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神の強制力…それは世界の終わりを防ぐ為に4
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「1人目の女神ドゥルティアは愛しい番2人目の女神イシュタルを亡き者にされて嘆き悲しみ過ぎて歪み始めてしまった…
己の半身たる存在が番なのだから歪んでしまうのも無理も無いのかも知れない…。
計り知れない苦痛なんだ…。
恐らく1人目の女神ドゥルティアは自身が歪み始めてしまったのを悟った……
どうにかして愛しい番の敵を打ちたいと強く思ってしまった。
そうなったらもう復讐する為に自身の力を全て掛けてこの世界の癌たる存在を討ち取りに行ってしまった……。
薄々気付いていたんだね幾ら自身の力を全て掛けて行ったとしても完全には息の根を止める事は出来ないし時が経てばやがてこの世界の癌たる存在は復活しこの世界を破壊尽くす────と。
自身の力を全て使い切ったら幾ら女神だとしても
力を取り戻す為には永い時を眠りに付かなければ力を取り戻す事は出来ない。
生きとし生けるもの達の祈りは私達神々の力となる____それは進撃に祈れば祈った数だけ…。
500年置きにこの世界の癌たる存在は復活しその時代時代に1人目の女神ドゥルティアの愛し子はこの世界の癌たる存在を追い詰めて弱らして徐々に力を削って行き今に至る。
愛し子がこの世に誕生する時は丁度500年経って居る。
あいつの……この世界の癌たる存在は今でもずっと1人目の女神ドゥルティアを欲しているから必ず復活仕様と悪の根を張り巡らせる。
全ては己の欲する者を手に入れようとする歪んだ願いから来ている__。
愛し子は器でもあるのはそのまんまの意味を表す……。
500年置きに愛し子が産まれるのは1人目の女神ドゥルティアが復活しこの世界の何処かに居る自身の愛しい番の魂を見つける為でもある……。」
「500年置きに必ず愛し子がこの世界に誕生すると言う事なんですね……。
それで1人目の女神ドゥルティア様が復活するのに必要なのが愛し子という名の器……!
受肉する為に愛し子なのですね………。
そうなると今までの愛し子達は1人目の女神ドゥルティア様が復活する為に受肉をする……。
その場合愛し子達はどうなるんでしょうか?
私は消えなければならいのですか!?」
「キャスカーちゃん確かに1人目の女神ドゥルティアが復活する為には愛し子であり器である者達が必要なのだけど、その時代の愛し子達の人格も消える事はないのよ……!
貴女も1人目の女神ドゥルティアであるのよ
力を全て使い切ったら幾ら女神でも永い時を眠りに付かなければ力を取り戻す事は出来ないって説明したけど、使い切る前に1人目の女神ドゥルティアは愛し子を創りその時に愛し子を悪意ある者達から護る為に守護する役目を与える為に護り手を創った。
それがこの世界に居る龍帝………!!
1人目の女神ドゥルティアが創り上げた生物にして私達神々を抜けばこの世界では1番の力を持っている存在………!!
強く優しく慈しむ存在こそが龍帝。
1人目の女神ドゥルティアが永い時を眠りに付いていても何とか世界が崩壊を免れているのは一重に龍帝の存在が有るから。
東の古い神殿に龍帝は居るわ………。」
「龍帝様…?
東の古い神殿…??
あの…
私幼い時に行ったことがあります。
誰かに呼ばれて気が付いたらその神殿に居ました………。
それでその時に誰かに会って居るんですが思い出せなくて……!!
とても大切な人な筈なのに!!」
幼い時の記憶を思い出そうとしても記憶に霧が掛かったかの様に思い出す事が出来ずにそんな自身に苛立ちを感じていた。
「キャスカーちゃん無理に思い出さなくて良いからね。
思い出せないのはこの世界の癌たる存在に妨害されているからなのよ………。
貴女が出会ったのは龍帝よ。
龍帝はこの世界の癌たる存在のやり方をよく分かってるから貴女が忘れていても怒ったりしないわ⸝⸝ ᴖ.ᴖ ⸝⸝
恐らくその時に龍帝から何かを貰ってるはずなんだけど。
何かを貰ったのは覚えているかしら?」
「!!
龍帝様から頂いたのは………。
このネックレスだと思います。
誰かに貰って………」
(これは君にあげるね。
だから絶対に誰に言われてもこれは外してはだめだよ。
肌身離さずに持って居てね。
それが君を悪意のある者達から護ってくれるからね。
俺はもう此処を離れる事が出来ないから絶対にそれを肌身離さずに持って居てね。
俺は君の幸せを願う!!)
