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4.いたぶり弱らせ仕留めましょう
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「あっ♡♡♡ ど、どうか♡ 後ろからに、して♡ 以前のように♡♡」
「ダメだ。表情は大事な情報の一つ。君の弱いところを探らなくちゃいけない」
「ぜんぶ♡ 全部ですからぁ♡」
「そのようだな。まったく、世の魔物も君ぐらい分かりやすければ楽なのに」
教本通りの夜伽じゃない日、つまり彼が獣となった夜はいつも後ろから行為をしていた。
けど、今日は向き合った正常位という体制で行っている。
醜い私の姿を見られたくないけれど、クリス様は許してはくれなかった。
赤くなった瞳のまま、私を突く。
「しばらく魔物を狩っていないから久しぶりの高揚だ」
「クリス様ぁ♡ どうかお許しください♡♡ 淑女じゃなくてごめんなさい♡」
「俺が討伐軍で良かったなぁ、レティ。魔物を討伐する手順を知っているか? こうやっていたぶり」
「ひゃんっ♡ あっあぁっ♡♡♡ そこ♡ ダメでしゅ♡ あぁっ♡」
ぐちゅんごちゅんと目をそむけたくなるくらいにはしたない音がした。
私は気持ちよさに泣くことしかできない。
「弱らせ」
「あぁっ……♡ はぁ……はあ……♡♡♡」
激しい突きから一転、ピタリと動きが止まった。
そのおかげで息を整える時間が出来た。
「最期には仕留めるんだ」
「んぁ?! らめ、ごめっなさ♡ あぁあああっ♡♡♡ あ゙ぁあ♡♡♡」
息が整い切る前にまたしても激しい攻め。
予想していなかったタイミングに私は訳も分からず絶頂していた。
ぶしゃっと繋がっていたところからはしたない液が噴き出る音がする。
「最後の最後まで油断しちゃいけない」
「いま♡ イッて♡ イってますからぁ♡♡♡」
クリス様が注ぐ子種と私から出てしまう液が混ざるくらいに動き続ける彼に、私は懇願した。
「止まってください♡ くりすさまぁ♡ おねがいしまゅ♡♡」
「最も大切なのは、討伐する魔物に情けをかけないことだ。どれだけ愛らしくてもね」
「あ゙あ゙っ♡♡ またイッちゃう♡♡♡」
止まってくださったのはいつだったのだろうか。
何度も絶頂し、気絶し、また起こされ、泣き。
私は淫欲に堕ちた獣だ。
それでも優しいクリス様は私を見捨てはせず、キスさえしてくれた。
「レティ、私の淫らな淑女。君を離しはしないよ。こんなに素晴らしい獣なんだから」
「申し訳ございません、クリス様……」
「謝ることはない。これが俺の務めだ。だから君も俺から逃げ出そうなんて考えちゃダメだ。君という獣を抑えるのに俺以上の適任はいないのだから。いいな?」
「はい。私にはあなた様しかいません」
「その通りだ。ようやく理解してくれたみたいだな。ククク……一晩で教え込めて良かったよ。さあ、おやすみ」
赤い瞳のまま微笑む彼にホッとした私はそのまま暗闇の中へと落ちた。
だから、彼の声ももう聞こえなかった。
「君を好きに抱く理由が無くなって困っていたから助かったよ、レティ。君を淫らな獣に変えた責任は取るとも。一生かけてね」
「ダメだ。表情は大事な情報の一つ。君の弱いところを探らなくちゃいけない」
「ぜんぶ♡ 全部ですからぁ♡」
「そのようだな。まったく、世の魔物も君ぐらい分かりやすければ楽なのに」
教本通りの夜伽じゃない日、つまり彼が獣となった夜はいつも後ろから行為をしていた。
けど、今日は向き合った正常位という体制で行っている。
醜い私の姿を見られたくないけれど、クリス様は許してはくれなかった。
赤くなった瞳のまま、私を突く。
「しばらく魔物を狩っていないから久しぶりの高揚だ」
「クリス様ぁ♡ どうかお許しください♡♡ 淑女じゃなくてごめんなさい♡」
「俺が討伐軍で良かったなぁ、レティ。魔物を討伐する手順を知っているか? こうやっていたぶり」
「ひゃんっ♡ あっあぁっ♡♡♡ そこ♡ ダメでしゅ♡ あぁっ♡」
ぐちゅんごちゅんと目をそむけたくなるくらいにはしたない音がした。
私は気持ちよさに泣くことしかできない。
「弱らせ」
「あぁっ……♡ はぁ……はあ……♡♡♡」
激しい突きから一転、ピタリと動きが止まった。
そのおかげで息を整える時間が出来た。
「最期には仕留めるんだ」
「んぁ?! らめ、ごめっなさ♡ あぁあああっ♡♡♡ あ゙ぁあ♡♡♡」
息が整い切る前にまたしても激しい攻め。
予想していなかったタイミングに私は訳も分からず絶頂していた。
ぶしゃっと繋がっていたところからはしたない液が噴き出る音がする。
「最後の最後まで油断しちゃいけない」
「いま♡ イッて♡ イってますからぁ♡♡♡」
クリス様が注ぐ子種と私から出てしまう液が混ざるくらいに動き続ける彼に、私は懇願した。
「止まってください♡ くりすさまぁ♡ おねがいしまゅ♡♡」
「最も大切なのは、討伐する魔物に情けをかけないことだ。どれだけ愛らしくてもね」
「あ゙あ゙っ♡♡ またイッちゃう♡♡♡」
止まってくださったのはいつだったのだろうか。
何度も絶頂し、気絶し、また起こされ、泣き。
私は淫欲に堕ちた獣だ。
それでも優しいクリス様は私を見捨てはせず、キスさえしてくれた。
「レティ、私の淫らな淑女。君を離しはしないよ。こんなに素晴らしい獣なんだから」
「申し訳ございません、クリス様……」
「謝ることはない。これが俺の務めだ。だから君も俺から逃げ出そうなんて考えちゃダメだ。君という獣を抑えるのに俺以上の適任はいないのだから。いいな?」
「はい。私にはあなた様しかいません」
「その通りだ。ようやく理解してくれたみたいだな。ククク……一晩で教え込めて良かったよ。さあ、おやすみ」
赤い瞳のまま微笑む彼にホッとした私はそのまま暗闇の中へと落ちた。
だから、彼の声ももう聞こえなかった。
「君を好きに抱く理由が無くなって困っていたから助かったよ、レティ。君を淫らな獣に変えた責任は取るとも。一生かけてね」
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旦那様が好き。若干腹黒気味な所も良い。
奥様をいじめつつも、優しさがある所もいい。
ヤンデレ旦那様好きです。
最初から分かっててやっていたのかなぁと疑いたくなります。
奥様が幸せそうで何よりです。