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第5部 従業員
第28話 奴隷商
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いつまでも『味元』や『マヨネーズ』を俺だけしか作れないのでは意味がない。
ただ最初は秘密が守れるに越したことはない。
この街にも奴隷商がおり購入するには身元保証のため、地位の高い人の紹介状が必要になるらしい。
と、言うことで俺はドゥメルグ公爵家へきている。
他に思い当たる人がいないのだ。
アルマンさんに面会したいと門番に話すと、快く取り次いでくれ客間に案内された。
しばらくするとアルマンさんが現れた。
「お忙しいところ申し訳ありません」
「いいえ、エリアス様であればいつでも歓迎致します。本日はどのようなご用件で?」
「はい、『マヨネーズ』を販売しようかと。製造するにあたり奴隷を考えておりまして。奴隷商へ紹介状を書いて頂けないでしょうか?」
「お安い御用です。ドゥメルグ公爵様にお伝えしておきます。後日またお越しください」
そう言うとアルマンさんはにこやかに笑った。
* * * * *
それから数日後、改めてドゥメルグ公爵家を訪問した。
その場で書いてくれればいいのに、日を改めるなんてなんて面倒だ。
アルマンさんに取り次いでもらい
「ドゥメルグ公爵様のお書きになった紹介状でございます。ドゥメルグ公爵家の紹介状をお持ちになれば多少は優遇してもらえるはずです」
「はい、ありがとうございます。このお礼はどのようにすれば?」
「いえ、お礼は無用と公爵様は仰っておりました」
「そうですか、ありがとうございます。では私はこれで失礼いたします」
挨拶をして帰ろうかと思ったら、ドアが開きそこにはマリーお嬢様とカトリーンお嬢様が居た。
「まあ、エリアス(様)。今日はお菓子を作りに来てくださったのかしら?」
それに釣られてカトリーンお嬢様が嬉しそうに言う。
「お菓子だ~お菓子~」
「いえ、今日は奴隷の件で紹介状を頂きに上がった次第です」
(マリーお嬢様は空くし寂しそうな顔をし、カトリーンお嬢様は頬を膨らませている。そんなに食べたいのか?公爵家なら毎日、食べられそうなのに)
「ではいつ来て頂けるのでしょうか?それとも私がエリアス様のところに伺えば宜しいのでしょうか?」
「あ、宿屋に来て頂いても食材の御用が出来ません。作るなら公爵様のお屋敷で作ることになります」
「では、いつ当家にお越し頂けるのでしょうか?」
「では近いうちに…」
「近いうちとは?」
「え、」
「「「いつ??何分??何十秒後ですの??」」」
「え、ええ(汗)。分かりました。明後日、10時頃はいかがでしょうか?」
「ええ、結構ですわ。お待ちしております。アルマンも構わないわね」
「はい、お嬢様。仰せのままに」
「やった~!お菓子だ~お菓子~」
最後にカトリーンお嬢様の無邪気な嬉しそうな顔に負けた……。
* * * * *
俺は一度、宿屋に戻り公爵家からもらった礼服に着替えた。
執事のアルマンさんにもらった紹介状を持ち、教えてもらった場所に来た。
そこは大きな石作りの建物で、ドアの前にイカツイ感じの男が立っていた。
「坊主、ここになんの用だ?ここはお前のようなものが来るところではないぞ!」
「坊主ではありません。紹介状がここにあります」
と俺は公爵家からの紹介状を男に渡した。
男はそれを受け取り、中に入っていった。
しばらくするとドアが開き中から先ほどの男とは違う、痩せ気味で神経質そうな顔をした50歳くらいの男が現れた。
「お待たせいたしました。私は当奴隷商会の主、オズマンドと申します。どうぞ」
中に案内され入るとテーブルを勧められ、俺は促がされるままに座った。
紹介状を読み終わったオズマンドさんが口を開く。
「商人のエリアス様ですね。奴隷制度についてどのくらいご存じでしょうか」
「いえ、まったく分かりません」
「では説明致しましょう。奴隷は契約奴隷、犯罪者奴隷、性奴隷と別れます…」
オズマンドさんの話によれば、奴隷は労働賃金前払いで人を雇ったと考えてほしいとのこと。
購入額より労働が超えたと思えば今度は給与を払い雇うか、または幾何かのお金を持たせて『解放』する。
犯罪者奴隷は終身奴隷のままで過ごす。解放は無いとのこと。
性奴隷は男女両方ありそのままの意味で、借金が高額で器量が悪い場合、普通の仕事をしていては売れない時になる奴隷。
逆に器量がいい場合は契約奴隷で買われた後から、主人に嫌々手籠めにされるよりは自分で相手を選ぶ権利が持てる特典がある。
地球で言うところの『花魁』か。
「公爵様からの紹介状には使用人が欲しいとありますが、具体的にはどの様な人材でしょうか?」
俺が希望する要望を伝えた。
給仕と接客、身支度、掃除、スケジュール管理。
家事全般、お客の飲み物の準備。
食料の購入と貯蔵庫の管理。
石鹸やリネン、日用品の購入と管理だ。
あとは料理のできる人かな?
少し欲をかいて言ってみた。
「では最低でも三名必要ですね」
「三名ですか?」
「はい、執事とメイド、料理人が各一人づつとなります」
「二人雇って兼務することは可能でしょうか?」
「無理でしょう、そんな逸材だったら奴隷になどなりません!」
(それはそうか)
「では料理人は不要で、良さそうな人を見せてください」
「かしこまりました。用意を致しますので場所を移しましょう」
そう言い、広い部屋に案内された。
しばらくするとオズマンドさんが八人連れて入ってきた。
男3人、女5人だ。
【スキル・鑑定】簡略化を発動しながら、面接張りに話を各自聞いたが、これと言ってピンと来た人が居ない。
(やはり、この程度か)
と、落胆していると
「では、こんなのはいかかでしょう」と、言って3人連れてきた。
「この三人は親子です。行商をでやっておりましたが、不渡りを出し奴隷堕ちとなりました」
そう言われ3人を鑑定してみた。
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アルバン
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:元行商人
レベル:18
【スキル】
算術、読み書き、応対能力
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アルシア
種族:人族
年齢:22歳
性別:女
職業:元商人の妻
レベル:16
【スキル】
家事全般、読み書き、料理
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アディ
種族:人族
年齢:5歳
性別:女
職業:…
レベル:4
【スキル】
なし
(アルバンは算術、応対能力。アルシアは家事全般、料理。アディは確かに奴隷としては幼すぎるな)
「購入は別々でも可能ですが、子供は奴隷としては幼く仕事としては役に立たないでしょう。売れるとすれば幼女趣味の方くらいでしょうか?3人同時にお買上頂いた方が家族も引き裂かれず、本人達も喜び感謝し忠誠心も上がると思いますよ。別々に買われて行けば、もう家族と会うことも出来ませんから」
「お願いします!何でもしますから!妻と娘も一緒に」
「どうか子供と引き離さないでください!」
「お母さん~!お父さん~!!」
と、子供は泣きだしている。
まだ購入するとも言っていないのだが…。
「お幾らなんですか?」
親二人はいいとは思うが、金額次第だな。
「はい、男が300万、女が250万、子供が150万です」
安い!人一人が300万なんて。
ただ損得で考えたら子供は役に立ちそうもないから『オマケ』で150万か。う~~~ん、悩むな。
ただ最初は秘密が守れるに越したことはない。
この街にも奴隷商がおり購入するには身元保証のため、地位の高い人の紹介状が必要になるらしい。
と、言うことで俺はドゥメルグ公爵家へきている。
他に思い当たる人がいないのだ。
アルマンさんに面会したいと門番に話すと、快く取り次いでくれ客間に案内された。
しばらくするとアルマンさんが現れた。
「お忙しいところ申し訳ありません」
「いいえ、エリアス様であればいつでも歓迎致します。本日はどのようなご用件で?」
「はい、『マヨネーズ』を販売しようかと。製造するにあたり奴隷を考えておりまして。奴隷商へ紹介状を書いて頂けないでしょうか?」
「お安い御用です。ドゥメルグ公爵様にお伝えしておきます。後日またお越しください」
そう言うとアルマンさんはにこやかに笑った。
* * * * *
それから数日後、改めてドゥメルグ公爵家を訪問した。
その場で書いてくれればいいのに、日を改めるなんてなんて面倒だ。
アルマンさんに取り次いでもらい
「ドゥメルグ公爵様のお書きになった紹介状でございます。ドゥメルグ公爵家の紹介状をお持ちになれば多少は優遇してもらえるはずです」
「はい、ありがとうございます。このお礼はどのようにすれば?」
「いえ、お礼は無用と公爵様は仰っておりました」
「そうですか、ありがとうございます。では私はこれで失礼いたします」
挨拶をして帰ろうかと思ったら、ドアが開きそこにはマリーお嬢様とカトリーンお嬢様が居た。
「まあ、エリアス(様)。今日はお菓子を作りに来てくださったのかしら?」
それに釣られてカトリーンお嬢様が嬉しそうに言う。
「お菓子だ~お菓子~」
「いえ、今日は奴隷の件で紹介状を頂きに上がった次第です」
(マリーお嬢様は空くし寂しそうな顔をし、カトリーンお嬢様は頬を膨らませている。そんなに食べたいのか?公爵家なら毎日、食べられそうなのに)
「ではいつ来て頂けるのでしょうか?それとも私がエリアス様のところに伺えば宜しいのでしょうか?」
「あ、宿屋に来て頂いても食材の御用が出来ません。作るなら公爵様のお屋敷で作ることになります」
「では、いつ当家にお越し頂けるのでしょうか?」
「では近いうちに…」
「近いうちとは?」
「え、」
「「「いつ??何分??何十秒後ですの??」」」
