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第13部 蒸気機関車
第126話 1週間で10日分を
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それから1ヵ月が過ぎ、鉱物事業は順調に進んでいた。
俺が採掘した鉱物を蒸気機関車に毎朝積む。
そしてイーヴァインさん達がアレンの街に蒸気機関車で運ぶ。
駅で待機している従業員達で降ろす。
降ろした鉱物や石炭をアバンス商会へ店頭販売用に石炭を届ける。
別班は商業ギルドと鍛冶ギルドに石炭、鉱物を卸す。
残りは倉庫に運んでおく。
俺がストレージに仕舞い、運べば簡単だがそれでは意味がない。
蒸気機関車で運び込み人を雇い、降ろして配送するから街にお金が動くのだ。
それから少し経つと炭鉱夫の募集に人が集まる様になった。
当初はアスケル山脈での開拓など御免だ、と言っていた人達も毎日通う、イーヴァインさん達を見て気が変わったらしい。
アスケル山脈には人が踏み込んだことがない半面、森の奥に行けば行くほどレベルの高い凶暴な大型の魔物や魔獣がたくさんいる。
その分、貴重な資源が眠っているが危険が付きまとう。
だが彼らの乗っている蒸気機関車はどうだ。
両脇にある1mの刃は、非常時には横に降り相手を切り刻むと言う。
片側だけでも1車両120本は付いている。
これではまるで、大型の魔物だ。
アスケルの森の奥に住むと言われているドラゴンの様だ。
サーベルウルフの群れに襲われた際も、この数百本もある刃で切り刻んだという。
そんな噂を聞き給与も相場の倍近いこともあり、人が思った以上に集まった。
そして今では朝早く蒸気機関車が迎えに来る。
それに40~50人の炭鉱夫が客車に乗りアスケル山脈に向かう。
その中には炭鉱で彼らを管理や指導する山小人も乗っている。
彼らを馬鹿にしたり差別する物は炭鉱夫には1人もいなかった。
なぜならドワーフは炭鉱夫より強く、仕事が出来たからだ。
そこから各炭鉱に彼らは降ろされ働く。
この世界では陽が昇ると働き、夕方になるまで働く。
日が長い夏場は1日12時間以上働くのも普通だ。
だがエリアス商会は違う。
働く側の事を考え、朝7時くらいから15時くらいまでが仕事だ。
掘り出した鉱物を貨物に積み、15時くらいに鉱物を降ろしにアレンの街に帰る。
そして駅で待機している従業員達が鉱物を降ろすのだ。
休憩も10時は10分、12時には1時間休憩がある。
昼休憩の時は蒸気機関車でセトラー領まで一旦戻る。
そして調味料をふんだんに使った、肉料理の昼ごはんが無料で食べれる。
これが彼らの目的だった。
働いても満足に給与も貰えず、満足に食べれないこともあるのだ。
だがエリアス商会は違う。
週休2日制。
給与も相場の1.5倍近い。
昼も彼らが食べたことも無いようなご飯が食べれる。
夢のような職場だった。
そして昼食を作ってくれるダークエルフの女性が奇麗だった。
今まで異種族を蔑んでいたが、実際には見たことがない人が殆どだった。
異種族の多くは森に住み、人族と関わり合わなかったからだ。
しばらくすると胃袋を掴まれた人族の男達は、ダークエルフの女性と付き合い始めるようになった。
毎日、アレンの街から通うのも面倒だからと、セトラー領に一緒に住むようになった。
フリーだったダークエルフの女性は5人。
そしてその内の2人に人族の彼氏が出来たのだった。
ダークエルフは18歳くらいで成長が止まり、300~500歳くらいで寿命を迎える。
同族の若い男性から見れば『ご先祖様』と、言われる世代だった。
だが見た目は18歳くらい。
人族からすれば200歳でも300歳でも分からない。
年齢詐称にも限度がある。
だが彼女達は年齢は言っていない。
勝手にそう思っているのは、人族の方だから詐欺ではなかった。
