完結【清】ご都合主義で生きてます。-空間を切り取り、思ったものを創り出す。これで異世界は楽勝です-

ジェルミ

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第4章 ライナルの街

第49話 オーガの群れ

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 わっ、これは凄いわ。
 ゴブちゃんがゴキブリみたいに『わさわさ』いる。
 と、いっても私は1km手前から双眼鏡で見ているんだけどね。
 遠距離タイプだから近くに行く必要がないから助かるわ。

 よくみると狼の魔物もいて洞窟の中に入りたいけど、奥はもう一杯で押し出されているみたい。

 すると奥からゴブちゃんの3~4倍はある大きな魔物がたくさん出てきた。
 あれ?ゴブちゃんのおとうさん??

 それなら【スキル】鑑定!!
『ブブ~、××!!距離10,200m鑑定射程外です』

 そうだよね。
 こんな距離から、偵察や鑑定、攻撃ができたら私は無敵よ。
 確かめるためには、近くに移動しないと。
 仕方ないな、なんだか怖い…。

 ガサ、ガサ、カサ、ガサ、ガサ、カサ、
   ガサ、ガサ、カサ、ガサ、ガサ、カサ、
  ガサ、ガサ、カサ、ガサ、ガサ、カサ、

 私は草むらをかきわけていく。

【スキル】鑑定!!
『ブブ~、××!!距離810m鑑定射程外です』
『ブブ~、××!!距離650m鑑定射程外です』
『ブブ~、××!!距離550m鑑定射程外です』
『ブブ~、××!!距離460m鑑定射程外です』
『………………………………………………』
『…………………………………………』
『………………………………………』
『……………………………………』
『…………………………………』
『……………………………』
『…………………………』
『………………………』
『距離8m鑑定可能』
 でしょうね。
 相手の容姿がわかる近距離まで近づかないとできなかった。

【スキル鑑定】!!
 種族:大鬼オーガ
 レベル:28
 特徴:身長3m程の大柄な魔物。
 猿に似た顔をしており知能は極めて低い。
 筋力は極めて高く、木の幹をそのまま棍棒とし振り回すこともできる。
『人食い』で食事を提供してくれるゴブリンと共存する。

 洞窟からでてたのは、ゴブちゃんのおとうさんではなく大鬼だったんだ。
 やばい、私は魔物に囲まれそうになる。
 鑑定完了、逃げるぞ~!!
 私はストレージからスナイパーライフルを取り出しフルオードで撃ちまくる!!

「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
  「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
   「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
  「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 
  「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!! 「「ガッ!!

 退路を塞ごうとしたゴブちゃんを次々に打ち抜き私は逃げる。
 経験値がどんどん貯まっていくのがわかる。
 しかしどこに逃げる?
 このまま村に連れ戻るわけにはいかない。
 どうする?
 そんなことを漠然と考えながら走る。

 しかたがないわ!
『創生魔法』が私の思うものを創れたり効果を得ることができるならお願い。
 私の願いに応えて!!
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