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七章 決戦
23話 謎の石と救助活動
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再生が終わり、邪神が倒れているだろう後ろを振り向くと、邪神が光の粒子となって消えかけていた。
「邪神は死んだら死体すらのこらねぇんだな」
「まぁ……な」
「あ、まだ生きてたのか」
「フッ……もう……死んだも……同然」
「……そか」
「あり……がとな」
「気にするな」
「…………らいせは……おまえとゆう……じんに……なり……た……」
邪神は最後の言葉にそう言いながらその場に青白い宝石を残して完全に消滅した。
俺はその場に残った青白い宝石を拾い上げ鑑定を使ったが詳細が出なかったため、そのまま異次元倉庫に保管した。
「友人か……なれたらいいな」
俺は光の粒子が飛んで行った北の空をしばらく見つめながらそう呟いたあと、ナリュマーへと向かった。
ナリュマーの中にいた魔物は邪神がいなくなった影響でか消滅していたが、建物の崩壊と火災が激しく死体もそこら中に転がっていたため軽く…というかもろ地獄絵図と化していた。
「おーい!!誰か居るかー!!」
「こ、こっちだー」
俺が叫ぶと、右の方向から枯れた声が聞こえてきた。
声の聞こえた方向に向かうと、40ぐらいのおじさんが、下半身だけ建物の下敷きになっており動けない状態になっていた。
「た、助けてくれ!」
「安心しろ。直ぐに助けてやるからな」
俺はおじさんの上に乗っていた家の1部であろうものを退かしておじさんを救助した。
「直ぐに安全な場所に届けてやるからな」
「あ、当てはあるのか?」
「いや……ないが」
「そ、それならギルドに行くといい。あそこは地下があって緊急の避難場所にもなっているんだ」
「分かった。オッサンを担ぐからそこまで道案内お願いできるか?」
「当たり前だ」
返事を貰うと、俺はおじさんを背中に乗せて道案内をしてもらいながらギルドに向かった。
途中、何人かの住民を保護しながら何とかギルドまでたどり着くことが出来た。
「こりぁ……」
しかし、そのギルドは既に崩壊しており、中の壁には血が付着し火がまわっていた。
「ち、地下なら大丈夫なはずだ!」
「そうだといいが」
地下を案内してもらい、そこに向かうと東京ドーム程の巨大なスペースにたどり着き、そこではここの住民であろう人達が身を寄せ合いながら固まっていた。ぱっと見だけでも30万はいそうだった。
「良かった……」
俺は地下も既にダメなんじゃないかと想像していたが、外れてくれたようだ。
「み、ミア!ハーモ!」
「あ、貴方!」
「お父さーん!」
背中に乗っていた男性がそう叫ぶと、固まりの中から2人の女性が駆け寄ってきた。言い方から考えるに3人は親子なのだろう。
「ぁあ、無事でよかった」
「それはこちらのセリフですよ」
「お父さん、怖かったよお」
「ゴメンな、心配かけて。ミアも怖かったな」
俺がおっさんを降ろしてやると、3人は泣きながら身を寄せあった。
「お前らも行け。会いたい人がいるんだろ?」
俺は、途中で救助していた人達にそう言ってやると
駆け足で各々の大切な人を探し始めた。
「おっさん。俺はもう一度外に出て生き残ってるヤツらを救助して来る。ここにいる間は安心だろうが、何かあったらこれを割ってくれ」
俺は目の前で感動の再会を果たしている親子のお父さんの方に透明なガラス玉を渡した。
「ありがとう、本当にありがとう」
「気にするな」
元はと言えば俺がきちんと原因である邪神を倒せなかったのが悪いんだ。
罪滅ぼしとは言えないが、これぐらいはさせて欲しい。
俺はその後、能力を駆使して生き残っているヤツらを救助して周り、その全員を地下へと送り届けた。
その際に、重症を追っていたやつは治癒をしてやり心が病んだ者達には心を癒す魔法を使ってやった。
ナリュマーにいた生き残りを全員救助して回復もしてやったあと、俺はもう一度外に出て消火活動を始めた。
救助をしている際にも消火をしていたのだが範囲が広すぎたため全部は終わらせれなかったのだ。
