16 / 52
第2章 始動開始
第16話 ストーンバレット
しおりを挟む
森の奥からたくさんのサーベルウルフが姿を現した。
「レナ逃げて!!ここは私が時間を稼ぐから」
「ジゼルさん、それではあなたが危ない」
「いいから、行って!あなたを巻き込みたくないわ。ギルドに帰ったらこのことを伝えて!!」
「さ、きなさい。このジゼル様が相手よ」
ジゼルさんの声がうわずっている。
怖いのね、きっと。
それはそうだわ。
3匹でも倒せないのにそれが20匹以上いたら…。
「ワオ~ン!!」
サーベルウルフの1匹が吠える。
それを合図の様に前方から私達に向ってくる。
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
ジゼルさんは風魔法を放っていく。
数が多すぎる。
しかも一発の威力が弱い!!
ここは私の出番ね。
「ジゼルさん、下がって!!」
「え?なにを…」
私はジゼルさんを庇うように前に出る。
今なら周りの被害は及ばない、これが使えるわ!!
〈〈〈〈〈 ストーンバレット!! 〉〉〉〉〉
私がそう叫ぶと薬指の爪くらいの硬化された岩の破片が、圧縮された空気に押し出され飛び出し出していく。
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」 「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
私は両腕を前に突き出し扇状に攻撃していく。
サーベルウルフは鳴き声を上げながら次々と倒れて行く。
まずいわ、岩の弾がもう無くなる。
そう思いながら私は攻撃と同時に近くの岩をストレージに収納し砕いて行く。
サーベルウルフが倒れるたびに鳴き声を上げる。
その鳴き声を聞き付け仲間のサーベルウルフが駆け付ける。
いったい、いつ終わるんだろう?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となる場合もあります。
「レナ逃げて!!ここは私が時間を稼ぐから」
「ジゼルさん、それではあなたが危ない」
「いいから、行って!あなたを巻き込みたくないわ。ギルドに帰ったらこのことを伝えて!!」
「さ、きなさい。このジゼル様が相手よ」
ジゼルさんの声がうわずっている。
怖いのね、きっと。
それはそうだわ。
3匹でも倒せないのにそれが20匹以上いたら…。
「ワオ~ン!!」
サーベルウルフの1匹が吠える。
それを合図の様に前方から私達に向ってくる。
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
「ウインドカッター!!」
ジゼルさんは風魔法を放っていく。
数が多すぎる。
しかも一発の威力が弱い!!
ここは私の出番ね。
「ジゼルさん、下がって!!」
「え?なにを…」
私はジゼルさんを庇うように前に出る。
今なら周りの被害は及ばない、これが使えるわ!!
〈〈〈〈〈 ストーンバレット!! 〉〉〉〉〉
私がそう叫ぶと薬指の爪くらいの硬化された岩の破片が、圧縮された空気に押し出され飛び出し出していく。
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」 「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」「シュン!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
「ボンッ!!」「ボンッ!!」「キャン!!」「キャン!!」「ボンッ!!」
私は両腕を前に突き出し扇状に攻撃していく。
サーベルウルフは鳴き声を上げながら次々と倒れて行く。
まずいわ、岩の弾がもう無くなる。
そう思いながら私は攻撃と同時に近くの岩をストレージに収納し砕いて行く。
サーベルウルフが倒れるたびに鳴き声を上げる。
その鳴き声を聞き付け仲間のサーベルウルフが駆け付ける。
いったい、いつ終わるんだろう?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となる場合もあります。
8
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる