3 / 98
第一部 見知らぬ世界
第3話 アレンの街
しおりを挟む
俺は街に向けて歩いている。
道は舗装されておらず両脇は草木に覆われ幅は、馬車2台がやっと通れるくらいだ。とりあえず体力確認を含めて街を目指して走るか。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ
思った以上に走れアスリートのトップスピード並かな。
そんな思い込みをしていると、あっという間に街の門が見えてきた。
街というよりは城で、門は2階建てくらいの高さがあり10mくらいはありそうだ。
入口には門番が2人おり、猛スピードで走ってきた俺に驚いているようだった。
まずは左右にいる門番のうち左側を
【スキル・鑑定】発動
名前:ロナ・バルロ
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:剣士
レベル:18
HP 100
MP 50
筋力 25
攻撃力 25
防御力 21
知力 20
器用さ 18
素早さ 19
運 10
状態:良好
そして右側
名前:ジャン・リック
種族:人族
年齢:20歳
性別:男
職業:剣士
レベル:16
HP 80
MP 20
筋力 20
攻撃力 20
防御力 16
知力 18
器用さ 16
素早さ 16
運 11
状態:良好
(えっ!俺に比べると筋力、攻撃力は同じくらいで防御力、素早さ、運は俺の方が高い。レベル換算で比較すれば俺てレベル18くらいか?)
「こんにちは、街に入りたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?」
左右にいる門番のうち1人が
「身分証を見せて。なければ銅貨5枚(500円)だな」
「身分証はありません、田舎から出てきたので。どうすれば手に入りますか」
「ギルドに登録すれば手に入るさ。無いと出る時はいいが、入る度に銅貨5枚かかるからな」
「俺でも登録できるギルドはありますか?」
「坊主はなにができるんだ。ギルドは冒険者ギルド、商業ギルド、鍛冶ギルド、魔道具ギルド、ポーションなどを扱う薬師ギルドがあるよ」
「特に今はなにも出来ません」
「ま、しょうがないさ。坊主はこれからの年齢だからな。社会に出たときは最初は
誰でも初心者だ。よく考えてから登録すればいいさ」
「はい、そうします。それと田舎から出てきたので教えてほしいのですが」
「おう、なんだい」
「今は何時でしょうか、1日は…」
と、聞いたところによると時間は2時間おきに大聖堂の鐘が鳴り、さっき10時の鐘が鳴ったところらしい。
1日は24時間、1ヵ月は30日、1年は360日でとても分かりやすかった。
そして今は6月だ。
俺は金貨1枚を渡しおつりは銀貨9枚(9,000円)、銅貨5枚(500円)だった。
ちなみにお金は
大金貨=10万
金貨=1万
銀貨1,000円
銅貨100円
十進法で分かりやすいからいいな。
それに異世界言語のスキルで会話も、お金の単位は『円』で聞こえるから便利だ。
そして俺は城門をくぐった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※金額表示に関して。
売買の際は貨幣金額を描くと分かりづらいので、スキルを使ったという事で次話から『円』表示に致します。
道は舗装されておらず両脇は草木に覆われ幅は、馬車2台がやっと通れるくらいだ。とりあえず体力確認を含めて街を目指して走るか。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ
思った以上に走れアスリートのトップスピード並かな。
そんな思い込みをしていると、あっという間に街の門が見えてきた。
街というよりは城で、門は2階建てくらいの高さがあり10mくらいはありそうだ。
入口には門番が2人おり、猛スピードで走ってきた俺に驚いているようだった。
まずは左右にいる門番のうち左側を
【スキル・鑑定】発動
名前:ロナ・バルロ
種族:人族
年齢:25歳
性別:男
職業:剣士
レベル:18
HP 100
MP 50
筋力 25
攻撃力 25
防御力 21
知力 20
器用さ 18
素早さ 19
運 10
状態:良好
そして右側
名前:ジャン・リック
種族:人族
年齢:20歳
性別:男
職業:剣士
レベル:16
HP 80
MP 20
筋力 20
攻撃力 20
防御力 16
知力 18
器用さ 16
素早さ 16
運 11
状態:良好
(えっ!俺に比べると筋力、攻撃力は同じくらいで防御力、素早さ、運は俺の方が高い。レベル換算で比較すれば俺てレベル18くらいか?)
「こんにちは、街に入りたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?」
左右にいる門番のうち1人が
「身分証を見せて。なければ銅貨5枚(500円)だな」
「身分証はありません、田舎から出てきたので。どうすれば手に入りますか」
「ギルドに登録すれば手に入るさ。無いと出る時はいいが、入る度に銅貨5枚かかるからな」
「俺でも登録できるギルドはありますか?」
「坊主はなにができるんだ。ギルドは冒険者ギルド、商業ギルド、鍛冶ギルド、魔道具ギルド、ポーションなどを扱う薬師ギルドがあるよ」
「特に今はなにも出来ません」
「ま、しょうがないさ。坊主はこれからの年齢だからな。社会に出たときは最初は
誰でも初心者だ。よく考えてから登録すればいいさ」
「はい、そうします。それと田舎から出てきたので教えてほしいのですが」
「おう、なんだい」
「今は何時でしょうか、1日は…」
と、聞いたところによると時間は2時間おきに大聖堂の鐘が鳴り、さっき10時の鐘が鳴ったところらしい。
1日は24時間、1ヵ月は30日、1年は360日でとても分かりやすかった。
そして今は6月だ。
俺は金貨1枚を渡しおつりは銀貨9枚(9,000円)、銅貨5枚(500円)だった。
ちなみにお金は
大金貨=10万
金貨=1万
銀貨1,000円
銅貨100円
十進法で分かりやすいからいいな。
それに異世界言語のスキルで会話も、お金の単位は『円』で聞こえるから便利だ。
そして俺は城門をくぐった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※金額表示に関して。
売買の際は貨幣金額を描くと分かりづらいので、スキルを使ったという事で次話から『円』表示に致します。
1
お気に入りに追加
247
あなたにおすすめの小説
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ
ボケ猫
ファンタジー
日々、異世界などの妄想をする、アラフォーのテツ。
ある日突然、この世界のシステムが、魔法やレベルのある世界へと変化。
夢にまで見たシステムに大喜びのテツ。
そんな中、アラフォーのおっさんがレベルを上げながら家族とともに新しい世界を生きていく。
そして、世界変化の一因であろう異世界人の転移者との出会い。
新しい世界で、新たな出会い、関係を構築していこうとする物語・・・のはず・・。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
完結【清】ご都合主義で生きてます。-空間を切り取り、思ったものを創り出す。これで異世界は楽勝です-
ジェルミ
ファンタジー
社畜の村野玲奈(むらの れな)は23歳で過労死をした。
第二の人生を女神代行に誘われ異世界に転移する。
スキルは剣豪、大魔導士を提案されるが、転移してみないと役に立つのか分からない。
迷っていると想像したことを実現できる『創生魔法』を提案される。
空間を切り取り収納できる『空間魔法』。
思ったものを創り出すことができ『創生魔法』。
少女は冒険者として覇道を歩むのか、それとも魔道具師としてひっそり生きるのか?
『創生魔法』で便利な物を創り富を得ていく少女の物語。
物語はまったり、のんびりと進みます。
※カクヨム様にも掲載中です。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる