完結【清】ご都合主義で生きてます。-空間を切り取り、思ったものを創り出す。これで異世界は楽勝です-

ジェルミ

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第3章 開花

第33話 え?私……

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 私はグレタ公爵の許可をもらい再び庭の探索をしている。
 しかもこのお屋敷の広さはどう?
 庭と言うより森林公園並みね。

 私は花壇がある花畑を歩いている。
 これはなんのはなだろう?
 とても綺麗だわ。
 まあ、鑑定するまでもないけど。

 そろそろ晩餐会がはじまる頃かしら?
 夕方になり屋敷に灯が点きはじめる。

 私は部屋に戻った。
 そして付き添い用の運ばれてきた食事を食べた。
 帰りの護衛はどうするんだろう?
 まっ、私が考えることではないか。

 無事に晩餐会も終わり呼ばれた貴族は、それぞれの宿に向かう。
 宿に向かう途中で侍女に聞いた話では、今回の晩餐会は『公子』や『公女』のお相手探しみたい。
 ヘーゼル公女のように10歳未満は、社交界に慣れるために参加するみたい。
 貴族社会は狭く異性と出会う機会がないから、晩餐会で知り合う訳ね。
 ま、明日も早い。
 早く寝ようっと。

 そして朝がやって来た。
 寝ようと思えば意外と長い時間、寝てられるものね。

 グレタ公爵より護衛が少ないので、騎士を10人借りることが出来たみたい。
 宿の前には10人の騎士が待っていた。
 街に着いたら一泊してまた戻るんだって。
 大変ね。

 宿を引き上げ出発する。
 グレタ公爵は私を引き留めたかったみたいだけど諦めてください!!
 護衛も7人から17人に増え私の役目は荷物運びに戻った。
 馬車に乗るように言われたけど辞退した。
 レベルも上がり体力も付いたから、歩きでも大丈夫です!!

 何事も無く順調に進んでいる。
 すると何やら前方で争う音がする。
 距離が遠くてよく見えない。

 私はストレージから、スナイパーライフルМ110改を取り出す。
 そしてスコープを覗いた。

 するとそこには空を飛びながら商隊を襲う大きな魔物が見えた。
 商人の馬車だろうか?
 護衛の冒険者6人が剣を抜き戦っている。
 魔物を鑑定したいけど、距離がありすぎて鑑定が届かない。

 この街道は魔物街道なの?
 行きはブラッディベアが出たし、帰りは空飛ぶ魔物がでるし。
 このことをマドック公爵に伝えないと。
 私は馬車に向って声を掛けた。

「マドック公爵、お話があります」
 すると馬車の窓が開き、マドック公爵が顔を出す。
「なにかね。レナさん」
「この道の先で商隊が空飛ぶ魔物に襲われ冒険者が戦っています」
「なに?本当かね。やけに魔物の出没が多いな」
 そうですね。
「なんとかなりそうかね?」

 え?私……。

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