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第3章 お披露目会
第53話 焼肉大会
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俺達は裏庭に出た。
辺りはすでに夕方で暗くなり始めている。
集まってすぐに始めればよかったが、屋敷を見て回ったので暗くなってしまった。
「これではもう、周りが見えないな」
商業ギルドのアレックさんがポツリと言う。
「お任せください」
俺は裏庭の壁に付いている蓋を開け、スイッチを何か所か押した。
パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!
パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!
裏庭に何本も建っているポールの上に付いたライトに明かりが灯る。
「な、なんだこれは?!」
みんなが口々に騒ぎ出す。
「え、エリアス様、これは…」
「アイザックさんこれは、一般的なライトの魔法ですよ。ご存じないのですか?」
「存じております、しかしこれほど明るくこんな大量に…」
「これは売り物なのかい?」
商業ギルドのアレックさんが聞いてくる。
「それは…「はい、ここからはエリアス君の秘書、私アリッサが対応いたします」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
私はアリッサ。
冒険者ギルドの受付であり、陰からエリアス君を守るエージェント。
しかしいくら不干渉《ふかんしょう》条例が出ていても、隙があれば商人は関わろうとしてくる。
その気持ちは分かるわ。
この屋敷全てが金のなる木よ。
そしてエリアス君自体が、国家機密を超えているわ。
彼をめぐって国同士で戦争が起きてもおかしくない。
そしてこれが彼の『創生魔法』で創った家なら、元手の掛からない画期的な家ね。
販売したら引く手数多でしょう。
そしてこのライトの魔道具も凄いわ。
夜進行する軍事に使える。
そして明かりは信号にも使える。
国が彼を欲し、彼が嫌がったら…。
岩山を切り取ったあの能力を使われたら、どんな軍隊もかなわない。
一人で国を制圧できる能力だわ。
私は彼を守りそして政敵にならない様に、見届けないといけない。
そして今夜からエリアス君と、一緒に住むことにもなっている。うふっ。
と、言う事は奥さんに…。
エルフは長寿で人族の一生は短い。
それなら彼の残りの人生40~60年を、一緒に過ごすのも良いわ。
そして彼の行く末を見てみたい。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
私は商業ギルド、ギルマスのアレックだ。
この少年には驚かされてばかりだ。
その家がそうだ。
最新の設備どころではない!!
こんな設備は見たことが無い。
しかも建築方法が不明だ。
材料は?いつ建てた?
だがそれを聞くことはできない。
不干渉《ふかんしょう》条例が忌々しい。
だが彼の方から言ってくるなら別だ。
だがしかし大概、彼は誰かと一緒だ。
今まではAランク冒険者オルガが。
そして今夜からは疾風のアリッサがそれに加わる。
エリアス君は人が良く、擦れていない。
きっと彼1人なら誰かに騙されているかもしれない。
だから見守り役が必要になるのだろう。
しかしこの屋敷だけでも注文住宅として売り出せば凄いことになる。
1軒建てただけでも設備を含めれば、一生遊んで暮らせる金額が手に入るだろう。
ここの設備だけでも、なんとか卸してくれないか頼んでみよう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「はい、では始めましょうか」
俺はそう言うとストレージから、14人用の長テーブルと椅子を出した。
ドンッ!!
もうみんな慣れたのか反応しなくなった。
今いるメンバーは俺とオルガさん、アリッサさん、コルネールさん。
『餓狼猫のミーニャ』の3人組エメリナさん、マルガさん、シュゼットさん。
アバンス商会アイザックさんと従者のお2人。
商業ギルドのアレックさんとノエルさんの12人だ。
そして4ブロックに分かれるので、魔道コンロを4つテーブルに出した。
これはカセットコンロを真似して創った。
カセットのガスボンベが入る部分のスペースに魔石を入れる。
バーナー部は『創生魔法』で火の刻印を刻んで創ってある。
そしてダイヤルを回せば火が付き、細かい調整もできるという訳だ。
その上に大きめの網を『創生魔法』で創り載せていく。
一口大に肉をスライスしお皿に出す。
そして内臓肉も合わせて出していく。
ハツ(心臓)、レバー(肝臓)、ミノ(胃)、センマイ(第三胃)、ハラミ(横隔膜)、サガリ(横隔膜)、ホルモン(腸)、タン(舌)などだ。
お肉は衛生的にトングを創り、それを使い焼いてもらうことにした。
「エリアス様、これは?」
アイザックさんが聞いてくる。
「魔道コンロです」
「これが魔道コンロですか?!私の知る魔道コンロとは違いますな。随分、コンパクトで軽そうです」
「えぇ、小さい方が置き場所に困りませんから」
魔道コンロは確かにあった。
だが従来の物はとても大きく、台所に据え置きが普通だった。
「これはどこで?」
買ったと言えば、どこで?と聞かれても困るな。
「自分で作りました」
「ご自身で、ですか?」
「えぇ、手先が器用な物で…」
「そう言うことでは…」
それきりアイザックさんは、何も言わなくなった。
そして焼肉大会が始まる。
「まず最初はビッグベアの肉からです。ビッグベアの肉はコラーゲンが多く非常に美味しいと聞きます」
「エリアス君、コラーゲンてなあに?」
アリッサさんが聞いてくる。
「はい、このプニュ、プニュしているお肉がそうで、健康や美容を保つ大切な役目があります」
「具体的には、どうなの?」
「お肌にハリと潤いを与えてくれる効果があります」
ガシャン!!
