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ざまぁされたらやり返す編
25話 赤信号 イラストあり
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「ホアチャーーーーーーーーッ!!!」
独特の掛け声を張り上げながら、フェイフェイは目の前に差し迫ったグリフォンへと踵落としを叩きこみ、一撃でその巨体を沈めた。
彼女はSランクパーティ『グランピングパンダ』の拳闘士兼回復魔法使いである。
グリフォンはBクラスの危険度に認定されているモンスターだが、フェイフェイに掛かれば単体撃破など造作もないことだった。
……単体、であれば。
「……さっすがに、キリないアルね~」
目の前に差し迫っているのは、十万の大軍だ。
その先遣……というか、単に足が速いだけのモンスター、そして有翼のモンスターを相手にしているのだから、そんな弱音も吐きたくなるというものだった。
大暴走が始まってからすでに数十分。『アンペルマン』と冒険者ギルド、そして王国兵士たちは、ナーセの街からほんの少し離れた場所にあるユエル遺跡に陣取り、モンスターの先遣隊を足止めしているのだった。
が、それももう限界が来ているし、本体も刻一刻と差し迫っている。
あと十分もすれば自分たちは、この遺跡ごとモンスターたちの大波に呑み込まれる事だろう。
「おい、来てくれフェイフェイ! けが人だ!」
絶望の未来に冷や汗をかいていると、相棒であるパンダからの声が上がる。彼は遺跡の影へとけが人を引きずり込んでいるところだった。
軽快な身のこなしでそちらへと駆けつけたフェイフェイだったが、
「うっ……」
けが人の様相を見て、顔をしかめることしかできなかった。
「な、内臓も骨もぐしゃぐしゃ……! 無理ヨ、これ。私じゃ直せないアル……!!」
というか、ここまでの負傷者を直せるものなど、王都でも数えるほどしかいないだろう。
「お前、Fランの新入りじゃねーかヨ!? なんでこんな無茶したアル!?」
「あ、はは……すいませっ……げほ、げっほ! ちょっと前、出過ぎちゃって……」
『アンペルマン』に入ってまだ間もない、若い剣士の青年は、息も絶え絶えにそう告げた。
「じ、自分、勇者様に憧れて、い、田舎から出てきたクチで……。そしたら、速攻勇者様辞めるってなって……。かなりへ、凹んだっすけど……。
でも、はは……この戦に、来てくれるって言うから……すげー、嬉しくって、は、張り切っちゃって……ごぷっ!」
その口から吐き出された血の色は、黒。
腎臓付近に大きなダメージが与えられている証左だった。
ここまで来たら、もう……!
「……自分、昔、ゆ、勇者様に、命救われたことあって……それから、ず、ずっと、あ、憧れて、て……。あぁ、くっそ……なにやってんだよ、俺……。
推しに……サイ、ン、も、貰う……チャンスだった、のに……!」
「…………っ!」
やるせない表情で青年の手を握りながら、フェイフェイはパンダをきつく睨み据え、
「おいパンダ! 勇者まだアルか!? 速攻で来るって話じゃなかったのかヨ!?」
「分からん! ……しかし、その飛空艇とやらがどれだけ早いかは知れんが……仮に俺との念話を切った後、すぐに出ていたとしても……」
目と鼻の先には、十万から成るモンスターの軍勢。そして眼下には、瀕死の青年の姿がある。
どちらも、もう、間に合わない。
「クッソが……治癒魔法【エクスヒール】!!」
フェイフェイは青年に膝枕をして、彼の身体に治癒魔法をかけ続ける。無駄とは分かっていても、自分にできることはそれしかない。
そして無駄と分かっていても、青空に向けて叫んでしまうのだ。
「ウーバーどころか、お前も来ねえじゃねえかヨ……!
クソバカ勇者! もうエッチしてやらないアルーーーーーーーーーーッ!!」
──と。
フェイフェイがやけっぱちに叫んだ、そのとき。
「……ん?」
その視線の先に、フェイフェイはおかしなものを見た。
見上げた空にはなにも変わりはない。流れる雲に、はるか遠くを飛ぶ鳥──。
普段となにひとつ変わらない、夕暮れ前のきれいな空なのだが……。
その鳥が、なんかちょっとおかしい。
「ん? ん? ん? ん?」
はるか上空を飛んでいた鳥が、唐突に進路を変え、こちらに向けて飛来……。
いや。
こちらにむけて、落っこちてきたのだった。
「た、退避! 退避退避退避! 総員、物陰かどっかに隠れるアルーーー!!」
フェイフェイは青年を庇いながら指示を出し、周囲の者たちは言われるまでもなくそのように行動した──その直後。
ガドオオォォォォォォォンッ!!
