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登場人物紹介
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※注:残念設定なので、お読みになるのは、笑い飛ばせる方だけお願いします。
《リサ・エイメ》
外見だけは小悪魔風な、ひっこみじあんでおとなしい娘。
村の中で、ぜんぜんモテないわけではなかったが、強面の父と兄二人と義兄と義弟と弟の計六人が、彼女を見るだけで、「いやらしい目で見るんじゃねえ」と絞め、話しかけようものなら吊し上げをくらわせるために、誰一人として彼女に手が出せなかった。
おとなしいのに、性的アピールにあふれた彼女を心配してのことだった。
リサが神殿に行くと打ち明けた夜は、男たちは寝室でそれぞれの妻に、「あんたのせいよ!! どうすんの!!」と、しぼりあげられた。
結局、まだ妻も彼女もいないためにぐっすり眠れた末の弟の、「でもさ、だったら、村の中に、ねーちゃんを任せてもいいって思える男いる? いねーじゃん。それなら神殿で、神官様や騎士様に見初められた方がいいんじゃねーの?」の言に、「そうか」「そうだな」「そうね」ということになった。
《ネイド・べステス》
巨乳、むっちり系が好みだった男。
リサに会って、初めて体が反応したぐらいの、筋金入りの巨乳好き。
しかし、世間の風潮と好みが違ったために、ずっと自分の好みに気付けず、苦しんでいた。
しかも、彼は上流階級に属していたので、特に貧乳清楚系しかまわりにいなかった。
本人、結構本気でいろいろ追い詰められていた。伝説の悪戯妖精に化かされているか、白昼夢を見たかで、妖精に化かされている方がましだと判断するくらいには。(妖精の悪戯なら、少なくとも存在していたことになるから。あの魅力的な体が存在しないよりは、ましである、と思った)
妻の胸に溺れて、幸せな結婚生活を送る。もちろん、妻の胸だけでなく、妻も深く愛していた。
《女神フェスティア》
恋に恋する武闘派処女神。まだ三千歳くらいで若い。
年長の神様たちには、「フェスティアちゃん、いい男見つかった?」とからかわれている。
そのたびに、「私の男はヴァルヴォルフだ!!」と叫んで暴れて、余計に面白がられている。
特にラズウェルには念入りにからかわれるため、大嫌い。
今回もわざわざからかいに来た。そのとばっちりで殺される寄坐(よりまし)や兵士にとっては、迷惑以外の何ものでもないが、神々にとって、人はその程度のものでしかない。
フェスティアが度々言うように、地上は神々の箱庭、遊び場なのである。
なお、フェスティア的には、今回のことは、ネイドとリサに温泉旅行をプレゼントしたつもりだった。
二人の両片思いを知っていてのことである。
なので、何もせずに仲良くお手手つないで帰ってきただけのネイドを、へたれ! と罵倒した。
その後も、何度もイベントを企画し、途中であまりのじれったさに我慢できなくて、巫女姫に降りてネイドに指南をつけたりして、彼と喧嘩になる。
しまいには、彼には覗き魔女神と呼ばれていた。
遠慮なくやりあえる護衛騎士は、彼で二人目。初代以来のことで、リサともども、大のお気に入りだった。
現代日本に来たら、たぶん乙女ゲーで廃神になると思われる。
《ヴァルヴォルフ》
神界最強の神剣。フェスティアを主に選ぶ。
神の言葉は預言なので、「私の男はヴァルヴォルフだ!!」と繰り返しているうちに、一億年くらいしたら人化して、本当にフェスティアの男になるかもしれない。
《ラズウェル》
人の体の性能の限界を試すのが楽しくてしかたない。ドライビングテクニックを磨く走り屋さんみたいな感じ。
彼も若くて、五千歳くらい。ちょっと年下のフェスティアが可愛くて面白くてかまいたい。
そのたびに嫌がられてコテンパンにやられるが、けっしてフェスティアに手をあげたりしない。案外フェミニスト。
