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第七章 不死人(ふしびと)
閑話 世界を壊す
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王宮の奥にある一室で、密かに会議が開かれた。出席者は、
国王夫妻、
宰相クロイ・サンノート、その見習いで国王侍従のクライブ・エニシダ、
第一王子エルファリアと婚約者ミアーハ・リングリッド、
王女の護衛隊長カルシアン・ペイヴァー、
神殿から大神官ティエン・コランティアとリリア夫妻、その息子ルティン、
将軍ダレルノ・リングリッド、王都警備隊長アーネスト・ハイデベルグ、
医局からウィシュミシア代表代理を兼ねるカイル・アーバント医局長、
王都船頭組合長ラウル・クアッド、
ウィシュクレア代表代理オーディ・ユニスター。
情報立案局からディー・エフェルナンと第二王子その人、その守護者のアーサー・ファレノ。
以上総勢17名。王国ウィシュタリアを表からも裏からも支える人物がそろっていた。
「所用で数人抜けておるが、いたしかたあるまい。皆に集まってもらったのは他でもない、我が第二王子アティスの立太子の件についてだ。私と王妃はそれに異存はない。待ち望んでいたことだ。先程、その申し出に許可を下した。だが、王子からは交換条件を出されてな」
王は皆をゆったりと見まわした。
「それを呑み、協力が得られないのならば、王族の資格を返上し、隠棲すると申しておる。よって、話し合いの場を設けた。アティス、説明を」
「はい」
第二王子は立ち上がり、まずは恭しく王と王妃に礼をした。それから、場を見渡し、よく通る声で話しはじめた。
「私は立太子の意を固めた。成し遂げたいことがあるからだ。そのためには皆の協力が要る。誰か一人が欠けても事は成らないだろう。故に、反対があれば、私は立太子しない。いずれも国政には見識のある者たちの意見だ。皆が時期尚早と思うのなら、身を引くのに異存はない。また、それとは別に、私的な要求がある。全員一致で、その二つを共に受け入れてくれたら、立太子したいと思う」
全員に意が伝わったのを確認し、話を進める。
「近年のエランサの荒廃は皆も知っていると思う。西の群島諸国についても聞き及んでいるな? エランサが我が国を侵攻しようとしているのも、報告が行っているはずだ。その対応処置も伝えた。今も遂行中だ。特に王妃陛下にはお骨折りいただいている」
王妃に向かって、軽く頭を下げる。
「五年前のエランサの侵攻は、突発的なものであった。だが、今回起こるだろう侵攻は、単純なものとは言え、計画されたものだ。そして、エランサの現状を鑑みるに、大規模な侵攻の始まりに過ぎないと思われる。それも、エランサ一国ではない。群島諸国の侵攻が続き。エランサ大陸が併呑されれば、我が国を上回る大国を相手にすることとなろう」
誰もが頷きもせず、ただひたすらに彼を注視していた。その技量を測るために。
「しかし、今の我が国の体制では、エランサの二の舞になろう。大領主どもが利権を争い、潰し合いをしているようではな」
エニシダが手を挙げた。発言の許可を手で示す。
「それについては、殿下の優柔不断のせいかと思われますが?」
「付け入る隙を与えたのは、確かに私であろう。だが、奴らがどのくらい貪欲で薄汚いかは、私の与り知るところではない」
にべもない態度で返す。エニシダは肩をすくめた。
「他にはあるか」
しばらく待つが、意見のある者はいなかった。アティスはさほど変わらぬ口調で、最大懸案を告げた。
「私からの提案は、私兵制度を廃し、国軍一つとすること」
議場に動揺はなかった。宰相が手を挙げる。
「領主制度を廃止するということですか?」
