お皿と各フードを用意して、しばらく待っているとガヤガヤと声が近づいて来た。
「お~、ここだ、ここだ」
「こんにちは!スズカさん。やってきましたよ」
犬族のジョヴァンニさんと、猫族のイングヴェさんと、他に5人の獣人さんを連れていた。
連れの獣人さんは店の中の価格表を見て驚いている。
え?!この値段でも高いと言うのかしら?
きびし~~!!
「本当に美味しいのかよ?」
「そうだぞ、我々用の食事なんて聞いたことが無い」
連れの人がそんなことを言っている。
まあ、そうですね。ごもっともです。
「いらっしゃいませ。試しに食べて行きませんか?」
ワンちゃん、ネコちゃん大好き。
私は目を輝かせ精いっぱいの笑顔を作って見せた。
すると連れの何人かは顔を赤らめている。
やった!!見た目は17歳。
中身は58歳のおばさんの成熟した魅力が炸裂よ!!
バンッ、バンッ、バンッ、
そう言えば私の外見はどうなっているのだろう?
鏡が無いから、自分の姿を見ていないし。
後でネットスーパーで鏡を買っておこうかな。
まあ、この世界に来てから野営だったから、特に必要に感じなかったのね。
「何にしますか?」
「俺はあのペースト状の液体をかけたワンコスペシャルを頼みます!!」
犬族のジョヴァンニさんが頼めば、猫族のイングヴェさんも決まったようだ。
「じゃあ、俺はニャンコスペシャルを頼みます」
「はい~、ワンコスペシャルと、ニャンコスペシャル入りました~」
私は雰囲気を出すため、後ろを振り向いて厨房に向い声を出す。
「じゃあ、俺は…」
「俺はこれにしよう」
そう言いながら連れの獣人の人達も頼み始める。
まあ、そう言ってもメニューは各2種類だから分かりやすいけどね。
7人分の食事を作りながら、その都度手渡す。
ここは屋台の店だから椅子はない。
カウンター台をそのまま使ってもらい立ち食い方式にした。
そして食べ終わったお皿は食器返却台に下げてもらう。
食事を作るのも実際はカップで計り、お皿に入れるだけだから手間が無い。
「う、うめえ~!!」
「これはうまい!!」
「ワンダフル~!!」
「ニャンだ、これは~?!」
よかった、みんな喜んでくれている。
水も無料で提供することにした。
天然水をネットスーパーで購入し、次回からカップを持参で飲み放題にした。
だってドライフードは喉が渇くみたいだものね。
最初は『水の代金を払えるお金は無い』、と言っていたけど、無料だと聞くと驚いていた。
水でお金をもらったら、高い食事代だよ。
詐欺でしょ。
ゴク、ゴク、ゴク、
ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、
「う、うまい水だ」
「本当だ。こんなうまい水が飲めるなんて信じられない」
「水が飲めるだけでも、値段以上の価値がある」
よく見るとみんな尻尾をブン、ブン振っている。
耳だけでは種族はわからないけど、尻尾を見ると少しはわかるかも。
猫族の尻尾は細く器用に動く、そして犬族はフサフサの尻尾かな。
「ごちそう様~」
「また明日の朝、来ます」
そう言うとみんな帰って行った。
こうして順調に1日目はスタートした。
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