音がしたかと思うと女性陣は一斉にトングを掴み、ビッグベアの肉を焼き始めた。
ジュジュジュ~。
肉の焼ける美味しそうな匂いがする。
「お好みに合わせてお使いください」
そう言って俺は各テーブルに塩、胡椒の入物を置いた。
「凄い!塩と胡椒なんて、高価で中々買えないのに」
『餓狼猫のミーニャ』のエメリナさんが嬉しそうに塩をかけ始める。
「エリアス君は、ほんと。気前が良いんだね」
マルガさんも楽しそうだ。
「これは、どこの肉ですか?」
シュゼットさんが聞いてくる。
「これは内臓肉です」
「内臓肉?でも保存が長く出来ないから、普段は食べないでしょ?」
「保存が良いので食べられます。美味しいですよ」
「エリアス君、ビッグベアは2~3日前に狩った魔物でしょう」
アリッサさんが言う。
「エリアス様、保存状態が良いと言うのはどういう?」
アバンス商会のアイザックさんが聞いてくる。
まさかストレージで、保存していたとは言えないな。
「冷蔵庫で冷やしてましたから、鮮度は良いですよ」
「冷蔵庫ですか?」
「あれ?屋敷の一階に置いてありますよ。その箱に入れると冷やしたり、凍らせることが出来るので、生ものが長く保存できるんです」
「な、なんですと!!、ぜ、ぜひ…「はい、ここもエリアス君の秘書、アリッサが対応いたします」
辺りはすでに夕方で暗くなり始めている。
集まってすぐに始めればよかったが、屋敷を見て回ったので暗くなってしまった。
「これではもう、周りが見えないな」
商業ギルドのアレックさんがポツリと言う。
「お任せください」
俺は裏庭の壁に付いている蓋を開け、スイッチを何か所か押した。
パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!
パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!パッ!!
裏庭に何本も建っているポールの上に付いたライトに明かりが灯る。
「な、なんだこれは?!」
みんなが口々に騒ぎ出す。
「え、エリアス様、これは…」
「アイザックさんこれは、一般的なライトの魔法ですよ。ご存じないのですか?」
「存じております、しかしこれほど明るくこんな大量に…」
「これは売り物なのかい?」
商業ギルドのアレックさんが聞いてくる。
「それは…「はい、ここからはエリアス君の秘書、私アリッサが対応いたします」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
私はアリッサ。
冒険者ギルドの受付であり、陰からエリアス君を守るエージェント。
しかしいくら不干渉《ふかんしょう》条例が出ていても、隙があれば商人は関わろうとしてくる。
その気持ちは分かるわ。
この屋敷全てが金のなる木よ。
そしてエリアス君自体が、国家機密を超えているわ。
彼をめぐって国同士で戦争が起きてもおかしくない。
そしてこれが彼の『創生魔法』で創った家なら、元手の掛からない画期的な家ね。
販売したら引く手数多でしょう。
そしてこのライトの魔道具も凄いわ。
夜進行する軍事に使える。
そして明かりは信号にも使える。
国が彼を欲し、彼が嫌がったら…。
岩山を切り取ったあの能力を使われたら、どんな軍隊もかなわない。
一人で国を制圧できる能力だわ。
私は彼を守りそして政敵にならない様に、見届けないといけない。
そして今夜からエリアス君と、一緒に住むことにもなっている。うふっ。
と、言う事は奥さんに…。
エルフは長寿で人族の一生は短い。
それなら彼の残りの人生40~60年を、一緒に過ごすのも良いわ。
そして彼の行く末を見てみたい。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
私は商業ギルド、ギルマスのアレックだ。
この少年には驚かされてばかりだ。
その家がそうだ。
最新の設備どころではない!!
こんな設備は見たことが無い。
しかも建築方法が不明だ。
材料は?いつ建てた?
だがそれを聞くことはできない。
不干渉《ふかんしょう》条例が忌々しい。
だが彼の方から言ってくるなら別だ。
だがしかし大概、彼は誰かと一緒だ。
今まではAランク冒険者オルガが。
そして今夜からは疾風のアリッサがそれに加わる。
エリアス君は人が良く、擦れていない。
きっと彼1人なら誰かに騙されているかもしれない。
だから見守り役が必要になるのだろう。
しかしこの屋敷だけでも注文住宅として売り出せば凄いことになる。
1軒建てただけでも設備を含めれば、一生遊んで暮らせる金額が手に入るだろう。
ここの設備だけでも、なんとか卸してくれないか頼んでみよう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「はい、では始めましょうか」
俺はそう言うとストレージから、14人用の長テーブルと椅子を出した。
ドンッ!!
もうみんな慣れたのか反応しなくなった。
今いるメンバーは俺とオルガさん、アリッサさん、コルネールさん。
『餓狼猫のミーニャ』の3人組エメリナさん、マルガさん、シュゼットさん。
アバンス商会アイザックさんと従者のお2人。
商業ギルドのアレックさんとノエルさんの12人だ。
そして4ブロックに分かれるので、魔道コンロを4つテーブルに出した。
これはカセットコンロを真似して創った。
カセットのガスボンベが入る部分のスペースに魔石を入れる。
バーナー部は『創生魔法』で火の刻印を刻んで創ってある。
そしてダイヤルを回せば火が付き、細かい調整もできるという訳だ。
その上に大きめの網を『創生魔法』で創り載せていく。
一口大に肉をスライスしお皿に出す。
そして内臓肉も合わせて出していく。
ハツ(心臓)、レバー(肝臓)、ミノ(胃)、センマイ(第三胃)、ハラミ(横隔膜)、サガリ(横隔膜)、ホルモン(腸)、タン(舌)などだ。
お肉は衛生的にトングを創り、それを使い焼いてもらうことにした。
「エリアス様、これは?」
アイザックさんが聞いてくる。
「魔道コンロです」
「これが魔道コンロですか?!私の知る魔道コンロとは違いますな。随分、コンパクトで軽そうです」
「えぇ、小さい方が置き場所に困りませんから」
魔道コンロは確かにあった。
だが従来の物はとても大きく、台所に据え置きが普通だった。
「これはどこで?」
買ったと言えば、どこで?と聞かれても困るな。
「自分で作りました」
「ご自身で、ですか?」
「えぇ、手先が器用な物で…」
「そう言うことでは…」
それきりアイザックさんは、何も言わなくなった。
そして焼肉大会が始まる。
「まず最初はビッグベアの肉からです。ビッグベアの肉はコラーゲンが多く非常に美味しいと聞きます」
「エリアス君、コラーゲンてなあに?」
アリッサさんが聞いてくる。
「はい、このプニュ、プニュしているお肉がそうで、健康や美容を保つ大切な役目があります」
「具体的には、どうなの?」
「お肌にハリと潤いを与えてくれる効果があります」
ガシャン!!
音がしたかと思うと女性陣は一斉にトングを掴み、ビッグベアの肉を焼き始めた。
ジュジュジュ~。
肉の焼ける美味しそうな匂いがする。
「お好みに合わせてお使いください」
そう言って俺は各テーブルに塩、胡椒の入物を置いた。
「凄い!塩と胡椒なんて、高価で中々買えないのに」
『餓狼猫のミーニャ』のエメリナさんが嬉しそうに塩をかけ始める。
「エリアス君は、ほんと。気前が良いんだね」
マルガさんも楽しそうだ。
「これは、どこの肉ですか?」
シュゼットさんが聞いてくる。
「これは内臓肉です」
「内臓肉?でも保存が長く出来ないから、普段は食べないでしょ?」
「保存が良いので食べられます。美味しいですよ」
「エリアス君、ビッグベアは2~3日前に狩った魔物でしょう」
アリッサさんが言う。
「エリアス様、保存状態が良いと言うのはどういう?」
アバンス商会のアイザックさんが聞いてくる。
まさかストレージで、保存していたとは言えないな。
「冷蔵庫で冷やしてましたから、鮮度は良いですよ」
「冷蔵庫ですか?」
「あれ?屋敷の一階に置いてありますよ。その箱に入れると冷やしたり、凍らせることが出来るので、生ものが長く保存できるんです」
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