「土地の管理機構として残す。廃止するとしても、かなり先の話だ。私の代では無理であろう。すべての特権を取り上げれば、反乱が起きる。今はそんなことをしている場合ではない」
「では、いずれは廃止したいとお考えですか?」
「そうだな。いずれは。もっとよい制度があれば。領地領民税収を個人が私物化できない仕組みになれば、最良だろう」
「それらは国王のためにあるべきだと?」
「いいや。国民のためにあるべきだ。国王ですら国民のためにあるべきだと思う。国民がいてこその王であろう。荒野の真ん中に一人でおったとて、しようがないではないか。ならば、国民の望まぬ王など、いる価値はないであろう?」
最年少のルティンが手を挙げた。
「殿下は、そのような王に御成りあそばす御意志がお有りなのですね?」
「私には無理であろうな」
第二王子は苦笑めいたものを浮かべた。
「私がもたらすのは、混沌と戦だ。だが、愚王とだけは呼ばれるつもりはない。たとえ我が名が恐怖と共に語られるようになろうともな」
将軍リングリッドが手を挙げ、許可の前に口を開いた。
「お覚悟がお有りなら、我等もとやかく言う気はありません。して、二つ目の要求とはなんですかな?」
「今、イリス・ファレノと名乗っている者を、我が伴侶としたい」
それぞれの顔に驚きと、すぐに笑みが浮かぶ。
「喜ばしいことです。わたくしに異存はありません。ね、あなた?」
王妃が一番に意見を述べた。
「もちろんだ。二人の婚姻を許そう」
王も頷く。続いてほとんどの者が賛成の意を示した。最後に、にこにことしつつも口を開こうとしないアーサー・ファレノに、王子は宣言した。
「許しがなくとも、攫うぞ」
「あの子が望まなければ、出来ない相談でございましょう。ですが、もし大人しく攫われるとすれば、それがあの子の望み。私が口を出すほどのことではございません」
王子はそれに、楽しげに笑んだ。珍しいそれに、誰もが目を瞠る。初めて見た者すらいたのだ。驚いたとて不思議はない。
ところが、ただ一人、そんなことに頓着せず、噛みつく男がいた。
「か弱い女性を力ずくで攫おうなど、感心できませんな」
大神官ティエンであった。
「女性には優しく誠実に接するべきです。決して無理強いなどなさってはいけません」
「誠にそうだ。女性には、そうすべきであろうな。しかと心に留めおこう」
王子は機嫌よく素直に頷いた。ティエンは肩透かしをくらった形になった。それでも負け惜しみ的に釘を刺す。
「婚姻の儀は私が執り行うこととなりましょう。もし強引に事を運ぼうとなさったら、私が彼女を保護いたしますからね」
「そのようなことにはならん。約束しよう」
まだ何か言おうとしたティエンは、急に顔を歪めて体をビクリと揺らすと、隣の妻を見た。リリアは凄みのある微笑を浮かべて彼を睨んでいた。彼は硬直して口を噤んだ。
王子は議場の面々をぐるりと見まわした。一人一人の瞳を射抜き、心臓をわし掴むかのように。
「あれは、私が唯一つ望む報酬だ。あれの自由と安全が保障されるなら、我が力の及ぶ限り、王位に身を捧げよう。ただし、途中で失われでもしたら、世界を血の海に沈めてやる。心してあれを守れ」
見惚れるような微笑で告げられた言葉は、強烈な脅し文句だった。婚姻を認めておいて、影で暗殺を指示されては、元も子もないからだ。
「さて。私からは以上だ。今すぐ決を採っても良いか? 日を置きたい者はいるか?」
気楽に尋ねる。実際どちらでも良かった。彼が欲しいものは王位ではない。王位は真に欲しいものを手にする術の
一つでしかない。
「では、決を採る。我が立太子に力を貸してくれる者は起立願う」
躊躇う者はいなかった。全員が、王や王妃でさえもが立ち上がった。自然と拍手が湧き起こる。
「皆の決意に感謝する。今から我が身は王国のものだ。共に苦難の時を乗り越えようぞ」
――心は捧げられないがな。
胸の内で密かに付け足しながら言った彼の姿は、それにもかかわらず、王以外の何者でもなかった。