「え、ええ(汗)。分かりました。明後日、10時頃はいかがでしょうか?」
「ええ、結構ですわ。お待ちしております。アルマンも構わないわね」
「はい、お嬢様。仰せのままに」
「やった~!お菓子だ~お菓子~」
最後にカトリーンお嬢様の無邪気な嬉しそうな顔に負けた……。
* * * * *
俺は一度、宿屋に戻り公爵家からもらった礼服に着替えた。
執事のアルマンさんにもらった紹介状を持ち、教えてもらった場所に来た。
そこは大きな石作りの建物で、ドアの前にイカツイ感じの男が立っていた。
「坊主、ここになんの用だ?ここはお前のようなものが来るところではないぞ!」
「坊主ではありません。紹介状がここにあります」
と俺は公爵家からの紹介状を男に渡した。
男はそれを受け取り、中に入っていった。
しばらくするとドアが開き中から先ほどの男とは違う、痩せ気味で神経質そうな顔をした50歳くらいの男が現れた。
「お待たせいたしました。私は当奴隷商会の主、オズマンドと申します。どうぞ」
中に案内され入るとテーブルを勧められ、俺は促がされるままに座った。
紹介状を読み終わったオズマンドさんが口を開く。
「商人のエリアス様ですね。奴隷制度についてどのくらいご存じでしょうか」
「いえ、まったく分かりません」
「では説明致しましょう。奴隷は契約奴隷、犯罪者奴隷、性奴隷と別れます…」
オズマンドさんの話によれば、奴隷は労働賃金前払いで人を雇ったと考えてほしいとのこと。
購入額より労働が超えたと思えば今度は給与を払い雇うか、または幾何かのお金を持たせて『解放』する。
犯罪者奴隷は終身奴隷のままで過ごす。解放は無いとのこと。
性奴隷は男女両方ありそのままの意味で、借金が高額で器量が悪い場合、普通の仕事をしていては売れない時になる奴隷。
逆に器量がいい場合は契約奴隷で買われた後から、主人に嫌々手籠めにされるよりは自分で相手を選ぶ権利が持てる特典がある。
地球で言うところの『花魁』か。
「公爵様からの紹介状には使用人が欲しいとありますが、具体的にはどの様な人材でしょうか?」
俺が希望する要望を伝えた。
給仕と接客、身支度、掃除、スケジュール管理。
家事全般、お客の飲み物の準備。
食料の購入と貯蔵庫の管理。
石鹸やリネン、日用品の購入と管理だ。
あとは料理のできる人かな?
少し欲をかいて言ってみた。
「では最低でも三名必要ですね」
「三名ですか?」
「はい、執事とメイド、料理人が各一人づつとなります」
「二人雇って兼務することは可能でしょうか?」
「無理でしょう、そんな逸材だったら奴隷になどなりません!」
(それはそうか)
「では料理人は不要で、良さそうな人を見せてください」
「かしこまりました。用意を致しますので場所を移しましょう」
そう言い、広い部屋に案内された。
しばらくするとオズマンドさんが八人連れて入ってきた。
男3人、女5人だ。
【スキル・鑑定】簡略化を発動しながら、面接張りに話を各自聞いたが、これと言ってピンと来た人が居ない。
(やはり、この程度か)
と、落胆していると
「では、こんなのはいかかでしょう」と、言って3人連れてきた。
「この三人は親子です。行商をでやっておりましたが、不渡りを出し奴隷堕ちとなりました」
そう言われ3人を鑑定してみた。
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アルバン
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:元行商人
レベル:18
【スキル】
算術、読み書き、応対能力
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アルシア
種族:人族
年齢:22歳
性別:女
職業:元商人の妻
レベル:16
【スキル】
家事全般、読み書き、料理
【スキル・鑑定】簡略化発動
名前:アディ
種族:人族
年齢:5歳
性別:女
職業:…
レベル:4
【スキル】
なし
(アルバンは算術、応対能力。アルシアは家事全般、料理。アディは確かに奴隷としては幼すぎるな)
「購入は別々でも可能ですが、子供は奴隷としては幼く仕事としては役に立たないでしょう。売れるとすれば幼女趣味の方くらいでしょうか?3人同時にお買上頂いた方が家族も引き裂かれず、本人達も喜び感謝し忠誠心も上がると思いますよ。別々に買われて行けば、もう家族と会うことも出来ませんから」
「お願いします!何でもしますから!妻と娘も一緒に」
「どうか子供と引き離さないでください!」
「お母さん~!お父さん~!!」
と、子供は泣きだしている。
まだ購入するとも言っていないのだが…。
「お幾らなんですか?」
親二人はいいとは思うが、金額次第だな。
「はい、男が300万、女が250万、子供が150万です」
安い!人一人が300万なんて。
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