種族によってそれぞれあることを、これから分かり合えば良いと思う。
これでセトラー領の住人が2人増えたことになる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「と、言う事ですのでカロリーナ様、マリー様。申し訳ありません。先日のお話しはお断りいたします」
私はカロリーナ。
エリアス様の第一夫人。
第二夫人のマリー様とテラスで、お茶を飲んでいる時に彼女達はやってきた。
ダークエルフの女性が2人。
私達2人は共に妊娠しており出産は、年末か年明けの予定。
それまではエリアス様の夜のお相手が出来ない。
同じ部族の中で相手になるダークエルフが居ない、しかし優れた子孫を残したい。だから子種が欲しいと言う理由で、彼女達5人をエリアス様の夜伽にする事に決めた。
その内の2人に、人族の彼氏が出来たから抜けると言う。
本来なら一子相伝のはずの、48の技を覚えてもらい猫言葉まで教えたのに…。
エリアス様は最近、多忙で夜は早く寝てしまうから彼女達の出番がなかった。
彼女達には悪いけどエルフは子供ができにくく、夜の相手としては好都合だった。
仕方ありませんね。
「分かりましたわ。お幸せに」
私がそう言うと、彼女達は帰って行った。
しかし、困ったことになりましたね。
そうなると夜の相手はダークエルフの女性が3人、アナベルさんの合わせて4人。
私達2人のどちらかに男の子が生まれて居たり、何人子供を産んでも女の子しか生まれないなら側室は4人でも良いけど。
今の段階では、相手が出来る人が4人では危険だわ。
そしてアナベルさんにも、48の技を身に付けてもらっている。
後は実地あるのみ。
最近、エリアス様は色んな事に興味を持たれる様になったわ。
女性にもね。
今、エリアス様の相手を彼女達だけにしたら。
48の技をその身に受け目覚めてしまうかも?
そして毎晩、夜の運動会が始まり、エリアス様は夜王になるでしょう。
でもそれまで、みんな体がもつかしら?
だって、エリアス様は…。
1週間で10日分くらいの、バイタリティがある方だから。
俺が採掘した鉱物を蒸気機関車に毎朝積む。
そしてイーヴァインさん達がアレンの街に蒸気機関車で運ぶ。
駅で待機している従業員達で降ろす。
降ろした鉱物や石炭をアバンス商会へ店頭販売用に石炭を届ける。
別班は商業ギルドと鍛冶ギルドに石炭、鉱物を卸す。
残りは倉庫に運んでおく。
俺がストレージに仕舞い、運べば簡単だがそれでは意味がない。
蒸気機関車で運び込み人を雇い、降ろして配送するから街にお金が動くのだ。
それから少し経つと炭鉱夫の募集に人が集まる様になった。
当初はアスケル山脈での開拓など御免だ、と言っていた人達も毎日通う、イーヴァインさん達を見て気が変わったらしい。
アスケル山脈には人が踏み込んだことがない半面、森の奥に行けば行くほどレベルの高い凶暴な大型の魔物や魔獣がたくさんいる。
その分、貴重な資源が眠っているが危険が付きまとう。
だが彼らの乗っている蒸気機関車はどうだ。
両脇にある1mの刃は、非常時には横に降り相手を切り刻むと言う。
片側だけでも1車両120本は付いている。
これではまるで、大型の魔物だ。
アスケルの森の奥に住むと言われているドラゴンの様だ。
サーベルウルフの群れに襲われた際も、この数百本もある刃で切り刻んだという。
そんな噂を聞き給与も相場の倍近いこともあり、人が思った以上に集まった。
そして今では朝早く蒸気機関車が迎えに来る。
それに40~50人の炭鉱夫が客車に乗りアスケル山脈に向かう。
その中には炭鉱で彼らを管理や指導する山小人も乗っている。
彼らを馬鹿にしたり差別する物は炭鉱夫には1人もいなかった。
なぜならドワーフは炭鉱夫より強く、仕事が出来たからだ。
そこから各炭鉱に彼らは降ろされ働く。
この世界では陽が昇ると働き、夕方になるまで働く。
日が長い夏場は1日12時間以上働くのも普通だ。