「「「「「「ギゲェエエエエエエエエェッ!!」」」」」
途轍もない爆音と、巨大な土煙。そしてモンスターの先遣部隊の断末魔を伴いながら、黒い鳥は地面へと落下してきた。
凄まじい衝撃波が巻き起こり、それに乗ってモンスターたちの血や臓物が飛び散っていく。
「な、な、なな、なにが、起きたアル……!?」
「新手か!?」
大変スプラッターな光景の中、フェイフェイとパンダはそう言って身構え、落ちてきたその鳥を注意深く観察し……。
それが、鳥などではないことに気づいた。
20メートルを超える巨体と、全身を覆う黒い鋼。
それは魔王四天王から鹵獲した、飛空挺と呼ばれる魔導具だ。
──そして、
「……こんの、クソバカ勇者あああぁぁぁっ! 飛空挺の燃料に【勇装龍気】なんざぶち込んだら、ヤベェ速度が出ることくらい、分かり切ってんだろうがよッ!」
バカッ、と、そのハッチが開くとともに、雄叫びに近いような声が上がり、中から続々と人間がまろび出てきた。
「ぼ、僕じゃないもん! ヒィロさんがやったんだもん! 僕悪くないもん!」
「はああぁッ!? 先輩がやれって言ったんでしょ!?」
「おえ……うえ……。は、はは、速度減退の付与魔法の10枚掛け……初めてやりましたけど、成功するもんですね……。やっぱ人ってこう、命にかかわることあると……おえ、うえ……」
「……ね、ねえ、あたしさ、高度7000メートルで外出て、機体をぶん殴って無理やり軌道修正したんだけどさ……そろそろ、誰かちゃんと褒めて貰っていいかな?」
「ファイフさん、ほんとありがとうございます~……おえ……」
「ファイフさんすごい! 僧帽筋にサイクロプス飼ってんのかい!」
「ファイフさん、ご飯いっぱい食べられて偉いよ♪」
「ファイフ筋肉と脳みそがくっついてる」
「え、ええ~♡ それは褒め過ぎだよぉ~♡」
「……皆さんふざけ過ぎですよ」
と、なんとも緊張感のない会話を展開しながら、自身の作り上げた血の海へと降り立った、その人物は……。
「パンダッダッダッダ!! 遅いぞ、我が主よ!!」
「ほんっとにギリのギリだったネ……。まあでも、やっぱりエッチしてやるアル♡」
──王国最強の勇者、ユーリ・ザッカ―フィールド。
最強の勇者パーティ『アンペルマン』リーダーが、その仲間とともに、戦地へと到着したのだった。
「さて、と……」
ガララ、と、手にした剣を引き抜いた彼は、それを肩に担ぐと、十万の軍勢に身体を向け、
「ここから先は、赤信号だよ」
口の端を僅かに釣り上げながら、そう告げた。
独特の掛け声を張り上げながら、フェイフェイは目の前に差し迫ったグリフォンへと踵落としを叩きこみ、一撃でその巨体を沈めた。
彼女はSランクパーティ『グランピングパンダ』の拳闘士兼回復魔法使いである。
グリフォンはBクラスの危険度に認定されているモンスターだが、フェイフェイに掛かれば単体撃破など造作もないことだった。
……単体、であれば。
「……さっすがに、キリないアルね~」
目の前に差し迫っているのは、十万の大軍だ。
その先遣……というか、単に足が速いだけのモンスター、そして有翼のモンスターを相手にしているのだから、そんな弱音も吐きたくなるというものだった。
大暴走が始まってからすでに数十分。『アンペルマン』と冒険者ギルド、そして王国兵士たちは、ナーセの街からほんの少し離れた場所にあるユエル遺跡に陣取り、モンスターの先遣隊を足止めしているのだった。
が、それももう限界が来ているし、本体も刻一刻と差し迫っている。
あと十分もすれば自分たちは、この遺跡ごとモンスターたちの大波に呑み込まれる事だろう。
「おい、来てくれフェイフェイ! けが人だ!」
絶望の未来に冷や汗をかいていると、相棒であるパンダからの声が上がる。彼は遺跡の影へとけが人を引きずり込んでいるところだった。
軽快な身のこなしでそちらへと駆けつけたフェイフェイだったが、
「うっ……」
けが人の様相を見て、顔をしかめることしかできなかった。
「な、内臓も骨もぐしゃぐしゃ……! 無理ヨ、これ。私じゃ直せないアル……!!」
というか、ここまでの負傷者を直せるものなど、王都でも数えるほどしかいないだろう。
「お前、Fランの新入りじゃねーかヨ!? なんでこんな無茶したアル!?」
「あ、はは……すいませっ……げほ、げっほ! ちょっと前、出過ぎちゃって……」
『アンペルマン』に入ってまだ間もない、若い剣士の青年は、息も絶え絶えにそう告げた。
「じ、自分、勇者様に憧れて、い、田舎から出てきたクチで……。そしたら、速攻勇者様辞めるってなって……。かなりへ、凹んだっすけど……。
でも、はは……この戦に、来てくれるって言うから……すげー、嬉しくって、は、張り切っちゃって……ごぷっ!」
その口から吐き出された血の色は、黒。
腎臓付近に大きなダメージが与えられている証左だった。
ここまで来たら、もう……!
「……自分、昔、ゆ、勇者様に、命救われたことあって……それから、ず、ずっと、あ、憧れて、て……。あぁ、くっそ……なにやってんだよ、俺……。
推しに……サイ、ン、も、貰う……チャンスだった、のに……!」
「…………っ!」
やるせない表情で青年の手を握りながら、フェイフェイはパンダをきつく睨み据え、
「おいパンダ! 勇者まだアルか!? 速攻で来るって話じゃなかったのかヨ!?」
「分からん! ……しかし、その飛空艇とやらがどれだけ早いかは知れんが……仮に俺との念話を切った後、すぐに出ていたとしても……」
目と鼻の先には、十万から成るモンスターの軍勢。そして眼下には、瀕死の青年の姿がある。
どちらも、もう、間に合わない。
「クッソが……治癒魔法【エクスヒール】!!」
フェイフェイは青年に膝枕をして、彼の身体に治癒魔法をかけ続ける。無駄とは分かっていても、自分にできることはそれしかない。
そして無駄と分かっていても、青空に向けて叫んでしまうのだ。
「ウーバーどころか、お前も来ねえじゃねえかヨ……!
クソバカ勇者! もうエッチしてやらないアルーーーーーーーーーーッ!!」
──と。
フェイフェイがやけっぱちに叫んだ、そのとき。
「……ん?」
その視線の先に、フェイフェイはおかしなものを見た。
見上げた空にはなにも変わりはない。流れる雲に、はるか遠くを飛ぶ鳥──。
普段となにひとつ変わらない、夕暮れ前のきれいな空なのだが……。
その鳥が、なんかちょっとおかしい。
「ん? ん? ん? ん?」
はるか上空を飛んでいた鳥が、唐突に進路を変え、こちらに向けて飛来……。
いや。
こちらにむけて、落っこちてきたのだった。
「た、退避! 退避退避退避! 総員、物陰かどっかに隠れるアルーーー!!」
フェイフェイは青年を庇いながら指示を出し、周囲の者たちは言われるまでもなくそのように行動した──その直後。
ガドオオォォォォォォォンッ!!
「「「「「「ギゲェエエエエエエエエェッ!!」」」」」
途轍もない爆音と、巨大な土煙。そしてモンスターの先遣部隊の断末魔を伴いながら、黒い鳥は地面へと落下してきた。
凄まじい衝撃波が巻き起こり、それに乗ってモンスターたちの血や臓物が飛び散っていく。
「な、な、なな、なにが、起きたアル……!?」
「新手か!?」
大変スプラッターな光景の中、フェイフェイとパンダはそう言って身構え、落ちてきたその鳥を注意深く観察し……。
それが、鳥などではないことに気づいた。
20メートルを超える巨体と、全身を覆う黒い鋼。
それは魔王四天王から鹵獲した、飛空挺と呼ばれる魔導具だ。
──そして、
「……こんの、クソバカ勇者あああぁぁぁっ! 飛空挺の燃料に【勇装龍気】なんざぶち込んだら、ヤベェ速度が出ることくらい、分かり切ってんだろうがよッ!」
バカッ、と、そのハッチが開くとともに、雄叫びに近いような声が上がり、中から続々と人間がまろび出てきた。
「ぼ、僕じゃないもん! ヒィロさんがやったんだもん! 僕悪くないもん!」
「はああぁッ!? 先輩がやれって言ったんでしょ!?」
「おえ……うえ……。は、はは、速度減退の付与魔法の10枚掛け……初めてやりましたけど、成功するもんですね……。やっぱ人ってこう、命にかかわることあると……おえ、うえ……」
「……ね、ねえ、あたしさ、高度7000メートルで外出て、機体をぶん殴って無理やり軌道修正したんだけどさ……そろそろ、誰かちゃんと褒めて貰っていいかな?」
「ファイフさん、ほんとありがとうございます~……おえ……」
「ファイフさんすごい! 僧帽筋にサイクロプス飼ってんのかい!」
「ファイフさん、ご飯いっぱい食べられて偉いよ♪」
「ファイフ筋肉と脳みそがくっついてる」
「え、ええ~♡ それは褒め過ぎだよぉ~♡」
「……皆さんふざけ過ぎですよ」
と、なんとも緊張感のない会話を展開しながら、自身の作り上げた血の海へと降り立った、その人物は……。
「パンダッダッダッダ!! 遅いぞ、我が主よ!!」
「ほんっとにギリのギリだったネ……。まあでも、やっぱりエッチしてやるアル♡」
──王国最強の勇者、ユーリ・ザッカ―フィールド。
最強の勇者パーティ『アンペルマン』リーダーが、その仲間とともに、戦地へと到着したのだった。
「さて、と……」
ガララ、と、手にした剣を引き抜いた彼は、それを肩に担ぐと、十万の軍勢に身体を向け、
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