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断罪1

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「キ…キャスカー様そんな見え透いた嘘を付かないで下さい!!
シャルロットがバッカ様に愛されているからってどうしてそんな酷い事が言えるんですかぁ!!
今ならシャルロットに謝って下さるなら許して差しあげますぅ!! 」

「あぁ…シャルロット君は何て慈悲深いんだ…。
君こそが私の未来の王妃に相応しい…。
今まで辛い思いをさせて済まない。」

「バッカ様…。
シャルロットはバッカ様と出会えて幸せ者ですぅ…。
未来の王妃になれる様に頑張りますぅ!!なのでキャスカー様早く謝って下さい…そうしたら未来の王妃であるシャルロットの侍女ぐらいにはして差し上げますぅ!!」

瞳に涙を溜めながらうるうるとして公爵令嬢であるキャスカー・セレス・ルーティアに馬鹿げた事を恥ずかしげも無く言い放った。
パーティー会場はその茶番劇に付き合わされていた。

「ひっ…!!!
バッカ様キャスカー様が睨んで来ますぅ…。
シャルロットこわ~いですぅ~」

とわざとらしく王太子の胸に顔を埋めてキャスカーにしか見えない角度でにやりと勝ち誇った嫌らしい笑みをしていた。
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