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第7部 視野を外へ
第40話 冒険者ギルド
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俺は宿屋に戻りビルさんに聞いてみた。
「果物や穀物を森に採りに行きたいのですが、穴場を知りませんか?」
「街の外行くのかい?それなら事前に冒険者を雇ってみてはどうだろう」
「冒険者ですか?」
「あぁ、素行の悪いやつもいるが、彼らなら街を出た森のことについて知っている人も多いはずだよ」
「どうすればいいのでしょうか?」
「冒険者ギルドに行き依頼を出せばいいのさ」
「冒険者ギルドですね。では行ってみます」
俺はさっそく冒険者ギルドに向かった。
アレンの街は四方を山脈や森に囲まれ海がない。
冒険者たちは魔物や魔獣の討伐依頼や薬草などを採取し、ギルドに売ることで各商店に素材が供給される。
冒険者ギルドは街の城門近くにあった。
スイングドアを開け中に入ると、落ち着いた時間帯なのか人がまばらだった。
まずは受付だ。
受付には赤い髪の女の人がいた。
受付に向かい言った。
「依頼を出したいのですが」
「ご依頼ですね。どのような依頼でしょう?」
「アスケル山脈の森に果物や山菜を採りに行きたいのですが、穴場を知りたい。それに魔物や魔獣の詳細、討伐方法など知っている範囲で構わないので知りたい」
「魔物や魔獣の詳細、討伐方法なら冒険者ギルドに登録すれば資料を無料で観覧することができます」
「冒険者ギルドに登録するメリットは?」
「魔物や魔獣を討伐した場合、買取額が5%上がります。更に身分証明にもなります」
「デメリットはなんでしょうか?」
「そうですね。登録料500円かかるのと、一定期間依頼を受けないと資格が喪失することでしょうか」
俺は考えた。
魔物や魔獣の詳細は【スキル】世界の予備知識で知ることも可能だ。
だが対象の者が分からないと知ることはできない。
それなら冒険者ギルドに登録し資料観覧すれば十分メリットはある。
デメリットも一定期間依頼を受けないと、資格が喪失するだけだからだ。
「分かりました。登録します」
「ではこの水晶に手を翳してください」
しばらくすると水晶が光り、カードが出てきた。
カードを見ると
名前:エリアス・ドラード・セルベルト
種族:人族
年齢:17歳
性別:男
職業:卸業
レベル:1
と読むことが出来た。
俺の魔力を吸収し読込むシステムなのか?
「それは身分証明となりますので、無くさないでください。紛失されると再発行に5,000円かかりますから。また貴方が死亡された際の身分証にもなります。大切にしてください」
「分かりました」
「また当ギルドは24時間開いております。魔物が現れ討伐が必要になった場合などは、ランクによっては強制参加になることもあります」
それから説明があり、ランクはS、A~E。
上に行くほど難易度が高い代わりに報酬が多い。
登録時はEランクで1つ上のDランクまでの依頼を受けることが出来る。
失敗すると報酬の半分の違約金を払うことになるので、チームで活動する冒険者が多いとのこと。
依頼は毎朝、壁に張り出され早いもの勝ちとなる。
良い依頼を受けるため朝はとても混み、日が暮れる前に戻ってくるので昼間の今の時間は空いているのだそうだ。
一通り話を聞き依頼料を支払った。
受けてくれる人がいるのかは翌朝、来ればわかるはずだ。
なるべく早く行きたいので多少は高くなるが、ギルドの人が推薦する冒険者にお願いすることにした。
そして資料室に行き魔物や魔獣の詳細、討伐方法などを書いた資料を読んだ。
知力が100あるせいか、スラスラと入ってくる。
魔獣や魔物は毒があるもの以外の肉は買取可能。
内臓系は日持ちがしないので買取りしない。
それ以外も角、骨、羽など魔物によっては高額で取引される。
魔物は胸に魔石があり、魔道具に使わわる。大きさにより買取額は変わる。
一通り資料を読み冒険者ギルドを出た。
案内は良い冒険者が見つかるといいが。
翌朝、冒険者ギルドに行くと、依頼を受けてくれる冒険者が見つかったとのこと。
紹介されたのはDランクパーティー『赤い翼』だ。
「俺は赤い翼のリーダー、アドレーだ。よろしく」
「俺はエリアスです。こちらこそ、よろしくお願いします」
アドレーさんは25歳くらい、大きな両手剣を下げ180cmくらいの人だった。
『赤い翼』は4人でメンバーを紹介された。
片手剣と大きな盾を持ったジェイ さん。
動きやすそうな服装で弓を持ったマットさん。
斥候なのか軽い装備でショートソードを持ったランダルさんだ。
全員男だ。
冒険者に女性はいないのか聞いたところ、女性は薬草採取などをやることもあるが、城門より外は危険でやらないことが多い。
魔物や魔獣の討伐依頼なんて更に無理だそうだ。
では魔導師は?と聞いたら、魔法攻撃できるような人は国に召し抱えられ冒険者にはならないと笑われた。
何も後ろ盾がないから冒険者をやっているようなものらしい。
念のため、鑑定をしておいた。
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アドレー
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:剣士
レベル:20
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:ジェイ
種族:人族
年齢:23歳
性別:男
職業:重騎士
レベル:21
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:マット
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:狩人
レベル:18
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:ランダル
種族:人族
年齢:26歳
性別:男
職業:剣士
レベル:19
う~ん。比較が無いから、高いのか低いのかがわからないな。
そしてしばらく話し、特に異存もなく依頼となりそのまま街を出ることにした。