一つの想いが世界の行く先を決める。
閉じた世界を壊す力となる。
導く先は、安寧か、破滅か。
神すら預言できない未来が訪れる。
国王夫妻、
宰相クロイ・サンノート、その見習いで国王侍従のクライブ・エニシダ、
第一王子エルファリアと婚約者ミアーハ・リングリッド、
王女の護衛隊長カルシアン・ペイヴァー、
神殿から大神官ティエン・コランティアとリリア夫妻、その息子ルティン、
将軍ダレルノ・リングリッド、王都警備隊長アーネスト・ハイデベルグ、
医局からウィシュミシア代表代理を兼ねるカイル・アーバント医局長、
王都船頭組合長ラウル・クアッド、
ウィシュクレア代表代理オーディ・ユニスター。
情報立案局からディー・エフェルナンと第二王子その人、その守護者のアーサー・ファレノ。
以上総勢17名。王国ウィシュタリアを表からも裏からも支える人物がそろっていた。
「所用で数人抜けておるが、いたしかたあるまい。皆に集まってもらったのは他でもない、我が第二王子アティスの立太子の件についてだ。私と王妃はそれに異存はない。待ち望んでいたことだ。先程、その申し出に許可を下した。だが、王子からは交換条件を出されてな」
王は皆をゆったりと見まわした。
「それを呑み、協力が得られないのならば、王族の資格を返上し、隠棲すると申しておる。よって、話し合いの場を設けた。アティス、説明を」
「はい」
第二王子は立ち上がり、まずは恭しく王と王妃に礼をした。それから、場を見渡し、よく通る声で話しはじめた。
「私は立太子の意を固めた。成し遂げたいことがあるからだ。そのためには皆の協力が要る。誰か一人が欠けても事は成らないだろう。故に、反対があれば、私は立太子しない。いずれも国政には見識のある者たちの意見だ。皆が時期尚早と思うのなら、身を引くのに異存はない。また、それとは別に、私的な要求がある。全員一致で、その二つを共に受け入れてくれたら、立太子したいと思う」
全員に意が伝わったのを確認し、話を進める。
「近年のエランサの荒廃は皆も知っていると思う。西の群島諸国についても聞き及んでいるな? エランサが我が国を侵攻しようとしているのも、報告が行っているはずだ。その対応処置も伝えた。今も遂行中だ。特に王妃陛下にはお骨折りいただいている」
王妃に向かって、軽く頭を下げる。
「五年前のエランサの侵攻は、突発的なものであった。だが、今回起こるだろう侵攻は、単純なものとは言え、計画されたものだ。そして、エランサの現状を鑑みるに、大規模な侵攻の始まりに過ぎないと思われる。それも、エランサ一国ではない。群島諸国の侵攻が続き。エランサ大陸が併呑されれば、我が国を上回る大国を相手にすることとなろう」
誰もが頷きもせず、ただひたすらに彼を注視していた。その技量を測るために。
「しかし、今の我が国の体制では、エランサの二の舞になろう。大領主どもが利権を争い、潰し合いをしているようではな」
エニシダが手を挙げた。発言の許可を手で示す。
「それについては、殿下の優柔不断のせいかと思われますが?」
「付け入る隙を与えたのは、確かに私であろう。だが、奴らがどのくらい貪欲で薄汚いかは、私の与り知るところではない」
にべもない態度で返す。エニシダは肩をすくめた。
「他にはあるか」
しばらく待つが、意見のある者はいなかった。アティスはさほど変わらぬ口調で、最大懸案を告げた。
「私からの提案は、私兵制度を廃し、国軍一つとすること」
議場に動揺はなかった。宰相が手を挙げる。
「領主制度を廃止するということですか?」
「土地の管理機構として残す。廃止するとしても、かなり先の話だ。私の代では無理であろう。すべての特権を取り上げれば、反乱が起きる。今はそんなことをしている場合ではない」
「では、いずれは廃止したいとお考えですか?」
