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対峙
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塊との闘いが始まる。僕はこういった類のものに全く耐性がない上に、一応まだ生きている身だ。その僕がすり抜けられるわけがない
ゆらはどう考えているのだろう
「ねえゆら、どうにかこことは別のルート探してみない?」
提案を受け入れてもらわないと困る
じゃないと僕はきっとあの物体に体が引き裂かれてしまう、、
「いけると思うの」
えぇ?!僕はゆらがこんなに頑固だった事も知らなかった
待ってくれ、ぼくはここで死にたくなんかない。ゆらと過ごせるとしても、もっと違った方法で上の世界でゆらと過ごしたい
階段下の鬱血しそうなこの場所に送り込まれたくはないのだ
「じゃあ近くに行くだけ行ってみよう」
ゆらは行くつもりだ。もう、覚悟を決めないといけないようだ
怯えながらそろりそろり近づく
先ほどまでのガーっとしか聞こえなかった音は、たくさんの人の叫び声だった
どうやら不遇な死を迎えた人はこうやって亡くなった後も叫び続けているのだろう
もしかすると樫夜木がこの中にいるのかも知れない。人を裏切り自分を責めて亡くなったあいつがこの中にいると言われたら納得できる
「これを頭にかぶってみてもらえる?」
不思議な布を渡された。恐る恐る頭に乗せてみる。すると、高速で動く人の塊は動いていないし叫んでもいないのだ。ただただ500もの人が涙を流して下を向いている
ゆらにはこう見えているのだ
僕はすり抜けられると言った意味が理解できた。横を通れるだけのスペースがあった
ゆらはどう考えているのだろう
「ねえゆら、どうにかこことは別のルート探してみない?」
提案を受け入れてもらわないと困る
じゃないと僕はきっとあの物体に体が引き裂かれてしまう、、
「いけると思うの」
えぇ?!僕はゆらがこんなに頑固だった事も知らなかった
待ってくれ、ぼくはここで死にたくなんかない。ゆらと過ごせるとしても、もっと違った方法で上の世界でゆらと過ごしたい
階段下の鬱血しそうなこの場所に送り込まれたくはないのだ
「じゃあ近くに行くだけ行ってみよう」
ゆらは行くつもりだ。もう、覚悟を決めないといけないようだ
怯えながらそろりそろり近づく
先ほどまでのガーっとしか聞こえなかった音は、たくさんの人の叫び声だった
どうやら不遇な死を迎えた人はこうやって亡くなった後も叫び続けているのだろう
もしかすると樫夜木がこの中にいるのかも知れない。人を裏切り自分を責めて亡くなったあいつがこの中にいると言われたら納得できる
「これを頭にかぶってみてもらえる?」
不思議な布を渡された。恐る恐る頭に乗せてみる。すると、高速で動く人の塊は動いていないし叫んでもいないのだ。ただただ500もの人が涙を流して下を向いている
ゆらにはこう見えているのだ
僕はすり抜けられると言った意味が理解できた。横を通れるだけのスペースがあった
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