だがエリアス商会は違う。
働く側の事を考え、朝7時くらいから15時くらいまでが仕事だ。
掘り出した鉱物を貨物に積み、15時くらいに鉱物を降ろしにアレンの街に帰る。
そして駅で待機している従業員達が鉱物を降ろすのだ。
休憩も10時は10分、12時には1時間休憩がある。
昼休憩の時は蒸気機関車でセトラー領まで一旦戻る。
そして調味料をふんだんに使った、肉料理の昼ごはんが無料で食べれる。
これが彼らの目的だった。
働いても満足に給与も貰えず、満足に食べれないこともあるのだ。
だがエリアス商会は違う。
週休2日制。
給与も相場の1.5倍近い。
昼も彼らが食べたことも無いようなご飯が食べれる。
夢のような職場だった。
そして昼食を作ってくれるダークエルフの女性が奇麗だった。
今まで異種族を蔑んでいたが、実際には見たことがない人が殆どだった。
異種族の多くは森に住み、人族と関わり合わなかったからだ。
しばらくすると胃袋を掴まれた人族の男達は、ダークエルフの女性と付き合い始めるようになった。
毎日、アレンの街から通うのも面倒だからと、セトラー領に一緒に住むようになった。
フリーだったダークエルフの女性は5人。
そしてその内の2人に人族の彼氏が出来たのだった。
ダークエルフは18歳くらいで成長が止まり、300~500歳くらいで寿命を迎える。
同族の若い男性から見れば『ご先祖様』と、言われる世代だった。
だが見た目は18歳くらい。
人族からすれば200歳でも300歳でも分からない。
年齢詐称にも限度がある。
だが彼女達は年齢は言っていない。
勝手にそう思っているのは、人族の方だから詐欺ではなかった。
種族によってそれぞれあることを、これから分かり合えば良いと思う。
これでセトラー領の住人が2人増えたことになる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「と、言う事ですのでカロリーナ様、マリー様。申し訳ありません。先日のお話しはお断りいたします」
私はカロリーナ。
エリアス様の第一夫人。
第二夫人のマリー様とテラスで、お茶を飲んでいる時に彼女達はやってきた。
ダークエルフの女性が2人。
私達2人は共に妊娠しており出産は、年末か年明けの予定。
それまではエリアス様の夜のお相手が出来ない。
同じ部族の中で相手になるダークエルフが居ない、しかし優れた子孫を残したい。だから子種が欲しいと言う理由で、彼女達5人をエリアス様の夜伽にする事に決めた。
その内の2人に、人族の彼氏が出来たから抜けると言う。
本来なら一子相伝のはずの、48の技を覚えてもらい猫言葉まで教えたのに…。
エリアス様は最近、多忙で夜は早く寝てしまうから彼女達の出番がなかった。
彼女達には悪いけどエルフは子供ができにくく、夜の相手としては好都合だった。
仕方ありませんね。
「分かりましたわ。お幸せに」
私がそう言うと、彼女達は帰って行った。
しかし、困ったことになりましたね。
そうなると夜の相手はダークエルフの女性が3人、アナベルさんの合わせて4人。
私達2人のどちらかに男の子が生まれて居たり、何人子供を産んでも女の子しか生まれないなら側室は4人でも良いけど。
今の段階では、相手が出来る人が4人では危険だわ。
そしてアナベルさんにも、48の技を身に付けてもらっている。
後は実地あるのみ。
最近、エリアス様は色んな事に興味を持たれる様になったわ。
女性にもね。
今、エリアス様の相手を彼女達だけにしたら。
48の技をその身に受け目覚めてしまうかも?
そして毎晩、夜の運動会が始まり、エリアス様は夜王になるでしょう。
でもそれまで、みんな体がもつかしら?
だって、エリアス様は…。
1週間で10日分くらいの、バイタリティがある方だから。
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