「そう言って私に下さった方が居ました。
その方が龍帝様だったのですね!」
「恐らくこの世界の癌たる存在によって行動さえも縛られてしまったんだろうね………!
今までは何とか世界が崩壊するのを防げて来れたけど、今回でもうもたないこの世界は……!!
崩壊なんてさせない!!
キャスカーちゃん例え受肉したとしても君の記憶も人格もちゃんとある
今までの愛し子達は皆受肉をしていた。
それでも自我が壊れる事もなくて最後は1人目の女神ドゥルティアと同一化して完全体になって行った。
そして受肉をしない限り完全にはこの世界の癌たる存在を追い詰めて弱らして行く事が出来ない……!!
もしかしたら今回でこの世界の癌たる存在を消し去る事も可能なんだ!!」
「何故3人目の女神様の名前は伏せられてしまつまたのですか?
それだけの規模の話ならばいっその事神殿や王族にのみ受継がれていても良かったのではないのでしょうか?
龍帝様の事も含めて。」
「その事については神殿にも王家に伝えていたんだ………。
だが何時しか記録から全てが消え去られていたんだ。
記録だけじゃなくて人々の記憶さえも………。
考えられるのはこの世界の癌たる存在の仕業だと言うとこだ
僕が介入仕様としても妨害工作されていたって説明したけど、何度も復活を繰り返すうちにこの世界の癌たる存在に魅入られて操られた存在が居たんだよ……。
それも1人とかじゃなかった……。
呼び寄せたんだよ歪な魂達をね……!
魔に魅入られやすく堕ちやすい魂達を何人も何人もそれを喰らいを繰り返した。
悪意は数が多ければ多い程に力をもつからこの世界の癌たる存在になった邪神には甘美なご馳走になってしまった…………!!
この世界の癌たる存在に喰われた魂達は未だにあれの中の1部となって縛られてしまっている!!」
女神は手を握りしめていた…。
余りにも強く握りしめていた為にうっすらと手に血が滲んでいた。
「受肉をすると1人目の女神ドゥルティアと同一化する事になる___。
1人目の女神ドゥルティアが完全に目覚めればこの世界を生きとし生けるもの達の為に浄化し慈しみこの世界を光で覆い満たすだ。
受肉しこの世界を破壊から救うそれが1人目の女神ドゥルティアなんだ。
これで僕の説明は終わるけど質問があったら言ってね」
キャスカーに説明し終えて緊張からか淹れたての紅茶がすっかり冷めきってアイスティーになっていた!
ホットもアイスも美味しいから良いかな~等と2人揃って思って居たのだった(笑)
己の半身たる存在が番なのだから歪んでしまうのも無理も無いのかも知れない…。
計り知れない苦痛なんだ…。
恐らく1人目の女神ドゥルティアは自身が歪み始めてしまったのを悟った……
どうにかして愛しい番の敵を打ちたいと強く思ってしまった。
そうなったらもう復讐する為に自身の力を全て掛けてこの世界の癌たる存在を討ち取りに行ってしまった……。
薄々気付いていたんだね幾ら自身の力を全て掛けて行ったとしても完全には息の根を止める事は出来ないし時が経てばやがてこの世界の癌たる存在は復活しこの世界を破壊尽くす────と。
自身の力を全て使い切ったら幾ら女神だとしても
力を取り戻す為には永い時を眠りに付かなければ力を取り戻す事は出来ない。
生きとし生けるもの達の祈りは私達神々の力となる____それは進撃に祈れば祈った数だけ…。
500年置きにこの世界の癌たる存在は復活しその時代時代に1人目の女神ドゥルティアの愛し子はこの世界の癌たる存在を追い詰めて弱らして徐々に力を削って行き今に至る。
愛し子がこの世に誕生する時は丁度500年経って居る。
あいつの……この世界の癌たる存在は今でもずっと1人目の女神ドゥルティアを欲しているから必ず復活仕様と悪の根を張り巡らせる。
全ては己の欲する者を手に入れようとする歪んだ願いから来ている__。
愛し子は器でもあるのはそのまんまの意味を表す……。
500年置きに愛し子が産まれるのは1人目の女神ドゥルティアが復活しこの世界の何処かに居る自身の愛しい番の魂を見つける為でもある……。」
「500年置きに必ず愛し子がこの世界に誕生すると言う事なんですね……。
それで1人目の女神ドゥルティア様が復活するのに必要なのが愛し子という名の器……!
受肉する為に愛し子なのですね………。
そうなると今までの愛し子達は1人目の女神ドゥルティア様が復活する為に受肉をする……。
その場合愛し子達はどうなるんでしょうか?
私は消えなければならいのですか!?」
「キャスカーちゃん確かに1人目の女神ドゥルティアが復活する為には愛し子であり器である者達が必要なのだけど、その時代の愛し子達の人格も消える事はないのよ……!
