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別離
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深夜、蒼依の部屋の前で晃聖は途方に暮れていた。蒼依がいない。どこにいったかわからない。
あのあと知佳は、騒ぎに気づいた住人の通報で駆けつけた警察官に銃刀法違反の罪で現行犯逮捕された。晃聖は蒼依を追いかけたかったが、参考人として事の成り行きを再三にわたり尋問され、貴重な時間を無駄にした。
最後に見たとき、蒼依は左腕を負傷していた。いくらそのことを訴えても、警察は彼を解放してくれなかった。人命より調書の方が大事なのか、と疑いたくなる。
それきり蒼依は行方知れずだ。
一刻も早く、彼女の無事を確かめたい。謝りたい。抱きしめたい。
それなのにアパートと職場以外、彼女の行きそうな所を知らなかった。今更ながら、彼女のことをほとんど知らない自分を思い知らされた。
不安がよぎる。どこかで血を流し、死にかけているのかもしれない。恐怖の映像は悪化の一途をたどり続けている。胃はよじれ、心臓の鼓動は重い地鳴りのようだ。 焦る心をよそに、待つ以外成すすべがなかった。
晃聖はアパートの下の、車の中で夜明けを迎えた。大きなクラクションの音に、不吉な夢から目覚める。目の前で引っ越し会社のトラックが、車道へと出ていこうとしているところだった。
晃聖は時計に目を走らせ、慌てて蒼依の部屋を振り仰いだ。ドアは彼を招くかのように大きく開かれている。
晃聖はカブリオレから飛び出した。古びた階段を足音も荒く駆けあがっていく。鼓動がガンガンと胸を叩き、期待に震えている。
晃聖は横滑りして、玄関前に立った。
「蒼依!」
がらんとした部屋から、見知らぬ女性が彼を振り返った。
「蒼依は?」落胆を隠せなかった。問いつめる口調にも、つい苛立ちがこもる。「あんた、誰だ?」
女性は晃聖の無礼な態度を気にする風もなく、落ち着き払っている。
「私は結城です。望月さんのお引っ越しの手伝いにきました。あなたこそ、どなた?」
晃聖は空っぽになった部屋を見回し、次いで今しがたトラックが出ていった車道を見おろした。次の瞬間、あがってきたときの倍の速さで階段を駆けおりた。タイヤをきしらせ、トラックが走り去った方向へとカブリオレを駆る。見覚えのある引越し会社のトラックを求めて走り回ったが、見つかるはずがなかった。
それならば、とアパートに取って返したが、すでに結城の姿はない。
晃聖は腹立ち紛れにハンドルを叩き、頭を抱えた。
だが、すぐに傲然と顔をあげた。まだ、仕事場が残っている。
<youサービスプロモーション>は商業ビルの六階にあり、同じフロアに五つの会社が事務所を構えていた。会社の行き帰り、彼女を送っていたが、中に入るのは始めてだ。
鬼気迫る勢いで歩く晃聖を、すれ違う人々がギョッとして振り返る。職場で身についた雰囲気が、この場にそぐわないのは承知しているが、臆する気持ちはなかった。
カウンターに両手をついて身を乗り出すと、驚いたフロント係が目を丸くして彼を見あげた。
「望月蒼依さんに面会したいのですが?」
「あの……」気圧され、彼女が引いた。「望月は本日付で退職しましたが」
「辞めた?」
「はい」
失望で、全身の力が抜けた。
「彼女がどこへ行ったか、わかりませんか?」それでも、諦め切れなかった。
「わかりません」
晃聖はうなだれた。冷たい喪失感が拡がっていく。もう会えないのか?本当にこれで終わりなのか?
昨日の修羅場が蘇る。知佳を止めるのに必死で、彼女の傷の具合も確かめられなかった。
知佳は店の客だった。気軽な気持ちで関係を持ったものの、彼女の激しい気性とわがままにうんざりする羽目になった。
その後は、店以外の場所では会ってはいない。誘われても、断り続けた。それで、わかってもらえたと思っていた。
きちんとけりをつけていれば、あの騒動は起きなかったはずだ。自分で蒔いた種なのに、蒼依に代償を払わせてしまった。迂闊な自分を締め上げたいくらいだ。
「どうかされましたか?」
晃聖はぼんやりと顔をあげた。
フロント係が心配そうに見ている。その背後を、見覚えのある女性が行くのが見えた。
たちまち期待が息を吹き返す。晃聖は引き留められるのも聞かず、清楚な後ろ姿を追った。
「すみません」
結城が彼を振り返り、かすかに眉をあげた。
「何でしょう?」
向き直った彼女は、さっき出逢った謎の男が再び現れたのに驚いた様子もない。蒼依の引越しを手伝ったぐらいだから、ある程度の事情は知っているのだろう。蒼依を心配しているだけだとわかってもらえば、力になってもらえるかもしれない。
「先程は失礼しました。僕は真崎と言います。望月蒼依さんが心配で、捜しています。どこへ行ったか教えてもらえませんか?」
思慮深い目が、彼を見つめた。
「彼女に何のご用ですか?」答えるどころか、逆に質問された。
焦る心が、再び晃聖をいらつかせる。
「それは僕と彼女の問題で、あなたには関係ないと思いますが?」
結城がまなざしを厳しくして、唇を引き結んだ。
「そうですか?それなら、何も申しあげることはございません。お引き取りください」
さっきまでが冷ややかだったとしたら、今は極寒だ。警備員でも呼びかねない勢いで、立ちはだかっている。
この女は会わせまいとしている。
晃聖は確信した。彼女を庇い、俺からも守ろうとしている。守るのはいいとして、自分まで引き離されるのは納得いかなかった。
「短気をおこしてすみません」誠意を見せるために、頭を下げた。「僕のせいで彼女に怪我を負わせてしまいました。だから彼女の無事を確認したいんです。彼女に謝りたいんです。どうかお願いです。蒼依に会わせてください」
熱意が通じたのか、結城の険しさが多少緩んだ。
「怪我は大したことありません。それより、心配なのは心です。真崎さん」
深刻な口調に、こちらまで緊張してくる。
「あなたが本当に彼女のことを大切に思ってらっしゃるなら、今は彼女をそっとしてあげられませんか?」
「ですが――」
「彼女を苦しめても、会いたいですか?」
そこまで言われたら、黙るより他ない。
結城が本気で蒼依を心配しているのはわかった。ここはひとまず彼女に蒼依を預け、引き下がるしかあるまい。
「わかりました。だけど、いつか必ず彼女を捜し出します」それは宣言だった。
晃聖はペコリと頭を下げ、その場を後にした。
あのあと知佳は、騒ぎに気づいた住人の通報で駆けつけた警察官に銃刀法違反の罪で現行犯逮捕された。晃聖は蒼依を追いかけたかったが、参考人として事の成り行きを再三にわたり尋問され、貴重な時間を無駄にした。
最後に見たとき、蒼依は左腕を負傷していた。いくらそのことを訴えても、警察は彼を解放してくれなかった。人命より調書の方が大事なのか、と疑いたくなる。
それきり蒼依は行方知れずだ。
一刻も早く、彼女の無事を確かめたい。謝りたい。抱きしめたい。
それなのにアパートと職場以外、彼女の行きそうな所を知らなかった。今更ながら、彼女のことをほとんど知らない自分を思い知らされた。
不安がよぎる。どこかで血を流し、死にかけているのかもしれない。恐怖の映像は悪化の一途をたどり続けている。胃はよじれ、心臓の鼓動は重い地鳴りのようだ。 焦る心をよそに、待つ以外成すすべがなかった。
晃聖はアパートの下の、車の中で夜明けを迎えた。大きなクラクションの音に、不吉な夢から目覚める。目の前で引っ越し会社のトラックが、車道へと出ていこうとしているところだった。
晃聖は時計に目を走らせ、慌てて蒼依の部屋を振り仰いだ。ドアは彼を招くかのように大きく開かれている。
晃聖はカブリオレから飛び出した。古びた階段を足音も荒く駆けあがっていく。鼓動がガンガンと胸を叩き、期待に震えている。
晃聖は横滑りして、玄関前に立った。
「蒼依!」
がらんとした部屋から、見知らぬ女性が彼を振り返った。
「蒼依は?」落胆を隠せなかった。問いつめる口調にも、つい苛立ちがこもる。「あんた、誰だ?」
