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第3章 お披露目会
第52話 施設
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俺達は多目的トイレから出て来た。
中から俺とコルネールさんが出てくると、ニヤニヤしている人も居れば素知らぬ振りをしてくれている人も居る。
なんだ!
どうしたんだ?!
俺がいったいなにをやったと言うんだ?!
誘ってきたのはコルネールさんの方だぞ!!
それに『据え膳食わぬは男の恥』と言うことわざもあるだろう。
あれ、どう言う意味だっけ?
【スキル】世界の予備知識発動!!
調べたいことを思うと目の前に検索画面が現れ、パソコン画面を見ているように調べ物が出来る便利なスキルだ。
検索:据え膳食わぬは男の恥!!
ポチッとな。
『検索結果:
女性の方から先に働きかけ誘っているのに、男性が女性の誘い応じようとしないのは男として恥ずかしい事であるということ。
「据え膳」とは、あらかじめ準備ができ、すぐに食べることのできる食事のこと。
目の前の食事を女性に例え、食べようとしないのは男の恥であるということ。
例え出されたものが粗末な食事でも、素直に食べるのが男のやさしさだと思う。
重要度=0』
「だ、だれが粗末な食事よ?!なに言ってるのよ!!」
後ろを振り向くとコルネールさんが、物凄い顔をしている。
どうしたんだ?
「エリアス、考えていることが口に出ていたぞ」
オルガさんにそう言われる。
そうか、出ていたか。
エリアスは【スキル】高速思考のおかげで、一瞬でたくさんのことを考えられる。
しかしその弊害として情報量がある為、独り言が多くなるのであった。
「わかりました。これからは事前に断ってから独り言を言います」
『違う(わ)よ!!』
その場に居た人達は、一斉にそう思った。
「裏庭で焼肉をしようと思っています。こちらへぞうぞ」
そう言いながら俺は、別館を案内する。
そしてみんなで別館に続く、渡り廊下を歩いている。
「エリアス君、ちょっといいかしら?」
「なんでしょうか?アリッサさん」
アリッサさんが小声で話始める。
『この前、来た時はこんな建物なかったはずだけど…』
『えぇ、みなさんを待っている間、暇と材料と魔力が余っていたので…。ちょっと作ってみました』
『魔力が余った??え~~!!ちょっとて、レベルではないわよ?!』
『成せば成る、三つ子の魂百までも、と言うではありませんか』
『何を言っているの?』
『それはですね…』
『いいわよ!!そんなどうでもいい話。もうエリアス君たら…』
アリッサさんはまた肩をすくめている。
そして全ガラス張りの廊下を歩いて行くと、後から声がした。
「エリアス様、あれはなんでしょうか?」
アバンス商会のアイザックさんが庭を見て聞いてくる。
おぉ、食いついてきた人が居るぞ!!
「あぁ、あれは枯山水《かれさんすい》です」
「枯山水ですか?」
「えぇ、水を使わず岩や砂などで、山や水を表現した庭園様式です 」
「庭園ですか?!」
「平らな敷地で植栽のない石庭を使い、白い石で波を表し岩や土を盛り陸を表すのです」
「なんとも風情がありますな」
「えぇ、侘《わ》びと寂《さ》びです」
「侘びと寂びですか?!それは、どう言う…」
「人の世の儚《はか》なさや、無常であることを美しいと感じる美意識です。例えば紅葉が散りゆく時に残った枝の寂しさや、やがて訪れる冬の厳しさを想像したり。自身の感情が静かに揺れ動いた時などに用います。この世のものは時間の経過とともに劣化していき、それは避けられないこと。時の流れを思わせるものを、単に劣化したものとして見るか、そこに美しさを感じるか。それが侘びと寂びです」
な、なんという繊細な心の在り方なのだ。
そしてこの少年はその年齢で悟りを開いていると言うのか。
アイザックはこれにより、エリアスのことを更に評価していく。
エリアスにしてみれば向こうの世界では出来なかったことを、この広い庭ならできそうだと、やってみただけで侘びと寂びは後付けの口実だった。
「エリアス、この後から出来た建物はなんだ?」
オルガさんが聞いてくる。
「あれが温泉施設です」
「「「 温泉施設?? 」」」
みんなが口を揃えて言う。
でも人工温泉なんだけどね。
「では見てみますか?」
そう言うと俺達は別館に移動した。
この別館は3階建で日帰り温泉風に創ってある。
1階はお湯の出る流れるプールで高い滑り台から、お湯と共に降りて来れる。
それにサウナやジャグジー、打たせ湯、大浴場がある。
男女別々の入口があり更衣室がある。
2階は温泉と言えばもちろん卓球場、それからボウリングのレーンも6本引いた。
そして3階は休憩所とレストランになっている。
憩い処にはリクライニングシートを設置して、仮眠もできゆったりくつろげるようになっている。
そして階段を上り屋上に出る。
屋上には男女別に露天風呂が完備され、夜空を見上げながらお風呂を満喫できる。
それをみんなに話した。
「夜空を見ながら、お風呂に入れるなんて風流ですな」
アバンス商会のアイザックさんが、また食いついてくる。
「良かったらみなさんで入って行きませんか?」
「「「 えっ!!入れるの? 」」」
すると『餓狼猫のミーニャ』のエメリナさん達3人が服を脱ぎ始めた。
「ま、待ってください、みなさん!!焼肉を食べてからにしましょう」
「そ、そうね」
「今日は焼肉だものね」
「こんな豪華な物を見せられて、気が動転してしまって。あははは!!」
エメリナさん達3人は、再び服を着直した。
「では今度こそ、裏庭に行きましょうか?」
そして焼肉大会が、ついに始まる。
中から俺とコルネールさんが出てくると、ニヤニヤしている人も居れば素知らぬ振りをしてくれている人も居る。
なんだ!
どうしたんだ?!
俺がいったいなにをやったと言うんだ?!
誘ってきたのはコルネールさんの方だぞ!!
それに『据え膳食わぬは男の恥』と言うことわざもあるだろう。
あれ、どう言う意味だっけ?
【スキル】世界の予備知識発動!!
調べたいことを思うと目の前に検索画面が現れ、パソコン画面を見ているように調べ物が出来る便利なスキルだ。
検索:据え膳食わぬは男の恥!!
ポチッとな。
『検索結果:
女性の方から先に働きかけ誘っているのに、男性が女性の誘い応じようとしないのは男として恥ずかしい事であるということ。
「据え膳」とは、あらかじめ準備ができ、すぐに食べることのできる食事のこと。
目の前の食事を女性に例え、食べようとしないのは男の恥であるということ。
例え出されたものが粗末な食事でも、素直に食べるのが男のやさしさだと思う。
重要度=0』
「だ、だれが粗末な食事よ?!なに言ってるのよ!!」
後ろを振り向くとコルネールさんが、物凄い顔をしている。
どうしたんだ?
「エリアス、考えていることが口に出ていたぞ」
オルガさんにそう言われる。
そうか、出ていたか。
エリアスは【スキル】高速思考のおかげで、一瞬でたくさんのことを考えられる。
しかしその弊害として情報量がある為、独り言が多くなるのであった。
「わかりました。これからは事前に断ってから独り言を言います」
『違う(わ)よ!!』
その場に居た人達は、一斉にそう思った。
「裏庭で焼肉をしようと思っています。こちらへぞうぞ」
そう言いながら俺は、別館を案内する。
そしてみんなで別館に続く、渡り廊下を歩いている。
「エリアス君、ちょっといいかしら?」
「なんでしょうか?アリッサさん」
アリッサさんが小声で話始める。
『この前、来た時はこんな建物なかったはずだけど…』
『えぇ、みなさんを待っている間、暇と材料と魔力が余っていたので…。ちょっと作ってみました』
『魔力が余った??え~~!!ちょっとて、レベルではないわよ?!』
『成せば成る、三つ子の魂百までも、と言うではありませんか』
『何を言っているの?』
『それはですね…』
『いいわよ!!そんなどうでもいい話。もうエリアス君たら…』
アリッサさんはまた肩をすくめている。
そして全ガラス張りの廊下を歩いて行くと、後から声がした。
「エリアス様、あれはなんでしょうか?」
アバンス商会のアイザックさんが庭を見て聞いてくる。
おぉ、食いついてきた人が居るぞ!!
「あぁ、あれは枯山水《かれさんすい》です」
「枯山水ですか?」
「えぇ、水を使わず岩や砂などで、山や水を表現した庭園様式です 」
「庭園ですか?!」
「平らな敷地で植栽のない石庭を使い、白い石で波を表し岩や土を盛り陸を表すのです」
「なんとも風情がありますな」
「えぇ、侘《わ》びと寂《さ》びです」
「侘びと寂びですか?!それは、どう言う…」
「人の世の儚《はか》なさや、無常であることを美しいと感じる美意識です。例えば紅葉が散りゆく時に残った枝の寂しさや、やがて訪れる冬の厳しさを想像したり。自身の感情が静かに揺れ動いた時などに用います。この世のものは時間の経過とともに劣化していき、それは避けられないこと。時の流れを思わせるものを、単に劣化したものとして見るか、そこに美しさを感じるか。それが侘びと寂びです」
な、なんという繊細な心の在り方なのだ。
そしてこの少年はその年齢で悟りを開いていると言うのか。
アイザックはこれにより、エリアスのことを更に評価していく。
エリアスにしてみれば向こうの世界では出来なかったことを、この広い庭ならできそうだと、やってみただけで侘びと寂びは後付けの口実だった。
「エリアス、この後から出来た建物はなんだ?」
オルガさんが聞いてくる。
「あれが温泉施設です」
「「「 温泉施設?? 」」」
みんなが口を揃えて言う。
でも人工温泉なんだけどね。
「では見てみますか?」
そう言うと俺達は別館に移動した。
この別館は3階建で日帰り温泉風に創ってある。
1階はお湯の出る流れるプールで高い滑り台から、お湯と共に降りて来れる。
それにサウナやジャグジー、打たせ湯、大浴場がある。
男女別々の入口があり更衣室がある。
2階は温泉と言えばもちろん卓球場、それからボウリングのレーンも6本引いた。
そして3階は休憩所とレストランになっている。
憩い処にはリクライニングシートを設置して、仮眠もできゆったりくつろげるようになっている。
そして階段を上り屋上に出る。
屋上には男女別に露天風呂が完備され、夜空を見上げながらお風呂を満喫できる。
それをみんなに話した。
「夜空を見ながら、お風呂に入れるなんて風流ですな」
アバンス商会のアイザックさんが、また食いついてくる。
「良かったらみなさんで入って行きませんか?」
「「「 えっ!!入れるの? 」」」
すると『餓狼猫のミーニャ』のエメリナさん達3人が服を脱ぎ始めた。
「ま、待ってください、みなさん!!焼肉を食べてからにしましょう」
「そ、そうね」
「今日は焼肉だものね」
「こんな豪華な物を見せられて、気が動転してしまって。あははは!!」
エメリナさん達3人は、再び服を着直した。
「では今度こそ、裏庭に行きましょうか?」
そして焼肉大会が、ついに始まる。
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