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第2章 生活の基盤
第39話 出会いこそ宝
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私はアリッサ。
私達3人はアスケル山脈の麓、アスケルの森からアレン領に向かっている。
アレン領は内陸部にある、ジリヤ国の東端の領だ。
東端の隣接している他国とは、大きなアスケル山脈に阻まれてる。
そこは攻めることも、攻められることもできないくらい厳しい山脈だそうだ。
山脈には貴重な資源が眠っている。
その半面、森の奥に行けば行くほどレベルの高い凶暴な大型魔獣もたくさんいる。
街に出て来なければ被害はないから、討伐するような刺激はあえてしないらしい。
私は森妖精だから、人族と外見は変わらないから差別は受けないけど。
森には街を追われた異種族と呼ばれる、人族とは違う容姿の種族が隠れ住んでいるとか。
森にいる間、エリアス君は何かをしていた。
何をしているのか聞くと、香辛料に使えるものはないか探していると言う。
エリアス君の鑑定眼や私の知識を使い、クミン、チリーペッパー、ターメリック、オールスパイス、コリアンダー、カルダモンを見つけた。
肉の臭みを消す時に使う、香り付け用の物ばかりだった。
でもエリアス君は小躍りするほど、とても喜んでいた!
これであれが作れると。
あれて、なんだろう?
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アレン領の城門をくぐり中に入る。
まずは採って来た果物を売りに行こうかな。
「青果市場へ果物を売りに行きましょうか」
「そうね、そうしましょう」
オルガさんとアリッサさんも賛成する。
青果市場に行くとこの前、買取をしてくれたダニエラさんがいた。
「こんにちは、ダニエラさん」
「この前の、確か名前は…」
「エリアスです。それとオルガさんとアリッサさんです」
「おや、彼女が1人増えたね。エリアス君は年上好きなのかな?」
「え、ええ、そうです。俺はどちらかと言うと、年上の方が好きです」
「おやそうかい、お熱いね」
☆オルガ目線
まっ、恥かしいなエリアスは。
みんなの前で『年上が好き』だなんて。
私はエリアスより2歳年上だから、年齢的に丁度いいからな。
★アリッサ目線
何を言っているのエリアス君は、人前で!
『年上が好き』だなんて。
益々、好きになってしまうわ。
年齢は気にしないんだね。
エリアス君は確か15歳。
私は250歳だけど…。
これで自信が付いたわ!!
オルガさんとアリッサさんが、顔を赤らめ両手を頬に当てモジモジしている。
なぜか日光に陽を浴びるとクネクネ動く、花の形をしたオモチャを思い出した。
「今日はどのくらい、あるんだい?」
「キノコも買取できますか?」
「あぁ、もちろんだよ」
「では、出しますね」
俺はストレージからブルーベリー、ボイセンベリー、イチジク、ビワ。
そしてエリンギやシメジなどのキノコ類を出した。
「おぉ!!またこんなにかい。うち専属で働かないかい?」
「たまにだから採れるんですよ。また売りに来ますから」
「残念だね。そうだね、これだけあれば奮発して2万円丁度でどうだい?」
「それでお願いします」
「あいよ、また頼むよ!」
「また来ます。ありがとうございました」
俺はダニエラさんからお金をもらい歩き出す。
2万だと3人で割り切れないな。
じゃあ7,000円ずつでいいかな?
「オルガさん、アリッサさん。果物が売れた分です」
そう言って2人にお金を渡す。
アリッサさんには、何かの時の為に持っている麻袋に果物を入れて渡した。
「いいですよ、エリアス君」
「そうだぞ、エリアス」
「受け取ってください。お金の事はきっちりしないといけませんから」
「そ、そうか、わかったよ」
「わかったわ」
2人とも、渋々受け取ってくれた。
良い人達だ、2人とも。
本当にそう思う。
そのまま冒険者ギルドの前を、エリアス君は通り過ぎようとする。
「ちょっとエリアス君。待ってよ」
「なんでしょうか?」
「冒険者ギルドに寄って行かないの?」
「明日にします」
「でもそれだと、ワイルドボアのお肉の鮮度が落ちるわよ」
「大丈夫です。今日はもう遅いので…」
なにを言っているのかしら?
キラービー(蜂)、キラーアント(蟻)、センチピード(ムカデ)なら、素材取りだから分かるわ。
でも肉がメインのワイルドボアを明日にするなんて。
「オルガさん、エリアス君が…」
「エリアスがそう言うなら、そうなんじゃないのかな。もう慣れたから、あまり考えないことにしているんだよ」
「そう言う問題じゃないよ。それにエリアス君には、聞きたいことが山ほどあるわ」
「えっ、でも、今はお教えすることはできません」
「あら?私には教えてくれるわよね?エリアス」
「えぇ、オルガさん。なんでも聞いてください」
オルガさんには、ある程度は話してあるから、今更隠しても…。
な、なんで私は駄目なの?
見るとオルガさんが、ドヤ顔をしてこちらを見ている。
そ、そう言うことなの。
分かったわ。
他人のうちは自分の秘密は話さないと言う事なのね。
顔に似合わず、こんな駆け引きをするのね?!
それなら!!
「エリアス君、ちょっといいかしら?」
「なんでしょうか、アリッサさん」
「屋敷に住むのは明日から、と聞いたけどなんなら今夜からでも良いわよ」
「う~ん。それがこちらもまだ、宿を引き払っていないので」
「そうなの、それなら仕方ないわね。明日、仕事が終わったらお屋敷に行くからよろしくね」
なにが仕方ないんだろう?
「はい、待ってます。こちらこそよろしくお願いします」
「私もお屋敷に住む様になるから、その時はエリアス君の秘密を教えてね!」
そう言って俺にウインクをしてきた。
どういう、意味なんだろう?
私達3人はアスケル山脈の麓、アスケルの森からアレン領に向かっている。
アレン領は内陸部にある、ジリヤ国の東端の領だ。
東端の隣接している他国とは、大きなアスケル山脈に阻まれてる。
そこは攻めることも、攻められることもできないくらい厳しい山脈だそうだ。
山脈には貴重な資源が眠っている。
その半面、森の奥に行けば行くほどレベルの高い凶暴な大型魔獣もたくさんいる。
街に出て来なければ被害はないから、討伐するような刺激はあえてしないらしい。
私は森妖精だから、人族と外見は変わらないから差別は受けないけど。
森には街を追われた異種族と呼ばれる、人族とは違う容姿の種族が隠れ住んでいるとか。
森にいる間、エリアス君は何かをしていた。
何をしているのか聞くと、香辛料に使えるものはないか探していると言う。
エリアス君の鑑定眼や私の知識を使い、クミン、チリーペッパー、ターメリック、オールスパイス、コリアンダー、カルダモンを見つけた。
肉の臭みを消す時に使う、香り付け用の物ばかりだった。
でもエリアス君は小躍りするほど、とても喜んでいた!
これであれが作れると。
あれて、なんだろう?
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アレン領の城門をくぐり中に入る。
まずは採って来た果物を売りに行こうかな。
「青果市場へ果物を売りに行きましょうか」
「そうね、そうしましょう」
オルガさんとアリッサさんも賛成する。
青果市場に行くとこの前、買取をしてくれたダニエラさんがいた。
「こんにちは、ダニエラさん」
「この前の、確か名前は…」
「エリアスです。それとオルガさんとアリッサさんです」
「おや、彼女が1人増えたね。エリアス君は年上好きなのかな?」
「え、ええ、そうです。俺はどちらかと言うと、年上の方が好きです」
「おやそうかい、お熱いね」
☆オルガ目線
まっ、恥かしいなエリアスは。
みんなの前で『年上が好き』だなんて。
私はエリアスより2歳年上だから、年齢的に丁度いいからな。
★アリッサ目線
何を言っているのエリアス君は、人前で!
『年上が好き』だなんて。
益々、好きになってしまうわ。
年齢は気にしないんだね。
エリアス君は確か15歳。
私は250歳だけど…。
これで自信が付いたわ!!
オルガさんとアリッサさんが、顔を赤らめ両手を頬に当てモジモジしている。
なぜか日光に陽を浴びるとクネクネ動く、花の形をしたオモチャを思い出した。
「今日はどのくらい、あるんだい?」
「キノコも買取できますか?」
「あぁ、もちろんだよ」
「では、出しますね」
俺はストレージからブルーベリー、ボイセンベリー、イチジク、ビワ。
そしてエリンギやシメジなどのキノコ類を出した。
「おぉ!!またこんなにかい。うち専属で働かないかい?」
「たまにだから採れるんですよ。また売りに来ますから」
「残念だね。そうだね、これだけあれば奮発して2万円丁度でどうだい?」
「それでお願いします」
「あいよ、また頼むよ!」
「また来ます。ありがとうございました」
俺はダニエラさんからお金をもらい歩き出す。
2万だと3人で割り切れないな。
じゃあ7,000円ずつでいいかな?
「オルガさん、アリッサさん。果物が売れた分です」
そう言って2人にお金を渡す。
アリッサさんには、何かの時の為に持っている麻袋に果物を入れて渡した。
「いいですよ、エリアス君」
「そうだぞ、エリアス」
「受け取ってください。お金の事はきっちりしないといけませんから」
「そ、そうか、わかったよ」
「わかったわ」
2人とも、渋々受け取ってくれた。
良い人達だ、2人とも。
本当にそう思う。
そのまま冒険者ギルドの前を、エリアス君は通り過ぎようとする。
「ちょっとエリアス君。待ってよ」
「なんでしょうか?」
「冒険者ギルドに寄って行かないの?」
「明日にします」
「でもそれだと、ワイルドボアのお肉の鮮度が落ちるわよ」
「大丈夫です。今日はもう遅いので…」
なにを言っているのかしら?
キラービー(蜂)、キラーアント(蟻)、センチピード(ムカデ)なら、素材取りだから分かるわ。
でも肉がメインのワイルドボアを明日にするなんて。
「オルガさん、エリアス君が…」
「エリアスがそう言うなら、そうなんじゃないのかな。もう慣れたから、あまり考えないことにしているんだよ」
「そう言う問題じゃないよ。それにエリアス君には、聞きたいことが山ほどあるわ」
「えっ、でも、今はお教えすることはできません」
「あら?私には教えてくれるわよね?エリアス」
「えぇ、オルガさん。なんでも聞いてください」
オルガさんには、ある程度は話してあるから、今更隠しても…。
な、なんで私は駄目なの?
見るとオルガさんが、ドヤ顔をしてこちらを見ている。
そ、そう言うことなの。
分かったわ。
他人のうちは自分の秘密は話さないと言う事なのね。
顔に似合わず、こんな駆け引きをするのね?!
それなら!!
「エリアス君、ちょっといいかしら?」
「なんでしょうか、アリッサさん」
「屋敷に住むのは明日から、と聞いたけどなんなら今夜からでも良いわよ」
「う~ん。それがこちらもまだ、宿を引き払っていないので」
「そうなの、それなら仕方ないわね。明日、仕事が終わったらお屋敷に行くからよろしくね」
なにが仕方ないんだろう?
「はい、待ってます。こちらこそよろしくお願いします」
「私もお屋敷に住む様になるから、その時はエリアス君の秘密を教えてね!」
そう言って俺にウインクをしてきた。
どういう、意味なんだろう?
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