「そうだな。いずれは。もっとよい制度があれば。領地領民税収を個人が私物化できない仕組みになれば、最良だろう」
「それらは国王のためにあるべきだと?」
「いいや。国民のためにあるべきだ。国王ですら国民のためにあるべきだと思う。国民がいてこその王であろう。荒野の真ん中に一人でおったとて、しようがないではないか。ならば、国民の望まぬ王など、いる価値はないであろう?」
最年少のルティンが手を挙げた。
「殿下は、そのような王に御成りあそばす御意志がお有りなのですね?」
「私には無理であろうな」
第二王子は苦笑めいたものを浮かべた。
「私がもたらすのは、混沌と戦だ。だが、愚王とだけは呼ばれるつもりはない。たとえ我が名が恐怖と共に語られるようになろうともな」
将軍リングリッドが手を挙げ、許可の前に口を開いた。
「お覚悟がお有りなら、我等もとやかく言う気はありません。して、二つ目の要求とはなんですかな?」
「今、イリス・ファレノと名乗っている者を、我が伴侶としたい」
それぞれの顔に驚きと、すぐに笑みが浮かぶ。
「喜ばしいことです。わたくしに異存はありません。ね、あなた?」
王妃が一番に意見を述べた。
「もちろんだ。二人の婚姻を許そう」
王も頷く。続いてほとんどの者が賛成の意を示した。最後に、にこにことしつつも口を開こうとしないアーサー・ファレノに、王子は宣言した。
「許しがなくとも、攫うぞ」
「あの子が望まなければ、出来ない相談でございましょう。ですが、もし大人しく攫われるとすれば、それがあの子の望み。私が口を出すほどのことではございません」
王子はそれに、楽しげに笑んだ。珍しいそれに、誰もが目を瞠る。初めて見た者すらいたのだ。驚いたとて不思議はない。
ところが、ただ一人、そんなことに頓着せず、噛みつく男がいた。
「か弱い女性を力ずくで攫おうなど、感心できませんな」
大神官ティエンであった。
「女性には優しく誠実に接するべきです。決して無理強いなどなさってはいけません」
「誠にそうだ。女性には、そうすべきであろうな。しかと心に留めおこう」
王子は機嫌よく素直に頷いた。ティエンは肩透かしをくらった形になった。それでも負け惜しみ的に釘を刺す。
「婚姻の儀は私が執り行うこととなりましょう。もし強引に事を運ぼうとなさったら、私が彼女を保護いたしますからね」
「そのようなことにはならん。約束しよう」
まだ何か言おうとしたティエンは、急に顔を歪めて体をビクリと揺らすと、隣の妻を見た。リリアは凄みのある微笑を浮かべて彼を睨んでいた。彼は硬直して口を噤んだ。
王子は議場の面々をぐるりと見まわした。一人一人の瞳を射抜き、心臓をわし掴むかのように。
「あれは、私が唯一つ望む報酬だ。あれの自由と安全が保障されるなら、我が力の及ぶ限り、王位に身を捧げよう。ただし、途中で失われでもしたら、世界を血の海に沈めてやる。心してあれを守れ」
見惚れるような微笑で告げられた言葉は、強烈な脅し文句だった。婚姻を認めておいて、影で暗殺を指示されては、元も子もないからだ。
「さて。私からは以上だ。今すぐ決を採っても良いか? 日を置きたい者はいるか?」
気楽に尋ねる。実際どちらでも良かった。彼が欲しいものは王位ではない。王位は真に欲しいものを手にする術の
一つでしかない。
「では、決を採る。我が立太子に力を貸してくれる者は起立願う」
躊躇う者はいなかった。全員が、王や王妃でさえもが立ち上がった。自然と拍手が湧き起こる。
「皆の決意に感謝する。今から我が身は王国のものだ。共に苦難の時を乗り越えようぞ」
――心は捧げられないがな。
胸の内で密かに付け足しながら言った彼の姿は、それにもかかわらず、王以外の何者でもなかった。
一つの想いが世界の行く先を決める。
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