消化活動をしていると、さっきとは別の地下室を見つけ、その中では20万ほどの国民らしき人たちが身を寄せ合っていた。
その人たちになぜここに地下室があるのかを聴くと、「この国は魔物に襲われることが今までにも何度かあったらしいから国中のいたるところに地下室が設けられているんだ」と説明してくれた。
それを聞いたあとはその地下室を見つけることもしながら消化活動と救助活動をしていった。
見つけた地下室の住民には、「目印を空に出すからそれが見えたら冒険者ギルドまで来てくれ」といっておき、救助の全てを終えたあと、空に赤い発煙弾を打ち上げた。
1分おきに発煙弾を打ち上げていると、ぞろぞろと住民たちが集まりだして総勢で2000万ほどの大人数になった。
最初は全員が悲痛な顔をしたが俺が「グラント王国の公爵しているからお前達をグラント王国で保護する」と言ってやると悲痛な顔が少しだけ和らいでくれた。
ナリュマーを捨てて、俺の即席ゴーレム馬車に国民を全員乗せて俺はグラント王国を目指した。
流石に2000万人分の馬車を一から作るのはめんどくさいため、魔力を使って馬車を創造してそれを使った。
途中、帝国からナリュマーへと帰国していた奴らと出会い現状を説明したあと一緒にグラント王国を目指すことになった。
「………ということがあって今はこっちに向かってる」
俺は野宿の際に人目がない所に行ってミリーナの所に戻ってきていた。
そこで俺はしばらく会えない理由を伝えて、おっちゃんにナリュマーのことを伝えて貰えるようにお願いした。
「もう、あんまり無理しないでよ?」
「いや、無理をしないとダメだ。じゃないと、誰も護れずに終わってしまう」
俺はミリーナの出してくれた紅茶を飲み干して、立ち上がった。
野宿の場所に戻るためだ。
「もう行っちゃうの?」
「あの人たちに何かあったらいけないからな。こっちは頼んだぞ、ミリーナ」
「……うん。気をつけてね」
「ああ、行ってくる」
俺は心配そうに見つめてくるミリーナを心配させるために口付けをした後、転移を使用して野宿の場所に戻ってきた。
ーーーーーーーーー
作者より。
筆記試験やっと終わったー!次は実技だけどまだ時間があるので今後は週一か2週間に1回程度で更新したいと思います!
身勝手な作者ですがこれからも頑張るので応援よろしくお願いします!
「邪神は死んだら死体すらのこらねぇんだな」
「まぁ……な」
「あ、まだ生きてたのか」
「フッ……もう……死んだも……同然」
「……そか」
「あり……がとな」
「気にするな」
「…………らいせは……おまえとゆう……じんに……なり……た……」
邪神は最後の言葉にそう言いながらその場に青白い宝石を残して完全に消滅した。
俺はその場に残った青白い宝石を拾い上げ鑑定を使ったが詳細が出なかったため、そのまま異次元倉庫に保管した。
「友人か……なれたらいいな」
俺は光の粒子が飛んで行った北の空をしばらく見つめながらそう呟いたあと、ナリュマーへと向かった。
ナリュマーの中にいた魔物は邪神がいなくなった影響でか消滅していたが、建物の崩壊と火災が激しく死体もそこら中に転がっていたため軽く…というかもろ地獄絵図と化していた。
「おーい!!誰か居るかー!!」
「こ、こっちだー」
俺が叫ぶと、右の方向から枯れた声が聞こえてきた。
声の聞こえた方向に向かうと、40ぐらいのおじさんが、下半身だけ建物の下敷きになっており動けない状態になっていた。
「た、助けてくれ!」
「安心しろ。直ぐに助けてやるからな」
俺はおじさんの上に乗っていた家の1部であろうものを退かしておじさんを救助した。
「直ぐに安全な場所に届けてやるからな」
「あ、当てはあるのか?」
「いや……ないが」
「そ、それならギルドに行くといい。あそこは地下があって緊急の避難場所にもなっているんだ」
「分かった。オッサンを担ぐからそこまで道案内お願いできるか?」
「当たり前だ」
返事を貰うと、俺はおじさんを背中に乗せて道案内をしてもらいながらギルドに向かった。
途中、何人かの住民を保護しながら何とかギルドまでたどり着くことが出来た。
「こりぁ……」
しかし、そのギルドは既に崩壊しており、中の壁には血が付着し火がまわっていた。
