9 / 128
第2部 味気ない世界
第9話 初仕事1
しおりを挟む
「で、いつからできるんだ?」
アレックさんが聞いてきた。
「はい?できるとは」
「精選処理だよ。実はギルドに在庫があって、その内の3割くらいをやってほしい」
「どのくらいあるんですか?」
「500kgくらいあるから3割だと150kgくらいか」
「100g当たり売値の20%の手数料を頂きます。それとマジック・バッグに1度収容するので、俺を信用してもらえないと仕事を受けることが出来ません」
「もちろんギルド会員である以上、騙す様な事はしないと思うから信用するよ」
アレックにはエリアスがこう見えていた。
美形で黒髪、黒い瞳の少年。
なぜか人の心を引きつけ夢中にさせる、雰囲気を持つ少年。
『【メンタルスキル】魅力発動中』
(もう普通に『詐欺』で食べていけるかも?)
「では今から直ぐにでもできます」
「時間はどの位、掛かかるのかな」
「それほど時間は掛かりません」
(勿体ぶっても良かったが、これから店に飛び込みで営業をかけた場合、時間が掛かるなんて思われたら仕事をもらえないと嫌だからね)
「では、さっそくお願いしようか」
(ワォ!いきなり大口の仕事が)
倉庫に大きな案内された。
「1袋10kgだから15袋頼む、終わったら呼んでおくれ」
アレックさんは時間が掛かると思ったのか、俺を残して倉庫から出ていった。
とりあえず暫くやっている振りをしようか、さすがに150kgでも100gでも手間は同じです、とは言えないし。
暇つぶしにステータスを見てみようかと思い、
「ステータスオープン!」
名前:エリアス・ドラード・セルベルト
種族:人族
年齢:17歳(58歳)
性別:男
職業:精選処理員
レベル:1
HP 300
MP 500
筋力 50
攻撃力 50
丈夫さ 50
知力 100
器用さ 50
素早さ 50
運 100
EXP 0/100
状態:良好
【スキル】
生活魔法(火・水・氷・風・光):LV1
世界の予備知識
【ユニークスキル】
異世界言語
鑑定:LV1
時空間魔法ストレージ(カスタマイズ可能):LV1
創生魔法(『無』から『有』は創れない):LV1
倫理に反することはできない
【メンタルスキル】
沈着冷静:LV1
物事の先読みが出来る(高速思考)
悪意のある嘘は見抜く
魅力:LV1
【加護】
女神ゼクシーの加護
愛し子
【称号】
外面良く
詐欺師のたまご
ステータスは特になにもやっていないから変わらないのは分かる。
職業:精選処理員てなに?【称号】も外面良く・詐欺師のたまごが増えてるし。
しかしメンタルスキル等にもレベルがあるのには驚きだ。
【メンタルスキル】魅力、だけレベルを上げていけばいいんじゃね。
転移する前は役立つと思った『創生魔法』も、生かせる場がなければ役に立たない。意外な能力が役に立つものだな。
アレックさんが聞いてきた。
「はい?できるとは」
「精選処理だよ。実はギルドに在庫があって、その内の3割くらいをやってほしい」
「どのくらいあるんですか?」
「500kgくらいあるから3割だと150kgくらいか」
「100g当たり売値の20%の手数料を頂きます。それとマジック・バッグに1度収容するので、俺を信用してもらえないと仕事を受けることが出来ません」
「もちろんギルド会員である以上、騙す様な事はしないと思うから信用するよ」
アレックにはエリアスがこう見えていた。
美形で黒髪、黒い瞳の少年。
なぜか人の心を引きつけ夢中にさせる、雰囲気を持つ少年。
『【メンタルスキル】魅力発動中』
(もう普通に『詐欺』で食べていけるかも?)
「では今から直ぐにでもできます」
「時間はどの位、掛かかるのかな」
「それほど時間は掛かりません」
(勿体ぶっても良かったが、これから店に飛び込みで営業をかけた場合、時間が掛かるなんて思われたら仕事をもらえないと嫌だからね)
「では、さっそくお願いしようか」
(ワォ!いきなり大口の仕事が)
倉庫に大きな案内された。
「1袋10kgだから15袋頼む、終わったら呼んでおくれ」
アレックさんは時間が掛かると思ったのか、俺を残して倉庫から出ていった。
とりあえず暫くやっている振りをしようか、さすがに150kgでも100gでも手間は同じです、とは言えないし。
暇つぶしにステータスを見てみようかと思い、
「ステータスオープン!」
名前:エリアス・ドラード・セルベルト
種族:人族
年齢:17歳(58歳)
性別:男
職業:精選処理員
レベル:1
HP 300
MP 500
筋力 50
攻撃力 50
丈夫さ 50
知力 100
器用さ 50
素早さ 50
運 100
EXP 0/100
状態:良好
【スキル】
生活魔法(火・水・氷・風・光):LV1
世界の予備知識
【ユニークスキル】
異世界言語
鑑定:LV1
時空間魔法ストレージ(カスタマイズ可能):LV1
創生魔法(『無』から『有』は創れない):LV1
倫理に反することはできない
【メンタルスキル】
沈着冷静:LV1
物事の先読みが出来る(高速思考)
悪意のある嘘は見抜く
魅力:LV1
【加護】
女神ゼクシーの加護
愛し子
【称号】
外面良く
詐欺師のたまご
ステータスは特になにもやっていないから変わらないのは分かる。
職業:精選処理員てなに?【称号】も外面良く・詐欺師のたまごが増えてるし。
しかしメンタルスキル等にもレベルがあるのには驚きだ。
【メンタルスキル】魅力、だけレベルを上げていけばいいんじゃね。
転移する前は役立つと思った『創生魔法』も、生かせる場がなければ役に立たない。意外な能力が役に立つものだな。
12
お気に入りに追加
186
あなたにおすすめの小説
宝くじ当選を願って氏神様にお百度参りしていたら、異世界に行き来できるようになったので、交易してみた。
克全
ファンタジー
「アルファポリス」と「カクヨム」にも投稿しています。
2020年11月15日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング91位
2020年11月20日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング84位
変わり者と呼ばれた貴族は、辺境で自由に生きていきます
染井トリノ
ファンタジー
書籍化に伴い改題いたしました。
といっても、ほとんど前と一緒ですが。
変わり者で、落ちこぼれ。
名門貴族グレーテル家の三男として生まれたウィルは、貴族でありながら魔法の才能がなかった。
それによって幼い頃に見限られ、本宅から離れた別荘で暮らしていた。
ウィルは世間では嫌われている亜人種に興味を持ち、奴隷となっていた亜人種の少女たちを屋敷のメイドとして雇っていた。
そのこともあまり快く思われておらず、周囲からは変わり者と呼ばれている。
そんなウィルも十八になり、貴族の慣わしで自分の領地をもらうことになったのだが……。
父親から送られた領地は、領民ゼロ、土地は枯れはて資源もなく、屋敷もボロボロという最悪の状況だった。
これはウィルが、荒れた領地で生きていく物語。
隠してきた力もフルに使って、エルフや獣人といった様々な種族と交流しながらのんびり過ごす。
8/26HOTラインキング1位達成!
同日ファンタジー&総合ランキング1位達成!
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる