完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ

文字の大きさ
上 下
190 / 254
第14章 マジスカ領

第190話 決まり事

しおりを挟む
 翌日、宿屋でくつろいでいると、デリク商会のお使いの人がやってきた。
 商会にマジスカ公爵からの迎えが来ているという。
  俺とエリザちゃんはこの機会に仕立てておいた服に着替えた。
 俺はグレーの3ピーススーツ、エリザちゃんもグレーの袖付きワンピースだ。
 セトラー国という新しい国なら礼服も自由で良いだろうと思い、アバンス紡績店で仕立ててもらった物だ。

 
 デリク商会に向かい、マジスカ公爵家の迎えの馬車に乗りしばらく揺られる。
 すると大きな門の屋敷の前で止まり、再び馬車は動き出す。
 そしてまた止まる。

 着いたのか?

 使用人が馬車のドアを開け俺達は外にでる。
 すると執事のような人とメイドが4人並んでいた。

「ようこそおいでくださました。エリアス・ドラード・セルベルト様」

 エリアス・ドラード・セルベルト。
 この名前はゼクシーかあさんに付けてもらった名だ。
 しかしフルネームで名乗る機会はなかったからね。
 国主としてマジスカ公爵家に手紙を書いた際に初めて書いた。
 よかった。
 事前に家名を付けておいてもらって。


 応接間に案内されソファに座り、エリザちゃんと2人で待っている。
 すると先ほどの執事と思われる人と、60歳くらいの男性が入ってきて目の前のソファに座る。
 
「私が領主テーオドル・マジスカです。後ろに控えているのが執事のジブリルです」
「お初にお目にかかります。エリアス・ドラード・セルベルトと婚約者のエリザ・シュレーダー・ファイネンです」
「ほう、ではファイネン公爵家の…」
「お嬢様です」
「そうでしたか。手紙にはセトラー国の国主様と書いてありましたが…」
「えぇ、若輩者ではございますが国主を務めております」
「貿易をされたいとも書いてありましたが」
「そうです。鉱山から採れる鉄、鋼、銀、銅、鉛などの鉱物を売りたいのです。それと海産物を取引できればと思いまして」
「アスケルの森に国が建国され、ジリヤ国が鉱山から採取される鉱物を使い製鉄に力を入れているのは噂には聞いておりますが…。しかしにわかには信じられん」

 まあ、それはそうだよね。
 アスケルの森と言えば貴重な資源が眠っている半面、森の奥に行けば行くほど高レベルの凶暴な大型魔獣もたくさんいる場所だ。
 魔物のスタンピードが起きたら抑えることが出来ないため、どの国も領地として主張していない場所だ。
 それをこんな若造が少女1人をお供に連れてきて、『アスケルの森を平定したから貿易をしたい』と言って来たら、なにを舐めたことを言っているんだ!と言われても仕方がない。
 しかし俺のセトラー国には、外交官がいないから仕方がないことだよ。
 まあ、これから段々と人材も揃えないとね。

 
「では信じて頂けるかはわかりませんが、証拠をお見せ出来ればと思います」
「証拠ですと?!」
「えぇ、そうです。庭に出ませんか?」
「庭に出ればわかると言うことですな」
「まあ、その一部は分かると思います」
「では、庭に出るとしましょうか」
 そう言うと俺達は立ち上がり庭に出た。


 さすがは公爵家だ。
 庭の広さも野球のグラウンド6面分はありそうだ。
「では出しますね」
 そう言うと俺はストレージから、鉄を含んだ鉱物を10mくらいの高さで出した。

〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉

 俺は無意識に軽く、ジャンプした。
 エリザちゃんも一拍遅れてジャンプする。

 それをマジスカ公爵と、執事のジブリルさんは大きな口を開けてそれを見ている。
 これではまだ足りないか、そう俺は思いもう一山鉱物を出した。

〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉

 俺は軽くジャンプした。
 エリザちゃんも一拍遅れてジャンプした。

 マジスカ公爵と執事のジブリルさんは、大きな口を開けてそれを見ているだけだ。
 だが何かが違う。

 気づけ!!
 そう俺は願いながらアスケルの森に住む倒した魔物をストレージから出していく。
 鉱物と魔物。
 これくらいしか証明できるものが無いからだ。

〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉

 それに合わせてエリザちゃんがジャンプをする。
 ぴょん、ぴょん、ぴょん、

  しかしマジスカ公爵と執事のジブリルさんの2人は…。
 まだ気づかないのか?!

 これならどうだ!!
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉

 ぴょん、ぴょん、ぴょん、
 ぴょん、ぴょん、ぴょん、

 ま、まだなのか?!!
 仕方がない。

 おれはムキになりストレージから魔物を出し続けた。

 オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
  オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
   オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!
    オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ
   オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ
  オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
 オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!

〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉

ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、

 エリザちゃんは額に玉のような汗をかきながら、まるで縄跳びのようにその都度『ぴょん、ぴょん、』跳ねてくれている。


 マジスカ公爵と執事のジブリルさんは、ただオロオロしながらそれを見ているだけだった。
 この、わからんちんが!!

 俺はストレージから、どんどん魔物を出していく。

 野球のグラウンド6面分はありそうな、公爵家の庭が魔物の山に埋もれていく。
「もう、もう十分です」
「許していください!!」
 マジスカ公爵と執事のジブリルさんの泣きが入った。

 違う!
 そこではないのだ。
 そう俺は目で2人に訴える。

 オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
  オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
   オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!
    オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ
   オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ
  オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!
 オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!オラ!!

〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉〈 ドン!! 〉

ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、

 エリザちゃんがもう限界に近い。
 瞳孔が開き焦点が定まっていない。
 疲れきっているのだろう。
 可哀そうに…。

 跳ねる度に水色の背中まである髪が揺れる。
  だがぴょん、ぴょん、は止まらない。
 11歳の少女にこんな過酷な『ぴょん、ぴょん、』を続けさせるなんて…。
 俺はあまりのいじらしさに、エリザちゃんへの可愛さが募った。

 早く気づくんだ!!
 そう心の中で俺は願った。

 その時、半泣きになったマジスカ公爵が何かに気づいたようだった。
 ジブリルさんに何かを言っている。

 そしてその時はついに来た!!

〈〈〈〈〈 ドン!! 〉〉〉〉〉
 ぴょん、
 ぴょん、

 マジスカ公爵とジブリルさんが飛んだのだ。
 やった!!
 そう思った途端、エリザちゃんが崩れ落ちる。

 俺は駆け寄り抱き起こす。
 エリザ、君の死は無駄にしないぞ!!


 こうしてお約束は守られた…。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 いつも応援頂いてありがとうございます。
 こんなことを書くのに3日間、考えてしまいました…。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。

3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。 そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!! こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!! 感想やご意見楽しみにしております! 尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。 彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。 最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。 一種の童話感覚で物語は語られます。 童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした

高鉢 健太
ファンタジー
 ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。  ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。  もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。  とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

処理中です...