13 / 234
婚約破棄編
白豚、悪人を炙り出す
しおりを挟む
俺の実家、今は侯爵家を継いでいる兄の計らいでやって来た、婚約解消アンド婚姻決済のできるお偉い司教様、リベリオ大司教様の活躍で、無事に我が娘シャーロットちゃんとぼんくら侯爵子息の婚約が解消されました!
ついでに俺の娘を詐称するニセ乳娘とぼんくら息子の婚姻も結ばれました。
ふふふ、ここまでくれば、あとはこちらが畳み掛けるような攻撃をかますだけだ。
まずは、ちゃんと血縁関係を整理しましょうね。
「伯爵の後継ということですか?」
ニタリと笑うコーディの姿に俺は「うむ」と頷いてみせる。
ディーンは俺の前だけに一枚の紙を置くと、今まで影の薄かった大司教の爺さんの付き添いがズズイと前に出る。
「こちらは教会で使用しています血縁判明魔道具です。先ほど皆様から少量の血液を採取させていただきました」
はい、ここまでで顔色が悪くなっているのは下品ママとコーディと……なぜにシャーロットちゃんも真っ青なの?
「まずは、リトルトン侯爵ご夫妻とご子息であるギデオン様との血縁関係は証明されました」
きょとんとしているリトルトン侯爵家のみなさん。君たちは前座ですのでお気になさらずに。
はい、これはオールポート伯爵家の正式な血縁者であり後継者をハッキリさせる目的の裏に、この家に巣食った害虫を叩きだす真の目的があるのです!
「そしてこちら。オールポート伯爵様とご息女シャーロット様との血縁関係も証明されました」
黒い服を着た若い男の淡々とした声だが、俺としてはその決定的な事実、異世界で知らない白豚に成っていて娘がいたことに、内心は何とも言えない気持ちだった。
シャーロットちゃんは「ほーっ」と安堵の息を吐いていたけどね。
「……ただし、モニカ嬢とオールポート伯爵様との血縁関係は証明できませんでした。モニカ嬢はオールポート伯爵様のお子ではありません」
神に誓ってとも言わんばかりに、男は神聖印を手に握り目を瞑って祈りの言葉を口にする。
「そんなっ!」
「……ち、ちがうわっ。モニカはセシル様との子よっ!」
ニセ乳と下品ママがソファーから立ち会がり騒ぎだすし、リトルトン侯爵家は眼が飛び出るほど驚いた顔をしている。
シャーロットちゃんも口元に両手を当てて目を見開いているね。
「そして、恐ろしいことに、モニカ嬢はそちらの奥様と執事長であるコーディ殿との血縁関係が証明されました」
「嘘をつけっ!」
血縁証明では、自分にとって不都合なことがわかるかもしれないと黙っていたコーディが、真実をバラされて激高する。
顔を真っ赤にして男に襲い掛かるが、ヒラリと体を躱され、無様に床に転がった。
「ディーン」
まだ、こいつらには突きつけたい罪があるんだ、ちょっとお前押さえつけておけよ、と命じたら、ディーンの奴、眉間にシワを刻んで嫌そうにコーディの腕を後ろ手にして締め上げた。
「イテテテッ」
「はいはい、大人しくしていてくださいね」
ついでとばかりに、ギュウウウウッと強く締め上げてないか? 別にいいけど。
「あ、あなた。嘘ですわ。モニカはあなた、セシル・オールポート伯爵様の子供です」
必死だね、下品ママ。でも教会自慢の魔道具が証明しちゃったんだから、無理だよ。
「俺の子はシャーロットだけ。そもそもオールポート伯爵は亡くなった妻の家だ。オールポート伯爵家を継ぐのはシャーロットのみ」
俺は当たり前の事実を、威厳たっぷりに宣言してやった。
下品ママとニセ乳がショックを受けた顔をするのはわかるけど、なんでリトルトン侯爵家もショックを受けてんだよ。
ぼんくら息子は頭悪そうだけど、あんたたちは侯爵家なんだから、他家の事情ぐらい知っているだろう?
つまり、シャーロットちゃんとの婚約がなくなったぼんくら息子は、オールポート伯爵家に婿入りできません!
ニセ乳と結婚してこの家を乗っ取ろうとしても、そもそもオールポート伯爵家の血が入ってないから無理ゲーなの!
「モニカと結婚しても僕は伯爵になれないじゃないか! そ、そんな……。僕を騙したな!」
真実の愛とかイチャイチャしてたくせに、ぼんくら息子が険しい顔でニセ乳へ突っかかる。
「うるさいっ。今はそれどころじゃないのよ。ママ! どういうこと? わたしのパパはあそこのデブじゃないの? なんで使用人なんかがパパなのよっ」
ニセ乳がヒステリックに叫ぶが……お前、いま俺のことデブってさりげなくディスったな?
自分の娘に「使用人」とバカにされたコーディは床に転がったまま、赤い顔でワーワー喚いてうるさいから猿轡でも噛ませておけ。
「お前たちにはオールポート伯爵家を謀った罪、乗っ取ろうとした罪もあるが、それ以外にも犯した罪がある」
ギロリと俺が睨むと下品ママはビクリと体を震わせた。
「な、なにを?」
ふふふ、もうそこまでお前たちの破滅の足音が聞こえてきてるんだよ。
文字どおり、執務室の外からドカドカと歩く複数の足音と、ギャーギャーと騒ぐ罪人たちの声。
そして、ガチャリと扉がノックもなく開くと、執事服のベンジャミンの姿が見え、その後ろから鎧を着て戦闘モードの騎士たちがズカズカと部屋の中に入ってきた。
ついでに俺の娘を詐称するニセ乳娘とぼんくら息子の婚姻も結ばれました。
ふふふ、ここまでくれば、あとはこちらが畳み掛けるような攻撃をかますだけだ。
まずは、ちゃんと血縁関係を整理しましょうね。
「伯爵の後継ということですか?」
ニタリと笑うコーディの姿に俺は「うむ」と頷いてみせる。
ディーンは俺の前だけに一枚の紙を置くと、今まで影の薄かった大司教の爺さんの付き添いがズズイと前に出る。
「こちらは教会で使用しています血縁判明魔道具です。先ほど皆様から少量の血液を採取させていただきました」
はい、ここまでで顔色が悪くなっているのは下品ママとコーディと……なぜにシャーロットちゃんも真っ青なの?
「まずは、リトルトン侯爵ご夫妻とご子息であるギデオン様との血縁関係は証明されました」
きょとんとしているリトルトン侯爵家のみなさん。君たちは前座ですのでお気になさらずに。
はい、これはオールポート伯爵家の正式な血縁者であり後継者をハッキリさせる目的の裏に、この家に巣食った害虫を叩きだす真の目的があるのです!