貴女も1人目の女神ドゥルティアであるのよ
力を全て使い切ったら幾ら女神でも永い時を眠りに付かなければ力を取り戻す事は出来ないって説明したけど、使い切る前に1人目の女神ドゥルティアは愛し子を創りその時に愛し子を悪意ある者達から護る為に守護する役目を与える為に護り手を創った。
それがこの世界に居る龍帝………!!
1人目の女神ドゥルティアが創り上げた生物にして私達神々を抜けばこの世界では1番の力を持っている存在………!!
強く優しく慈しむ存在こそが龍帝。
1人目の女神ドゥルティアが永い時を眠りに付いていても何とか世界が崩壊を免れているのは一重に龍帝の存在が有るから。
東の古い神殿に龍帝は居るわ………。」
「龍帝様…?
東の古い神殿…??
あの…
私幼い時に行ったことがあります。
誰かに呼ばれて気が付いたらその神殿に居ました………。
それでその時に誰かに会って居るんですが思い出せなくて……!!
とても大切な人な筈なのに!!」
幼い時の記憶を思い出そうとしても記憶に霧が掛かったかの様に思い出す事が出来ずにそんな自身に苛立ちを感じていた。
「キャスカーちゃん無理に思い出さなくて良いからね。
思い出せないのはこの世界の癌たる存在に妨害されているからなのよ………。
貴女が出会ったのは龍帝よ。
龍帝はこの世界の癌たる存在のやり方をよく分かってるから貴女が忘れていても怒ったりしないわ⸝⸝ ᴖ.ᴖ ⸝⸝
恐らくその時に龍帝から何かを貰ってるはずなんだけど。
何かを貰ったのは覚えているかしら?」
「!!
龍帝様から頂いたのは………。
このネックレスだと思います。
誰かに貰って………」
(これは君にあげるね。
だから絶対に誰に言われてもこれは外してはだめだよ。
肌身離さずに持って居てね。
それが君を悪意のある者達から護ってくれるからね。
俺はもう此処を離れる事が出来ないから絶対にそれを肌身離さずに持って居てね。
俺は君の幸せを願う!!)
「そう言って私に下さった方が居ました。
その方が龍帝様だったのですね!」
「恐らくこの世界の癌たる存在によって行動さえも縛られてしまったんだろうね………!
今までは何とか世界が崩壊するのを防げて来れたけど、今回でもうもたないこの世界は……!!
崩壊なんてさせない!!
キャスカーちゃん例え受肉したとしても君の記憶も人格もちゃんとある
今までの愛し子達は皆受肉をしていた。
それでも自我が壊れる事もなくて最後は1人目の女神ドゥルティアと同一化して完全体になって行った。
そして受肉をしない限り完全にはこの世界の癌たる存在を追い詰めて弱らして行く事が出来ない……!!
もしかしたら今回でこの世界の癌たる存在を消し去る事も可能なんだ!!」
「何故3人目の女神様の名前は伏せられてしまつまたのですか?
それだけの規模の話ならばいっその事神殿や王族にのみ受継がれていても良かったのではないのでしょうか?
龍帝様の事も含めて。」
「その事については神殿にも王家に伝えていたんだ………。
だが何時しか記録から全てが消え去られていたんだ。
記録だけじゃなくて人々の記憶さえも………。
考えられるのはこの世界の癌たる存在の仕業だと言うとこだ
僕が介入仕様としても妨害工作されていたって説明したけど、何度も復活を繰り返すうちにこの世界の癌たる存在に魅入られて操られた存在が居たんだよ……。
それも1人とかじゃなかった……。
呼び寄せたんだよ歪な魂達をね……!
魔に魅入られやすく堕ちやすい魂達を何人も何人もそれを喰らいを繰り返した。
悪意は数が多ければ多い程に力をもつからこの世界の癌たる存在になった邪神には甘美なご馳走になってしまった…………!!
この世界の癌たる存在に喰われた魂達は未だにあれの中の1部となって縛られてしまっている!!」
女神は手を握りしめていた…。
余りにも強く握りしめていた為にうっすらと手に血が滲んでいた。
「受肉をすると1人目の女神ドゥルティアと同一化する事になる___。
1人目の女神ドゥルティアが完全に目覚めればこの世界を生きとし生けるもの達の為に浄化し慈しみこの世界を光で覆い満たすだ。
受肉しこの世界を破壊から救うそれが1人目の女神ドゥルティアなんだ。
これで僕の説明は終わるけど質問があったら言ってね」
キャスカーに説明し終えて緊張からか淹れたての紅茶がすっかり冷めきってアイスティーになっていた!
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