「ち、地下なら大丈夫なはずだ!」
「そうだといいが」
地下を案内してもらい、そこに向かうと東京ドーム程の巨大なスペースにたどり着き、そこではここの住民であろう人達が身を寄せ合いながら固まっていた。ぱっと見だけでも30万はいそうだった。
「良かった……」
俺は地下も既にダメなんじゃないかと想像していたが、外れてくれたようだ。
「み、ミア!ハーモ!」
「あ、貴方!」
「お父さーん!」
背中に乗っていた男性がそう叫ぶと、固まりの中から2人の女性が駆け寄ってきた。言い方から考えるに3人は親子なのだろう。
「ぁあ、無事でよかった」
「それはこちらのセリフですよ」
「お父さん、怖かったよお」
「ゴメンな、心配かけて。ミアも怖かったな」
俺がおっさんを降ろしてやると、3人は泣きながら身を寄せあった。
「お前らも行け。会いたい人がいるんだろ?」
俺は、途中で救助していた人達にそう言ってやると
駆け足で各々の大切な人を探し始めた。
「おっさん。俺はもう一度外に出て生き残ってるヤツらを救助して来る。ここにいる間は安心だろうが、何かあったらこれを割ってくれ」
俺は目の前で感動の再会を果たしている親子のお父さんの方に透明なガラス玉を渡した。
「ありがとう、本当にありがとう」
「気にするな」
元はと言えば俺がきちんと原因である邪神を倒せなかったのが悪いんだ。
罪滅ぼしとは言えないが、これぐらいはさせて欲しい。
俺はその後、能力を駆使して生き残っているヤツらを救助して周り、その全員を地下へと送り届けた。
その際に、重症を追っていたやつは治癒をしてやり心が病んだ者達には心を癒す魔法を使ってやった。
ナリュマーにいた生き残りを全員救助して回復もしてやったあと、俺はもう一度外に出て消火活動を始めた。
救助をしている際にも消火をしていたのだが範囲が広すぎたため全部は終わらせれなかったのだ。
消化活動をしていると、さっきとは別の地下室を見つけ、その中では20万ほどの国民らしき人たちが身を寄せ合っていた。
その人たちになぜここに地下室があるのかを聴くと、「この国は魔物に襲われることが今までにも何度かあったらしいから国中のいたるところに地下室が設けられているんだ」と説明してくれた。
それを聞いたあとはその地下室を見つけることもしながら消化活動と救助活動をしていった。
見つけた地下室の住民には、「目印を空に出すからそれが見えたら冒険者ギルドまで来てくれ」といっておき、救助の全てを終えたあと、空に赤い発煙弾を打ち上げた。
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最初は全員が悲痛な顔をしたが俺が「グラント王国の公爵しているからお前達をグラント王国で保護する」と言ってやると悲痛な顔が少しだけ和らいでくれた。
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途中、帝国からナリュマーへと帰国していた奴らと出会い現状を説明したあと一緒にグラント王国を目指すことになった。
「………ということがあって今はこっちに向かってる」
俺は野宿の際に人目がない所に行ってミリーナの所に戻ってきていた。
そこで俺はしばらく会えない理由を伝えて、おっちゃんにナリュマーのことを伝えて貰えるようにお願いした。
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「いや、無理をしないとダメだ。じゃないと、誰も護れずに終わってしまう」
俺はミリーナの出してくれた紅茶を飲み干して、立ち上がった。
野宿の場所に戻るためだ。
「もう行っちゃうの?」
「あの人たちに何かあったらいけないからな。こっちは頼んだぞ、ミリーナ」
「……うん。気をつけてね」
「ああ、行ってくる」
俺は心配そうに見つめてくるミリーナを心配させるために口付けをした後、転移を使用して野宿の場所に戻ってきた。
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作者より。
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