冒険者ギルドが選んだメンバーだ、間違いはないだろう。
「果物や穀物を森に採りに行きたいのですが、穴場を知りませんか?」
「街の外行くのかい?それなら事前に冒険者を雇ってみてはどうだろう」
「冒険者ですか?」
「あぁ、素行の悪いやつもいるが、彼らなら街を出た森のことについて知っている人も多いはずだよ」
「どうすればいいのでしょうか?」
「冒険者ギルドに行き依頼を出せばいいのさ」
「冒険者ギルドですね。では行ってみます」
俺はさっそく冒険者ギルドに向かった。
アレンの街は四方を山脈や森に囲まれ海がない。
冒険者たちは魔物や魔獣の討伐依頼や薬草などを採取し、ギルドに売ることで各商店に素材が供給される。
冒険者ギルドは街の城門近くにあった。
スイングドアを開け中に入ると、落ち着いた時間帯なのか人がまばらだった。
まずは受付だ。
受付には赤い髪の女の人がいた。
受付に向かい言った。
「依頼を出したいのですが」
「ご依頼ですね。どのような依頼でしょう?」
「アスケル山脈の森に果物や山菜を採りに行きたいのですが、穴場を知りたい。それに魔物や魔獣の詳細、討伐方法など知っている範囲で構わないので知りたい」
「魔物や魔獣の詳細、討伐方法なら冒険者ギルドに登録すれば資料を無料で観覧することができます」
「冒険者ギルドに登録するメリットは?」
「魔物や魔獣を討伐した場合、買取額が5%上がります。更に身分証明にもなります」
「デメリットはなんでしょうか?」
「そうですね。登録料500円かかるのと、一定期間依頼を受けないと資格が喪失することでしょうか」
俺は考えた。
魔物や魔獣の詳細は【スキル】世界の予備知識で知ることも可能だ。
だが対象の者が分からないと知ることはできない。
それなら冒険者ギルドに登録し資料観覧すれば十分メリットはある。
デメリットも一定期間依頼を受けないと、資格が喪失するだけだからだ。
「分かりました。登録します」
「ではこの水晶に手を翳してください」
しばらくすると水晶が光り、カードが出てきた。
カードを見ると
名前:エリアス・ドラード・セルベルト
種族:人族
年齢:17歳
性別:男
職業:卸業
レベル:1
と読むことが出来た。
俺の魔力を吸収し読込むシステムなのか?
「それは身分証明となりますので、無くさないでください。紛失されると再発行に5,000円かかりますから。また貴方が死亡された際の身分証にもなります。大切にしてください」
「分かりました」
「また当ギルドは24時間開いております。魔物が現れ討伐が必要になった場合などは、ランクによっては強制参加になることもあります」
それから説明があり、ランクはS、A~E。
上に行くほど難易度が高い代わりに報酬が多い。
登録時はEランクで1つ上のDランクまでの依頼を受けることが出来る。
失敗すると報酬の半分の違約金を払うことになるので、チームで活動する冒険者が多いとのこと。
依頼は毎朝、壁に張り出され早いもの勝ちとなる。
良い依頼を受けるため朝はとても混み、日が暮れる前に戻ってくるので昼間の今の時間は空いているのだそうだ。
一通り話を聞き依頼料を支払った。
受けてくれる人がいるのかは翌朝、来ればわかるはずだ。
なるべく早く行きたいので多少は高くなるが、ギルドの人が推薦する冒険者にお願いすることにした。
そして資料室に行き魔物や魔獣の詳細、討伐方法などを書いた資料を読んだ。
知力が100あるせいか、スラスラと入ってくる。
魔獣や魔物は毒があるもの以外の肉は買取可能。
内臓系は日持ちがしないので買取りしない。
それ以外も角、骨、羽など魔物によっては高額で取引される。
魔物は胸に魔石があり、魔道具に使わわる。大きさにより買取額は変わる。
一通り資料を読み冒険者ギルドを出た。
案内は良い冒険者が見つかるといいが。
翌朝、冒険者ギルドに行くと、依頼を受けてくれる冒険者が見つかったとのこと。
紹介されたのはDランクパーティー『赤い翼』だ。
「俺は赤い翼のリーダー、アドレーだ。よろしく」
「俺はエリアスです。こちらこそ、よろしくお願いします」
アドレーさんは25歳くらい、大きな両手剣を下げ180cmくらいの人だった。
『赤い翼』は4人でメンバーを紹介された。
片手剣と大きな盾を持ったジェイ さん。
動きやすそうな服装で弓を持ったマットさん。
斥候なのか軽い装備でショートソードを持ったランダルさんだ。
全員男だ。
冒険者に女性はいないのか聞いたところ、女性は薬草採取などをやることもあるが、城門より外は危険でやらないことが多い。
魔物や魔獣の討伐依頼なんて更に無理だそうだ。
では魔導師は?と聞いたら、魔法攻撃できるような人は国に召し抱えられ冒険者にはならないと笑われた。
何も後ろ盾がないから冒険者をやっているようなものらしい。
念のため、鑑定をしておいた。
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アドレー
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:剣士
レベル:20
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:ジェイ
種族:人族
年齢:23歳
性別:男
職業:重騎士
レベル:21
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:マット
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:狩人
レベル:18
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:ランダル
種族:人族
年齢:26歳
性別:男
職業:剣士
レベル:19
う~ん。比較が無いから、高いのか低いのかがわからないな。
そしてしばらく話し、特に異存もなく依頼となりそのまま街を出ることにした。
冒険者ギルドが選んだメンバーだ、間違いはないだろう。
応援ありがとうございます!
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