そのうち、ヴァルヴォルフと張り合って、恋の鞘当てをするかどうかは神々にもわからない。おそらく、面白がってからかって囃し立て、すべての片が付いてから、何となく喪失感を感じるのだろうと思う。
《リサ・エイメ》
外見だけは小悪魔風な、ひっこみじあんでおとなしい娘。
村の中で、ぜんぜんモテないわけではなかったが、強面の父と兄二人と義兄と義弟と弟の計六人が、彼女を見るだけで、「いやらしい目で見るんじゃねえ」と絞め、話しかけようものなら吊し上げをくらわせるために、誰一人として彼女に手が出せなかった。
おとなしいのに、性的アピールにあふれた彼女を心配してのことだった。
リサが神殿に行くと打ち明けた夜は、男たちは寝室でそれぞれの妻に、「あんたのせいよ!! どうすんの!!」と、しぼりあげられた。
結局、まだ妻も彼女もいないためにぐっすり眠れた末の弟の、「でもさ、だったら、村の中に、ねーちゃんを任せてもいいって思える男いる? いねーじゃん。それなら神殿で、神官様や騎士様に見初められた方がいいんじゃねーの?」の言に、「そうか」「そうだな」「そうね」ということになった。
《ネイド・べステス》
巨乳、むっちり系が好みだった男。
リサに会って、初めて体が反応したぐらいの、筋金入りの巨乳好き。
しかし、世間の風潮と好みが違ったために、ずっと自分の好みに気付けず、苦しんでいた。
しかも、彼は上流階級に属していたので、特に貧乳清楚系しかまわりにいなかった。
本人、結構本気でいろいろ追い詰められていた。伝説の悪戯妖精に化かされているか、白昼夢を見たかで、妖精に化かされている方がましだと判断するくらいには。(妖精の悪戯なら、少なくとも存在していたことになるから。あの魅力的な体が存在しないよりは、ましである、と思った)
妻の胸に溺れて、幸せな結婚生活を送る。もちろん、妻の胸だけでなく、妻も深く愛していた。
《女神フェスティア》
恋に恋する武闘派処女神。まだ三千歳くらいで若い。
年長の神様たちには、「フェスティアちゃん、いい男見つかった?」とからかわれている。
そのたびに、「私の男はヴァルヴォルフだ!!」と叫んで暴れて、余計に面白がられている。
特にラズウェルには念入りにからかわれるため、大嫌い。
今回もわざわざからかいに来た。そのとばっちりで殺される寄坐(よりまし)や兵士にとっては、迷惑以外の何ものでもないが、神々にとって、人はその程度のものでしかない。
フェスティアが度々言うように、地上は神々の箱庭、遊び場なのである。
なお、フェスティア的には、今回のことは、ネイドとリサに温泉旅行をプレゼントしたつもりだった。
二人の両片思いを知っていてのことである。
なので、何もせずに仲良くお手手つないで帰ってきただけのネイドを、へたれ! と罵倒した。
その後も、何度もイベントを企画し、途中であまりのじれったさに我慢できなくて、巫女姫に降りてネイドに指南をつけたりして、彼と喧嘩になる。
しまいには、彼には覗き魔女神と呼ばれていた。
遠慮なくやりあえる護衛騎士は、彼で二人目。初代以来のことで、リサともども、大のお気に入りだった。
現代日本に来たら、たぶん乙女ゲーで廃神になると思われる。
《ヴァルヴォルフ》
神界最強の神剣。フェスティアを主に選ぶ。
神の言葉は預言なので、「私の男はヴァルヴォルフだ!!」と繰り返しているうちに、一億年くらいしたら人化して、本当にフェスティアの男になるかもしれない。
《ラズウェル》
人の体の性能の限界を試すのが楽しくてしかたない。ドライビングテクニックを磨く走り屋さんみたいな感じ。
彼も若くて、五千歳くらい。ちょっと年下のフェスティアが可愛くて面白くてかまいたい。
そのたびに嫌がられてコテンパンにやられるが、けっしてフェスティアに手をあげたりしない。案外フェミニスト。
そのうち、ヴァルヴォルフと張り合って、恋の鞘当てをするかどうかは神々にもわからない。おそらく、面白がってからかって囃し立て、すべての片が付いてから、何となく喪失感を感じるのだろうと思う。
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