女性は晃聖の無礼な態度を気にする風もなく、落ち着き払っている。
「私は結城です。望月さんのお引っ越しの手伝いにきました。あなたこそ、どなた?」
晃聖は空っぽになった部屋を見回し、次いで今しがたトラックが出ていった車道を見おろした。次の瞬間、あがってきたときの倍の速さで階段を駆けおりた。タイヤをきしらせ、トラックが走り去った方向へとカブリオレを駆る。見覚えのある引越し会社のトラックを求めて走り回ったが、見つかるはずがなかった。
それならば、とアパートに取って返したが、すでに結城の姿はない。
晃聖は腹立ち紛れにハンドルを叩き、頭を抱えた。
だが、すぐに傲然と顔をあげた。まだ、仕事場が残っている。
<youサービスプロモーション>は商業ビルの六階にあり、同じフロアに五つの会社が事務所を構えていた。会社の行き帰り、彼女を送っていたが、中に入るのは始めてだ。
鬼気迫る勢いで歩く晃聖を、すれ違う人々がギョッとして振り返る。職場で身についた雰囲気が、この場にそぐわないのは承知しているが、臆する気持ちはなかった。
カウンターに両手をついて身を乗り出すと、驚いたフロント係が目を丸くして彼を見あげた。
「望月蒼依さんに面会したいのですが?」
「あの……」気圧され、彼女が引いた。「望月は本日付で退職しましたが」
「辞めた?」
「はい」
失望で、全身の力が抜けた。
「彼女がどこへ行ったか、わかりませんか?」それでも、諦め切れなかった。
「わかりません」
晃聖はうなだれた。冷たい喪失感が拡がっていく。もう会えないのか?本当にこれで終わりなのか?
昨日の修羅場が蘇る。知佳を止めるのに必死で、彼女の傷の具合も確かめられなかった。
知佳は店の客だった。気軽な気持ちで関係を持ったものの、彼女の激しい気性とわがままにうんざりする羽目になった。
その後は、店以外の場所では会ってはいない。誘われても、断り続けた。それで、わかってもらえたと思っていた。
きちんとけりをつけていれば、あの騒動は起きなかったはずだ。自分で蒔いた種なのに、蒼依に代償を払わせてしまった。迂闊な自分を締め上げたいくらいだ。
「どうかされましたか?」
晃聖はぼんやりと顔をあげた。
フロント係が心配そうに見ている。その背後を、見覚えのある女性が行くのが見えた。
たちまち期待が息を吹き返す。晃聖は引き留められるのも聞かず、清楚な後ろ姿を追った。
「すみません」
結城が彼を振り返り、かすかに眉をあげた。
「何でしょう?」
向き直った彼女は、さっき出逢った謎の男が再び現れたのに驚いた様子もない。蒼依の引越しを手伝ったぐらいだから、ある程度の事情は知っているのだろう。蒼依を心配しているだけだとわかってもらえば、力になってもらえるかもしれない。
「先程は失礼しました。僕は真崎と言います。望月蒼依さんが心配で、捜しています。どこへ行ったか教えてもらえませんか?」
思慮深い目が、彼を見つめた。
「彼女に何のご用ですか?」答えるどころか、逆に質問された。
焦る心が、再び晃聖をいらつかせる。
「それは僕と彼女の問題で、あなたには関係ないと思いますが?」
結城がまなざしを厳しくして、唇を引き結んだ。
「そうですか?それなら、何も申しあげることはございません。お引き取りください」
さっきまでが冷ややかだったとしたら、今は極寒だ。警備員でも呼びかねない勢いで、立ちはだかっている。
この女は会わせまいとしている。
晃聖は確信した。彼女を庇い、俺からも守ろうとしている。守るのはいいとして、自分まで引き離されるのは納得いかなかった。
「短気をおこしてすみません」誠意を見せるために、頭を下げた。「僕のせいで彼女に怪我を負わせてしまいました。だから彼女の無事を確認したいんです。彼女に謝りたいんです。どうかお願いです。蒼依に会わせてください」
熱意が通じたのか、結城の険しさが多少緩んだ。
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「ですが――」
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そこまで言われたら、黙るより他ない。
結城が本気で蒼依を心配しているのはわかった。ここはひとまず彼女に蒼依を預け、引き下がるしかあるまい。
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