「そしてこちら。オールポート伯爵様とご息女シャーロット様との血縁関係も証明されました」
黒い服を着た若い男の淡々とした声だが、俺としてはその決定的な事実、異世界で知らない白豚に成っていて娘がいたことに、内心は何とも言えない気持ちだった。
シャーロットちゃんは「ほーっ」と安堵の息を吐いていたけどね。
「……ただし、モニカ嬢とオールポート伯爵様との血縁関係は証明できませんでした。モニカ嬢はオールポート伯爵様のお子ではありません」
神に誓ってとも言わんばかりに、男は神聖印を手に握り目を瞑って祈りの言葉を口にする。
「そんなっ!」
「……ち、ちがうわっ。モニカはセシル様との子よっ!」
ニセ乳と下品ママがソファーから立ち会がり騒ぎだすし、リトルトン侯爵家は眼が飛び出るほど驚いた顔をしている。
シャーロットちゃんも口元に両手を当てて目を見開いているね。
「そして、恐ろしいことに、モニカ嬢はそちらの奥様と執事長であるコーディ殿との血縁関係が証明されました」
「嘘をつけっ!」
血縁証明では、自分にとって不都合なことがわかるかもしれないと黙っていたコーディが、真実をバラされて激高する。
顔を真っ赤にして男に襲い掛かるが、ヒラリと体を躱され、無様に床に転がった。
「ディーン」
まだ、こいつらには突きつけたい罪があるんだ、ちょっとお前押さえつけておけよ、と命じたら、ディーンの奴、眉間にシワを刻んで嫌そうにコーディの腕を後ろ手にして締め上げた。
「イテテテッ」
「はいはい、大人しくしていてくださいね」
ついでとばかりに、ギュウウウウッと強く締め上げてないか? 別にいいけど。
「あ、あなた。嘘ですわ。モニカはあなた、セシル・オールポート伯爵様の子供です」
必死だね、下品ママ。でも教会自慢の魔道具が証明しちゃったんだから、無理だよ。
「俺の子はシャーロットだけ。そもそもオールポート伯爵は亡くなった妻の家だ。オールポート伯爵家を継ぐのはシャーロットのみ」
俺は当たり前の事実を、威厳たっぷりに宣言してやった。
下品ママとニセ乳がショックを受けた顔をするのはわかるけど、なんでリトルトン侯爵家もショックを受けてんだよ。
ぼんくら息子は頭悪そうだけど、あんたたちは侯爵家なんだから、他家の事情ぐらい知っているだろう?
つまり、シャーロットちゃんとの婚約がなくなったぼんくら息子は、オールポート伯爵家に婿入りできません!
ニセ乳と結婚してこの家を乗っ取ろうとしても、そもそもオールポート伯爵家の血が入ってないから無理ゲーなの!
「モニカと結婚しても僕は伯爵になれないじゃないか! そ、そんな……。僕を騙したな!」
真実の愛とかイチャイチャしてたくせに、ぼんくら息子が険しい顔でニセ乳へ突っかかる。
「うるさいっ。今はそれどころじゃないのよ。ママ! どういうこと? わたしのパパはあそこのデブじゃないの? なんで使用人なんかがパパなのよっ」
ニセ乳がヒステリックに叫ぶが……お前、いま俺のことデブってさりげなくディスったな?
自分の娘に「使用人」とバカにされたコーディは床に転がったまま、赤い顔でワーワー喚いてうるさいから猿轡でも噛ませておけ。
「お前たちにはオールポート伯爵家を謀った罪、乗っ取ろうとした罪もあるが、それ以外にも犯した罪がある」
ギロリと俺が睨むと下品ママはビクリと体を震わせた。
「な、なにを?」
ふふふ、もうそこまでお前たちの破滅の足音が聞こえてきてるんだよ。
文字どおり、執務室の外からドカドカと歩く複数の足音と、ギャーギャーと騒ぐ罪人たちの声。
そして、ガチャリと扉がノックもなく開くと、執事服のベンジャミンの姿が見え、その後ろから鎧を着て戦闘モードの騎士たちがズカズカと部屋の中に入ってきた。
790
あなたにおすすめの小説
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
流行りの悪役転生したけど、推しを甘やかして育てすぎた。
時々雨
BL
前世好きだったBL小説に流行りの悪役令息に転生した腐男子。今世、ルアネが周りの人間から好意を向けられて、僕は生で殿下とヒロインちゃん(男)のイチャイチャを見たいだけなのにどうしてこうなった!?
※表紙のイラストはたかだ。様
※エブリスタ、pixivにも掲載してます
◆4月19日18時から、この話のスピンオフ、兄達の話「偏屈な幼馴染み第二王子の愛が重すぎる!」を1話ずつ公開予定です。そちらも気になったら覗いてみてください。
◆2部は色々落ち着いたら…書くと思います
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる